震源断層とは? わかりやすく解説

震源断層

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 05:33 UTC 版)

伊豆半島沖地震」の記事における「震源断層」の解説

地震により、石廊崎から北西方向へ延び長さ約5.5kmの石廊崎断層出現した破壊過程は約11秒間進行し地震モーメントは7.6 × 1018N・mである。くい違い量は断層面中央付近の数kmより深い領域では1.2m - 3m大きく、浅い領域では断層面南東端付近除いて0.5m以下と小さい。地表出現した石廊崎断層観測され地表地変から、西北西東南東走向北落ちの右横ずれ断層横ずれ量30cm、たてずれ量15cm と考えられるまた、平行して長さ1km石廊崎断層石廊崎断層出現した

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震源断層

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 03:56 UTC 版)

長野県神城断層地震」の記事における「震源断層」の解説

神城断層」を参照 地殻変動データなどから、この地震により破壊した震源断層の長さは約20kmで、白馬村小谷村に跨る総延長約31kmの神城断層北側部分活動した考えられている。また、約9kmにわたって断続的に地表地震断層確認されている。1996年地震調査委員会公表した評価によれば神城断層は約26kmとされていたが、その後の調査により北側にも断層存在示唆する地形重力変化があることが分かり神城断層範囲北側延長する検討行っていた段階だったという。地震後観測され地殻変動余震分布解析から、神城断層の東を併走する小谷中山断層同時に活動していた可能性が高い事が報告されている。 地震調査委員会発生翌日11月23日臨時会開いて地震活動評価発表し、この地震は「神城断層一部活動による可能性が高い」が、今後追加調査により更に検討を行う必要がある報告したこの段階では、神城断層総延長26kmのうち一部分15kmより短い)が動いたとみられていた。約2週間後の12月9日地震調査委員会改め地震活動評価発表し、「神城断層一部とその北方延長活動した」と推定した11月23日信州大学広内大助が行った現地調査では、白馬村大出地区など20か所程度地表地震断層段差褶曲確認された。塩島地区では東側最大で90cm隆起しており、白馬村塩島地区から大出地区にかけて長さ2kmに渡って断続的に分布している。この、塩島地区出現した地表断層姫川第二ダム建設以降生じた洪水により埋没していたため既知断層トレース線上にはなかった。また、東北大学災害国際研究所の調査では更に長く延びていることが確認されており、地表地震断層南神城駅東方から信濃森上駅東方までの総延長約9kmにわたることが確認された。なお、神城三日市場地区以南では、顕著な地表変位出現しなかったとされている。

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震源断層

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 09:44 UTC 版)

天正地震」の記事における「震源断層」の解説

震源断層は判明しておらず、以下の通り幾つかの説がある。岡田 (2011)によって、2010年以前本地に関する地震像研究がまとめられている。 飛騨庄川断層または阿寺断層とする説 養老断層及び伊勢湾断層とする説 これらの断層連動したとする説 養老-桑名-四日市断層帯などの三つの大断層動いたとする説 1998年行われた地質調査では、岐阜県にある養老断層における2つ活動歴確認され最新活動15世紀以降であることから745年天平地震と共にこの断層が震源断層のひとつであった可能性高くなったとされている。 松浦 (2011)は明確に被害大きかった推定されるのは、庄川沿いの谷筋帰雲城)から越中西部木船城)と、濃尾平野南西部長島城大垣城)から琵琶湖北東岸(長浜城)と分かれているとして、1586年1月16日庄川断層帯北部でM7.0±0.2地震が、翌々日18日養老断層その周辺断層帯一部でM7.9±0.1地震発生した考察しており、伊那谷における大規模斜面崩壊養老断層による地震か、或いは本地震の半年前(1585年7月31日)に発生した地震よるものではと推考している。また、松浦 (2012)はフロイスの『日本史』における若狭長浜における津波被害記述については信憑性が低いとした寒川 (2011)は史料による被害地域と、トレンチ調査同年代最新活動見られる断層として、本地震では庄川断層帯阿寺断層帯全体と、養老-桑名-四日市断層帯活動した考察した関西電力ほか (2012)は、フロイス津波被害記述地すべり琵琶湖沈んだ長浜市下坂千軒遺跡であることを示唆しており、本地震によって若狭湾沿岸で町が壊滅するほどの津波発生はなかったとしている。 松岡ほか (2015)は本地震による伊勢湾沿岸及びその周辺での津波発生を示す信憑性が高い史料はないとした

