艦隊構成とは? わかりやすく解説

艦隊構成

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 16:51 UTC 版)

イギリス海軍」の記事における「艦隊構成」の解説

国への必要性反映し1960年代から艦艇数は減少図られた。しかし、その数は規模としての減少であり、艦艇技術的発展による能力の向上まで加味しているものではない。 1981年国防相ジョン・ノット主導新たな海軍削減開始されたが、翌年フォークランド戦争勃発した当時資源構造から困難ではあったものの、遠征能力沿岸活動能力回復が必要であることが明らかになった。 冷戦の終結は、平和維持活動一環として世界各地展開できる航空母艦が必要であったボスニア・ヘルツェゴビナコソボシエラレオネペルシア湾などがその代表的な事例であったまた、海賊への対策として駆逐艦フリゲート各地派遣必要になった。海軍1990年代から北大西洋における対潜艦向け艦隊から遠征向け艦隊へと転換させるいくつかの建艦計画実施してきた。 潜水艦 イギリス海軍は、イギリス軍唯一の核戦力として4隻のヴァンガード級戦略原子力潜水艦運用している。ヴァンガード級次世代弾道ミサイル潜水艦により2028年頃から代替される予定である。 また攻撃型原子力潜水艦として、トラファルガー級3隻とアスチュート級3隻を運用している。2020年代前半までにアスチュート級を4隻追加建造することによりトラファルガー級を代替する予定である。 航空母艦 現在クイーン・エリザベス級2隻が新世代航空母艦として就役している。計画遅延国防予算縮減により、1番艦の「クイーン・エリザベス」は、売却2番就役後予備役とすることも一時期検討されていた。現在は2番艦の「プリンス・オブ・ウェールズ」とあわせてF-35B ライトニング II運用される予定である。 インヴィンシブル級を基に設計されヘリ空母の「オーシャン」は航空母艦補完していたが2018年退役したクイーン・エリザベス級が同艦の任務後継する。 海軍補助艦隊に導入された4隻のベイ級ドック型補助揚陸艦2006年2007年導入された2隻のアルビオンドック揚陸プラットホーム海軍水陸両用作戦能力強化した水上戦闘艦 護衛艦隊は、フリゲート駆逐艦から構成されており、海軍伝統的な万能艦として更新続けられている。2009年42型駆逐艦からより大型45型駆逐艦との交代開始した45型駆逐艦当初契約12隻が発注されることになっていたが、最終的に6隻の建造となった主な任務対空戦であり、高性能SAMPSONレーダーアスター 15アスター 30ミサイル用いた統合対空システムPAAMS備えている。 2004年変動する世界安全保障を提供(Delivering Security in a Changing Worldするべく国防支出見直しが行われ、国防相ジェフ・フーン23型フリゲート16隻のうち3隻を連続経費削減戦略一環として退役させることを発表し実行移され2011年8月時点13隻が現役である。次世代フリゲートとしてフューチャー・サーフェス・コンバタント (Future Surface Combatant) が計画されているが、このコンセプト未だ承認されていないその他の艦 1990年代初期イギリス海軍遠洋哨戒艦アイランド級とキャッスル級2種類艦級整備した。しかし、1997年にそれらの交代決定された。2001年により大型リバー級3隻が発注されヴォスパー・ソーニクロフト管理下から2013年まで海軍貸与という形で取得した。この関係は、技術的な支援物資保管支援を含む海軍負担縮小する後方支援業務 (Contractor Logistic Support) によって定義された。リバー級クライド改修を受け、2007年7月就役し、フォークランド諸島警戒艦として派遣された。 掃海艦艇にはサンダウン級機雷掃討艇ハント級掃海艇がある。対機艦艇ハント級は従来掃海艇が行掃海具使った掃海機雷能動的に捜索破壊する機雷掃討統合した艦種であり、必要があれば遠洋哨戒任務にも従事する海軍イギリス南極観測British Antarctic Survey)へ提供する専用の艦を委任しており、南極哨戒艦としてプロテクター英語版)が建造された。4隻のヘクラ級は、海洋調査スコット交代した。より大型のローバックはイギリス大陸棚浅瀬調査するその他の調査艦には2002年2003年就役した2隻のエコー多目的艦がある。 航空機 詳細は「艦隊航空隊」を参照 艦隊航空隊Fleet Air Arm)は、イギリス海軍航空機による作戦つかさどる部門である。 イギリス軍では陸上基地運用する対潜哨戒機空軍管轄になっている

