赤い星座(あかいせいざ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 17:04 UTC 版)
「英雄伝説 軌跡シリーズ」の記事における「赤い星座(あかいせいざ)」の解説
ゼムリア大陸西部に神出鬼没で現れる最強の武力集団で、その起源は中世の狂戦士「ベルゼルガー」の一族にまでさかのぼる。ほぼ全ての団員が一騎当千の力を持つとされ、戦場における単純な戦闘力においては帝国軍や結社の戦闘部隊をも上回る。
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赤い星座
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 01:07 UTC 版)
「英雄伝説 軌跡シリーズの登場人物」の記事における「赤い星座」の解説
《西風の旅団》と並んでゼムリア大陸西部で最強と呼ばれる猟兵団。中世から続く「狂戦士(ベルゼルガー)」の家系であるオルランド一族によって率いられている。 シグムント・オルランド 登場作:「碧」B・『暁』P 声:稲田徹 《赤い星座》の副団長で、団長不在の同団を統率している。隻眼で、筋骨隆々とした赤毛の偉丈夫。《赤の戦鬼(オーガ・ロッソ)》の異名で広く知られ、省略して《戦鬼(せんき)》とも呼ばれる。 団長バルデルの弟であり、ランディの叔父にあたり、ランディに戦い方を教えた師でもある。 来歴 「碧」の前年(1203年)末、バルデルと《西風の旅団》団長のルトガーが三日三晩の死闘の末に相討ちとなり、団長を失った《赤い星座》を引き継ぎ、実質的に団の指導者となる。 「碧」 - 西ゼムリア通商会議でオズボーン宰相と皇族(オリヴァルト皇子)の命を狙うテロリストを「処刑」するよう報酬1億ミラ相当の依頼を受け、娘と部隊を率いてクロスベルを訪れる。その依頼の完了後はディーターたちによって密かに雇われ、彼の指示に従いクロスベル市内の襲撃を行い、ディーターが大統領に就任した後は反乱軍の鎮圧や要所の警備などを担当することになる。 そして最終的には真の黒幕であるマリアベルたちに雇われ、《零の至宝》となったキーアの元に向かうロイドたちの前に立ちふさがる。《碧の大樹》で死闘後、ランディと特務支援課の底力を認め、微笑を浮かべながら気絶する。その後、ロイドたちが最後の領域に行っている間に、外に待機していたガレスたちによってシャーリィとともに回収され、クロスベルから去る。 「閃III」 - 登場はしない。《闘神》を継いでおり、「団長」をしていることが語られている。《赤い星座》そのものは結社の傘下に入ったわけではなく、(シャーリィが率いる分隊はともかく)シグムントが率いる本隊は帝国入りはしていない。 「閃III」 - 登場はしない。世界大戦を前に帝国国外で《赤い星座》の本隊を動かし始めたことが語られている。 プロフィール 年齢:43歳(「碧」) 身長:195cm(「碧」) 人物 《闘神》バルデルと《猟兵王》ルトガー・クラウゼル亡き後は最強の猟兵と自他ともに認めており、アリアンロードからは「人としての域を超えた」強さとまで言われる。武器は《双戦斧(そうせんぷ)》で、巨大な2本の戦斧を左右の手に持って振るう。 彼を知る者からは「人食い虎」と形容されるが、「冷静かつ合理的に、猛き衝動を飼い慣らす」人物であり、猟兵としての行動はあくまで仕事(ビジネス)と割り切った上でのものであり、交渉にも長ける。 団長は《闘神》が継ぐものと考えており、自分やシャーリィは跡を継ぐつもりがないため甥のランディ(ランドルフ)を団長にしようと考えている。 決意の揺れるランディのことは叔父としてそれなりに心配しており、オルキスタワーでテロリストたちを「処刑」したことをランディに責められると、鉄拳をくわえるとともにランディ(特務支援課)がすべきだったことをあえて述べて教訓を与え、契約に反してテロリストの1人は見逃すなど、甥にやや甘い面も見せている。最終決戦では「ランドルフが団長になった後ならクロスベルに肩入れしてもいい」とまで言い、甥を引き入れようとしたが拒否されてしまう。「修羅として生きるしかなかった俺自身と完全に決別する」というランディの決意を聞き、本気で彼を殺して自分が《闘神》を継ぐことで兄への手向けにすると述べ、特務支援課と最後の一戦を演じる。決意も示さず迷う甥の不甲斐なさを会うたびに叱責していたが、最終的に決意を固めたランディが別の道を行くことは認める。 親バカな一面もあり、クロスベル市でのシャーリィの自由行動を許したり、無邪気にしながらも猟兵らしさを失わないところを見てさすが俺の娘だと団員たちの前で誇っていたりしている。虐殺なども日常茶飯事の非合法な仕事を生業としているが、未成年のシャーリィが飲酒や喫煙をすることは許していない。