養老利紀とは? わかりやすく解説

養老利紀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/05/21 23:44 UTC 版)

ようろう としのり
養老利紀
生誕 1962年(昭和37)3月
日本 大阪府
出身校 京都工芸繊維大学卒業
職業 セイ・テクノロジーズ株式会社
元代表取締役社長
ITアーキテクツカンパニー有限会社
元代表取締役社長
三井情報株式会社
チーフアーキテクト
  

養老利紀(ようろう としのり、1962年3月- )は、日本実業家

セイ・テクノロジーズを設立し、2001年3月から2002年5月まで代表取締役を務めた。

現在は、従業員として三井情報株式会社に勤務。

目次

来歴

1962年3月大阪府に生まれる。

1984年京都工芸繊維大学工芸学部電気工学科を卒業後、株式会社神戸製鋼所に入社し、暫くプラントエンジニアリング関係に携わった後、神戸市向け駐車場案内システムの設計を行い、その後、社内のマッキントッシュネットワークの構築、神戸製鋼所高砂産業機械工場のネットワーク構築等、社内の情報化業務に従事する。

1994年コベルコシステム株式会社へ出向し、大手電力向けNTサーバー導入プロジェクトのコンサルティングを手掛けた後、1995年、Windowsシステム監視ツール「BOM(バックオフィスモニター)」の設計に携わった。1996年㈱神戸製鋼所へ戻り、マルチメディア関連の業務に従事するが、1998年、再びコベルコシステム株式会社へ出向し、「BOM Ver.2.0」を設計、BOM推進室長、事業責任者を歴任し、「BOM」事業を手掛ける。

ところが、バブル経済が弾け、鉄鋼メーカーの多角化経営も終焉を迎える。サーバー監視ツール「BOM」事業も撤退の対象となるが、「これほど容易に扱えるツールはない。導入しているユーザーのサポートはどうするのか」と発起して、BOM事業をMBO(マネジメント・バイアウト)し、起業する決意を固める。[1]そして、日本電気株式会社の協力を得て、MBO(マネジメント・バイアウト)を行い、2001年3月、株式会社セイ・テクノロジーズを設立、代表取締役に就任する。

しかし、2002年5月、代表取締役を退任、専務取締役(Cheaf Technology Officer)に降格、2005年に株式会社セイ・テクノロジーズを退職する。同年7月、ITアーキテクツカンパニー有限会社を設立するものの、同年8月、ネクストコム株式会社(現三井情報株式会社)に入社、従業員として、大阪支店に勤務し、現在は、三井情報株式会社事業開発本部 新事業開発室 チーフアーキテクトを務める。

略歴

1962年3月 - 大阪府に生まれる。
1980年 - 京都工芸繊維大学工芸学部電気工学科入学
1984年 - 京都工芸繊維大学工芸学部電気工学科卒業、㈱神戸製鋼所入社
1994年 - コベルコシステム株式会社に出向
1995年 - Windowsシステム監視ツール「BOM(バックオフィスモニター)」の初期バージョンを設計
1996年 - 株式会社神戸製鋼所へ戻り、マルチメディア関連業務に従事
1998年 - コベルコシステム株式会社へ再出向、「BOM Ver.2.0」を設計し、BOM推進室長に就任
1999年 - Windowsシステム監視ツール「BOM」の事業責任者に就任
2001年3月 - 日本電気の協力を受け、「BOM事業」をMBO(マネジメント・バイアウト)する[2]。神戸製鋼所、コベルコシスムを退職し、セイ・テクノロジーズ設立[3]、代表取締役に就任[4]
2002年5月 - セイ・テクノロジーズ株式会社代表取締役を退任、専務取締役(Cheaf Technology Officer)に降格
2004年1月 - 取締役製品戦略部長に就任
2005年4月 - セイ・テクノロジーズ株式会社を退職
2005年7月 - ITアーキテクツカンパニー有限会社を設立
2005年8月 - ネクストコム株式会社(現三井情報株式会社)に入社、従業員として、大阪支店に勤務[5]
2006年2月 - マイクロソフト「MVP for Windows Server - Management Infrastructure」を受賞[5]
2009年12月 - 三井情報株式会社事業開発本部 新事業開発室 チーフアーキテクトを務める[6]

脚注

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  1. ^ 株式会社BCN 『週刊BCN vol.1056』 (2004年9月20日) 掲載記事 「神鋼でのシステム開発から「BOM」を抱えてスピンアウト」
  2. ^ コベルコシステム㈱ (2001-3-1). "セイ・テクノロジーズ、コベルコシステム、NEC、システム監視ツール「BOM」事業の営業譲渡並びに事業提携に関して". 2009年12月8日閲覧。
  3. ^ セイ・テクノロジーズの社名の由来は、創業者、関田充彦(Sekida)、安藤和明(Andoh)、養老利紀(Yourou)のローマ字の頭文字をとったSAY(セイ)とTechnologyを組み合わせた造語である。
  4. ^ 日経BP ITPro (2001-3-12). "神戸製鋼のシステム子会社が,ソフト販売事業から撤退". 2009年12月8日閲覧。
  5. ^ a b MicroSoft (2006-3-25). "あなたにとってMVPとは? - 「いままでやってきたことが認められた勲章」". 2009年12月15日閲覧。
  6. ^ 日経BP ITPro (2009-12-1). "軽快に動く,使い勝手に優れたHyper-V仮想環境向け監視ツール". 2009年12月8日閲覧。

参考文献

  • 『週刊BCN vol.1056』 株式会社BCN、2004年9月20日。

関連項目

外部リンク





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