艦隊復帰
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 16:03 UTC 版)
「アーク・ロイヤル (空母・初代)」の記事における「艦隊復帰」の解説
グラーフ・シュペーが沈んで、アーク・ロイヤルは短期間大西洋に残り損傷を受けた重巡洋艦エクセターをデボンポート造船所まで護衛し、2月に到着した。これに続いて、アーク・ロイヤルは、スカパ・フロー(スコットランドのオークニー諸島の入り江)に向かう前に、物資や人員の補給のためポーツマスに向かった。到着時に同空母は艦爆ブラックバーン・スクアを海軍航空基地ハットン(Hatton)に移し、停泊地の防御を強化した。アーク・ロイヤルは地中海艦隊の訓練を受けるため、1940年3月31日にスカパ・フローを出発し、空母グローリアスと共にアレクサンドリアに向かった。同二空母は4月8日に東部地中海に到着したが、1日後に訓練がキャンセルされた。二隻はジブラルタルに向かい発令を待った。 ドイツ軍は4月9日にヴェーザー演習作戦の一環としてノルウェーに侵攻し海岸の一部を確保し、イギリス海軍が試みたイギリス陸軍部隊の支援は不首尾に終わった。ドイツの航空攻撃は艦船を圧倒し、駆逐艦グルカを沈め、重巡サフォークをほぼ沈めかけた。イギリスの艦船は航空機支援を必要としていたが、ノルウェーの海岸は英陸上機の守備外であった。そのことを痛感した海軍本部は4月16日に地中海からアーク・ロイヤルとグローリアスを呼び戻した。
※この「艦隊復帰」の解説は、「アーク・ロイヤル (空母・初代)」の解説の一部です。
「艦隊復帰」を含む「アーク・ロイヤル (空母・初代)」の記事については、「アーク・ロイヤル (空母・初代)」の概要を参照ください。
- 艦隊復帰のページへのリンク