西風の旅団(にしかぜのりょだん)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 17:04 UTC 版)
「英雄伝説 軌跡シリーズ」の記事における「西風の旅団(にしかぜのりょだん)」の解説
ゼムリア大陸西部において「赤い星座」と双璧をなす猟兵団。《猟兵王》と呼ばれることになるルトガー・クラウゼルが立ち上げ、自ら団長を務めた。
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西風の旅団
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「英雄伝説 軌跡シリーズの登場人物」の記事における「西風の旅団」の解説
ゼムリア大陸西部で活動していた猟兵団のひとつ。喰わせ者として知られる団長ルトガーに率いられたスペシャリスト集団で、《赤い星座》と並んで最強と呼ばれていたが、団長が赤い星座の団長であったバルデル・オルランドと相討ちになったことにより、かつてのメンバーだったフィーを残してメンバーは離散状態である。しかし解散したという訳ではなく、ゼノやレオニダスの話では「団長を取り戻す」ために活動しているとのこと。 「西風」の読みは初めて音読された「零Evo」では「せいふう」であったが、「閃I」以降のタイトルでは「にしかぜ」となっている。 ルトガー・クラウゼル 登場作:「閃III」B・「閃IV」B 声:大塚芳忠 《猟兵王》の異名を持つ西風の旅団の団長で、フィーの育ての親。年齢は50歳(「閃III」・「閃IV」)。 したたかでクセの強い人物で、トップクラスの猟兵たちをまとめあげたその手腕と戦闘力の高さ、神出鬼没な用兵術から、他の猟兵団からも一目置かれている。あらゆる戦局に対応可能な「バスターグレイブ」と呼ばれる巨大な武器を得物にしており、その実力は《闘神》バルデル、《戦鬼》シグムントと並ぶほどで、最強の猟兵の一人に数えられている。 来歴 若い頃から各地の猟兵団を渡り歩き、気の合う連中と猟兵団《西風の旅団》を立ち上げ、《赤い星座》と並んで西ゼムリア最強と呼ばれるほどの団に一代で育てる。 「閃II」の10年くらい前(1194年頃)、孤児だったフィーを拾い、自分の姓を与えて育てる。5年ほどしてフィーが偶然の結果、実戦を経験してしまい、彼女が団に入る時には渋ったが他の団員に説得されて入団を認める。 「閃I」の前年(1203年)末、対立するクライアント同士に雇われたことで《西風の旅団》は《赤い星座》と交戦することになり、その中で《赤い星座》の団長バルデル・オルランドと三日三晩の死闘の末に相討ちとなり、フィーや団員たちの目の前で息を引き取る。その後、《黒》のアルベリヒが持ちかけてきた取引にゼノとレオニダスが応じたことで、不死者としてよみがえり、《紫の騎神》ゼクトールの《起動者》となる。 「閃II」 - 登場はしない。ゼノ、レオニダスによって生存が仄めかされている。 「閃III」 - サザーラント州で特務実習を行っていたリィンら新VII組の前に現れ、ハーメル村跡に現れた際にはフィーとも再会する。結社が「実験」に使っていた《神機》アイオーンTYPE-γIIを《七の騎神》の1騎である《紫紺の騎神》ゼクトールで破壊し、《起動者》であることも明かす。《黒の工房》に与することからオズボーン陣営として動き、ラマール州では対立する結社側に就いた《赤い星座》の分隊や《紫の猟兵》を牽制する。《黒キ星杯》では、結社がオズボーンの計画に乗ったため、シャーリィとも共闘し、フィー、サラ、アリサの前に立ちはだかる。 「閃IV」 - 雇い主である《黒の工房》のため、相克に向けた下見をしており、候補地のひとつだったハーメル廃村でユウナら新VII組と偶然遭遇して一戦交える。《第三相克》でリィンたちに敗れ、リィンが力を押し留めて消滅させないようにするが拒否し、フィー、ゼノ、レオ、VII組らに別れを言い、満足して消滅する。 人物 飄々としているが抜け目なく、しぶとさとずる賢さと悪運は飛びぬけている。