父親としてそういう面のある人物であることはランディやお目付け役のガレスも知っており、シャーリィが葉巻とバーボンに興味を示した時は「(シグムントに)バレたら大目玉喰らう」として二人から自重を促されている。また、マリアベルから娘を引き抜かれそうになった時には苦い顔をしている。 ゲーム上の性能 使用するSクラフトは「クリムゾンフォール」。はるか上空から落下し衝撃波とともに灼熱の業火を拡散させる。ランディの師でもあるためか炎を用いるなど似通った部分がある。 シャーリィ・オルランド 詳細は「#シャーリィ・オルランド」を参照 ガレス 登場作:「碧」B・『暁』P・「閃III」B・「閃IV」B・『創』B 声:織田優成(「碧」)→柳田淳一(「閃III」以降) 連隊長を務め、シャーリィのお守りも担当する猟兵。団を抜けたランディも含めて目上の者に対しては常に敬語でしゃべり、平時は礼儀正しい態度を崩さない。ランディのことは「若」と呼んでいる。 《閃撃》の異名を持ち、ライフルによる狙撃を得意とする。 「閃III」で再登場するにあたって設定画が起こされており、(年齢設定は定まっていないため初老くらいの雰囲気として)衰える体力を知識と経験で補う古参兵のようなイメージで描かれている。 来歴 「碧」 - シグムントらとともにクロスベル入りし、ランディの前に何度か現れる。終盤でマインツ方面に陣を敷き、解放に来たロイドらと交戦する。リーシャやツァイトの動きに対して先手を打って封じ、高所からの狙撃とブレードクーガーの連携で戦いを優勢に進めるが、レジスタンスや狼たちとともに現れたランディの奇襲を受けて得物を壊され、形勢不利と見て撤退する。その際にランディの成長を認める言葉を残している。その後はクロスベル解放戦で強襲してきたツァオたちと戦う。 「閃III」 - 帝国西部に進出したシャーリィに従って、彼女に随伴する。 「閃IV」 - 引き続きシャーリィに従い、パンタグリュエル襲撃などに参加する。 ザックス 登場作:「碧」B・『暁』 声:金光祥浩 かつて猟兵時代のランディの部隊に所属し、彼の右腕として活躍していた猟兵。得物は大剣。現在は副部隊長の地位にいる。ガレスと違い、かつての上司であるランディにも対等の言葉遣いをする(ガレスに対しても)。なお、今でもランディのことを「隊長」と呼んでいる。 「碧」の終盤でランディに敗れた際は、猟兵時代よりも強くなっていることを認め気絶する。今でもランディを仲間と見ているようで、気絶の際には仕掛けられたトラップを告げようとするなど彼の身を案じている。その後はクロスベル解放戦において、ミレイユの率いる警備隊と神狼の連合軍と戦う。 ミンネス 登場作:「碧」・『創』 外国の製菓会社の役員を名乗る中年の男。アルモリカ村を訪れ、村長の息子デリックをパートナーに子会社として「アルモリカ・ハニー・カンパニー」の建設を目指している。 それは偽りの姿であり、その正体は巧みな手腕で土地を騙し取る詐欺師。架空の身分を名乗って投資話を持ちかけ資産を奪い取るという手口を繰り返し用いており、数年前にも帝国でとある男爵にもうけ話を持ちかけて領地と試算を騙し取り、借金を背負わせ領地全てを失わさせている(この時はリドナーという名前を名乗っている)。 結局計画はロイドたちによって阻まれてしまい、逃走の際にはブレードクーガーを放ったことから《赤い星座》と関わりがあるとランディに見抜かれ、御用商人か、資金調達係と見られている(ランディとの面識はない)。 その後、指名手配されたためクロスベルから高飛びしようとするが、プライドが邪魔をして強引な詐欺を働いたことから足が付いてしまい、逃走中にアリアンロードに阻まれて今度こそロイドたちに逮捕される(ただし行動を誤ると逃亡されてしまう)。 しかし、出所後に再び返り咲こうと、同じくクロスベルで過去に活動していた共和国の偽ブランド商と手を組み、輸入物資を利用した詐欺を働くが、事件を察知したダドリーとマキアスによって現場を掴まれ、再逮捕された。 バルデル・オルランド 登場作:「碧」・「閃I」 故人。《赤い星座》の団長で《闘神》の異名を持つ男性。シグムントの兄であり、そしてランディの父であり師でもある。シグムントやランディの話で存在が語られるのみで、キャラクターとしての登場や台詞はない(後に「閃I」において顔グラフィックが明かされた)。 生前は《猟兵王》ルトガー・クラウゼルやシグムントと並んで、最強の猟兵の一人として知られていた。息子に跡目を継がせることを決意していたが、「碧」の物語が始まる前に宿敵である《猟兵王》ルトガー・クラウゼルと一騎討ちを行い、相打ちとなって死亡したということが語られている。 ランディに対しては厳しく容赦のない父親だったが、ランディが脱退した後は言葉には出さなかったものの、「息子を心配していた」とシグムントの口から語られている。
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