かみしろ‐だんそう【神城断層】
神城断層
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神城断層(かみしろだんそう)は、糸魚川静岡構造線断層帯の北端部にあり、長野県北西部の小谷村から白馬村を経て大町市の青木湖、木崎湖に至る南北ないし北北西-南南東方向に延びる東側隆起の逆断層である。南にある松本盆地の松本盆地東縁断層と共に糸魚川静岡構造線断層帯北部セグメントを構成する。
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- ^ 奥村晃史、井村隆介、今泉俊文、東郷正美、澤祥、水野清秀、苅谷愛彦、斉藤英二、糸魚川-静岡構造線活断層系北部の最近の断層活動 -神城断層・松本盆地東縁断層トレンチ発掘調査- 地震 第2輯 1998年 50巻 appendix号 p.35-51, doi:10.4294/zisin1948.50.appendix_35
- ^ 神城断層トレンチ壁面のはぎ取り標本 産業技術総合研究所 地質標本館ミニ見学ツアー 第3展示室
- ^ a b 300年前に大規模地震か 長野北部地震震源断層下に痕跡 中日新聞 記事:2015年3月21日 閲覧:2015年3月30日
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