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艦隊構成

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 23:10 UTC 版)

ミッドウェー海戦」の記事における「艦隊構成」の解説

南雲機動部隊赤城加賀蒼龍飛龍空母4隻に対し護衛艦霧島榛名戦艦2隻、重巡2隻、軽巡1隻、駆逐艦12隻、油槽艦8隻であった機動部隊300海里(約550km)後方に、大和長門陸奥戦艦3隻、空母鳳翔特殊潜航艇母艦千代田水母軽巡各1隻、駆逐艦22隻の主隊、および伊勢日向扶桑山城の戦艦4隻、軽巡1隻、駆逐艦12隻の警戒部隊からなる山本五十六率い主力部隊、そして、金剛比叡戦艦2隻、空母瑞鳳千歳含む水母2隻、重巡8隻、軽巡2隻、駆逐艦21隻、輸送艦12隻の攻略部隊が続くという編成であった。この編成では当初の予定通りミッドウェー攻略作戦行っていたとしても機動艦隊のみで戦うことになってしまい、後衛主力艦隊は全く役に立たないそもそも一航艦は艦隊全体建制化されていなかったため、南雲中将部隊としての思想統一訓練苦しみ建制化を望んでおり、連合艦隊要望して軍令部必要性認めていたが一航艦では実現せずミッドウェー海戦戦訓取り入れた後継第三艦隊から建制化された。 空母集団使用は、指揮運用が容易でしかも攻撃力集中が可能である利点があるが、攻撃を受ける際に一挙に損害を被る危険性があることが最大の欠点である。海戦後軍令部次長以下と連合艦隊司令部打ち合わせにおいて、問題だった点として「空母団子になっていた」こと(集団使用)が挙げられている。しかし、当時無線電話現状無線封止警戒艦数から見て分散配備は却って不適当であったと『戦史叢書』では指摘されている。また、打ち合わせでは、艦上戦闘機ミッドウェー基地への攻撃隊の援護使い過ぎたこと言及されている。もっとも、第一航空艦隊ミッドウェー基地航空兵力を捕捉撃滅することが主目的であるため、援護に機数を割くのは必要なことであり、連合艦隊承知していたことで所見にすぎない海戦後検討得られ戦訓には、四空母が同一状況となり、戦闘機発着帰還した攻撃隊の収容などの混雑招き第二攻撃隊が発進する前に攻撃受けたので、戦闘機発着する艦を一艦に指定するほうが良いことや、攻撃隊の役割ごとで各艦に区分することが挙げられている。 一航艦の戦力としてミッドウェー作戦参加する予定だった第五航空戦隊は、5月14日に五航戦から珊瑚海海戦戦死者報告があり、その損害あまりにも大きかったので、翔鶴瑞鶴の両艦とも到底次期作戦使えないことが判明した。さらに17日呉基地帰港した翔鶴修理三ケ月は必要であることがわかった。こうして一航艦は3分の1戦力失った状態になったが、延期認められずに実施決定した偵察機能力不足であったフロート付き九五式水上偵察機速力航続力も不十分であり、高速二式艦上偵察機蒼龍に2機用意されたが、まだ試作段階機体であり、液冷エンジン故障多かった

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艦隊構成

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600隻艦隊構想」の記事における「艦隊構成」の解説

600隻艦隊構想15航空機動群、4個水上打撃群以下の艦隊構成された。 そのための艦艇として

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