そうした「クセ者」だが、筋は通すという人物。 人懐っこいところのある人物であり、戦場で一戦した後で相手と酒場で出くわして飲んだり、自分を暗殺しにきたゼオを撃退して飲みに誘ったりしている。ラクウェルのカジノでリィンに見つかった時も、敵対関係にあるにもかかわらず気さくに声をかけ、リィンを若干困惑させている。ルトガーに煮え湯を飲まされた人間は数多くいるが、その性格を嫌う人間はあまりいなかったという。 孤児だったフィーの育ての親となり、クラウゼルの姓を与える。フィーには真っ当な生活をしてほしいと願っており、猟兵団に居続けることには最期まで反対し、自分の死をきっかけにフィーが猟兵を辞め遊撃士協会に保護されるよう仕組むため、団員にフィーがサラのもとに行くよう仕向けさせた。 猟兵として「報酬はてめぇ自身の手で掴み取るもの」という考えを持っており、その流儀はフィーにも受け継がれている。 ゼノ 登場作:「閃I」・「閃II」B・「閃III」・「閃IV」B→S・『創』 声:松本考平 西風の旅団のメンバーで独特な方言が特徴的な長身の男。身の丈を超すほどの大型ブレードライフルを使用し、狙った獲物を確実に仕留めるほか、猟兵独自のトラップを駆使した戦術を得意とすることから「罠使い《トラップマスター》」の異名を持つ。34歳(「閃III」・「閃IV」)。 フィー(ならびにVII組)の前には幾度となく立ちはだかるがあくまでビジネスとしてであり、普段はフィーの現状や今後を気にかけている。リィンと会話した際には普段は見せない険しい表情でフィーに手を出していないかレオニダスと一緒にしつこく問い詰め、リィンに「親馬鹿」ぶりを呆れられている。 来歴 「閃IV」の10年前(1196年頃)、ヒットマンとしてルトガーを殺害しようとするが撃退されて飲みに誘われ、所属する組織から追われることになるが、その組織をルトガーが全滅させてしまい、《西風の旅団》に入る。この経緯から、ルトガーのことは親のように慕うようになる。 「閃I」 - レオニダスとともに《四大名門》当主の一人であるカイエン公に雇われ、《帝国解放戦線》とともに貴族連合の一員としてクーデターに参加し、帝都占領に加担し、バルフレイム宮の制圧を担当する。 「閃II」 - 引き続きカイエン公に雇われており、内戦で貴族連合軍に協力している。パンタグリュエルでリィンとアルフィンを取り逃がした後は帝国西部で活動していたが、《煌魔城》顕現に合わせてカイエン港から招集がかかり、VII組を迎え撃つ。 「閃III」 - 復活したルトガーに従い、VII組の前にしばしば現れる(VII組と交戦することはない)。 「閃IV」 - 引き続きルトガーと行動をともにし、《第三相克》でルトガーが敗れて消滅すると、彼のゼクトールの力を継いだリィンらに協力するのが筋だとして、その後は共闘する。 レオニダス(レオ) 登場作:「閃I」・「閃II」B・「閃III」・「閃IV」B→S・『創』 声:磯部弘 西風の旅団のメンバーで眼前の敵を圧倒してしまう程の体躯を持つ大男。全長2アージュを超える巨大なマシンガントレットを武器に、圧倒的なパワーで戦場そのものを破壊し尽くしてしまうことから「破壊獣《ベヒモス》」の異名で猟兵から恐れられている。愛称はレオ。36歳(「閃III」・「閃IV」)。 ゼノ同様、フィーのことは常に気にかけており、かなりの「親馬鹿」である。 来歴 大陸中東部の辺境出身で、七耀石資源に恵まれた土地だったため、それを守る戦士の一族に属している。七耀石資源に目を付けた武器商人が重装備で攻め寄せた際、ルトガーやガルシアらによって里は窮地を救われ、一族の恩義を生涯かけて返すためルトガーに忠誠を誓う。 「閃I」でゲーム本編に登場して以降は常にゼノと行動をともにしており、内容は共通なので、以降の来歴は「#ゼノ」の来歴を参照。 ガルシア・ロッシ 西風の旅団の元部隊長で、団を抜けた後は「ルバーチェ商会」の若頭(本部長)をしている。詳細は「#ガルシア・ロッシ」を参照。
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