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震源断層

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 00:41 UTC 版)

飛越地震」の記事における「震源断層」の解説

跡津川断層活動した証拠多く調査得られている。しかし、地震の規模断層長の関係式から得られる想定規模(M8クラス)と宇佐見による規模(M7クラス)に乖離生じている。つまり、この地震跡津川断層全体活動ではなく一部セグメント活動であった可能性指摘されている。例えば、片川ほか(2002)は真川流域出現している断層露頭から、19世紀活動痕跡見出す事ができず、跡津川断層東端付近では地表に震源断層は出現していなかったとしている。一方道家(2009)は岐阜県飛騨市神岡町佐古において発見された未報告断層露頭年代測定結果から、飛越地震の際に断層変位生じていた結果得たとして跡津川断層全体活動説を支持している。

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震源断層

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 04:32 UTC 版)

濃尾地震」の記事における「震源断層」の解説

両白山地から濃尾平野北方にかけて位置する濃尾断層帯のうち、根尾谷断層帯、梅原断層帯温見断層北西部活動をした。活動域は福井県境(福井県池田町野尻付近から岐阜県経て愛知県境(可児市古瀬)にまで及び、北北西南南東方向総延長約76kmの断層出現した地表変位両端ほど垂直成分多く中央部では平成分が多くなり、根尾谷断層沿って変位最大で7.6mを記録している。根尾村水鳥(みどり)地区での根尾谷断層上下差6m横ずれ4mにも及び、複数撮影者によって発生直後写真記録されている。それらの写真のうち、世界的に有名な小藤文次郎論文掲載され写真の撮影者には瀬古安太郎小川一真日下部金兵衛など複数の名前が挙げられている。 この地震活動により、福井県付近から岐阜県経て愛知県境の断層加え地表には現れていないものの分岐する岐阜 - 一宮断層など、合計5個の断層動いた仮定する震源モデル提唱されており、合計地震モーメントM0 = 1.5×1020N・m (Mw 7.4) と推定されている。 北北西方向への延長線上には、1948年福井地震引き起こした福井地震断層存在するほか、南南東方向への延長線上は1945年三河地震深溝断層方向同一である。

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震源断層

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 02:40 UTC 版)

鳥取県西部地震」の記事における「震源断層」の解説

発震機構横ずれ断層型既知断層の活動よるものではなく未確認地下断層の活動による地震であった地表には地下変位に伴い複数地割れ現れた。 余震域本震の震源断層に沿って分布し島根県安来市から鳥取県日野郡まで、南南東 - 北北西方向長さ30 km深さは約15 kmまでに分布している。 この地震先行し断層深部延長線上で1989年1990年1997年にはM5程度群発地震活動発生している。また、本震発生の約12時前には、震源域でM1.7が観測されている。トレンチ調査により前回活動は、西暦800年 - 1200年であることが判明した

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震源断層

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 05:52 UTC 版)

筑紫地震」の記事における「震源断層」の解説

1988年大宰府の上土塁調査行っていた久留米市教育委員会によって、上津土塁一部滑り落ちて8世紀後半版築土で修復され痕跡発見された。その後7世紀後半頃の墳砂痕、三井郡北野町(現・久留米市)の古賀ノ上遺跡地割れおよび墳砂痕など続々地震痕跡発見された。 1992年には、水縄断層帯構成する追分断層上にある山川前田遺跡において粘土層と姶良Tn火山灰層(2数千年前)の2m食違い発見された。追分断層トレンチ調査から、25千年の間に3回水縄断層活動と見られる地震痕跡発見され、これらの内最新活動6世紀以降13 - 14世紀以前推定された。この間九州北部顕著な地震記録679年筑紫地震のみであり、周辺地震痕跡7世紀後半集中する事から最新のものは筑紫地震痕跡推定される。この水縄断層系の総延長東西約20km、活動度年間変位0.1 - 1.0mm程度、右横ずれ応力を持つ正断層推定されている。 2015年には、水縄断層上に位置する益生田古墳群(久留米市田主丸町益生田6世紀後半築造)のうちで、円墳4基が筑紫地震による倒壊被害受けたと見られる状態で発見された。

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