養老-桑名-四日市断層帯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/08 03:03 UTC 版)
養老-桑名-四日市断層帯(ようろう-くわな-よっかいちだんそうたい)は、岐阜県西濃地域と三重県北勢地域に跨る逆断層の活断層帯で、養老山地と濃尾平野の境界付近に存在する。養老山地はこの断層の活動による隆起によって、濃尾平野はこの断層の活動による沈降によって形成された(濃尾傾動地塊)[1]。断層の平均変位速度や過去の活動から近畿・東海地方を代表する活断層の一つとされており、極めて明確な変位地形を伴っている。
- ^ a b 桑原 徹 (1968). “濃尾盆地と傾動地塊運動”. 第四紀研究 7 (4): 235 - 247. doi:10.4116/jaqua.7.235 2016年10月26日閲覧。.
- ^ 須貝俊彦・杉山雄一(1998):大深度反射法地震探査による濃尾平野の活構造調査.地質調査所速報、no. EQ/98/1、55 - 65., NAID 10007498293
- ^ 須貝ほか(1998):深層オールコアボーリングの解析による養老断層の活動性調査. 地質調査所速報、no. EQ/98/1、75 - 90.
- ^ a b 須貝ほか(1999b):老断層の完新世後期の活動履歴-1586年天正地震 745年天平地震震源断層の可能性. 地質調査所速報、地質調査所速報 EQ/99/3, 89 - 102, 1999.
- ^ 須貝 俊彦 (2011). “1586年天正地震養老断層震源説を示唆する地形地質学的記録” (PDF). 活断層研究 35: 15 - 28 2016年10月20日閲覧。.
- ^ 鳴橋ほか (2004). “完新世浅海堆積物の堆積速度の変化から見た桑名断層の活動間隔”. 第四紀研究 43 (5): 317 - 330. doi:10.4116/jaqua.43.317 2016年10月26日閲覧。.
- ^ 石村 大輔 (2013). “第四紀後期の伊勢湾西岸地域の段丘形成過程と地殻変動”. 地学雑誌 122 (3): 448 - 471. doi:10.5026/jgeography.122.448 2016年10月26日閲覧。.
- ^ 須貝俊彦・粟田泰夫・下川浩一 (1999a). “三重県・桑名断層及び四日市断層の活動履歴調査” (PDF). 地震予知連絡会会報 61: 455 - 460 2016年10月26日閲覧。.
- ^ 震度データベース検索(地震別検索結果)
- 1 養老-桑名-四日市断層帯とは
- 2 養老-桑名-四日市断層帯の概要
- 3 関連項目
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