神聖魔法国「ヴァジュラム」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/09 23:39 UTC 版)
「魔女っ子戦隊 パステリオン」の記事における「神聖魔法国「ヴァジュラム」」の解説
地球とは世界を異にする「魔法次空」にある惑星で、作中における敵勢力である。 D-アーネ(パステルバイオレット) 年齢-14歳 誕生日-12.3月45日 血液型-D型 身長-169cm 体重-57kg 好きなもの-陛下、カツ丼 地上侵攻部隊を率いる指揮官。基本的に頭が悪く、敵からも味方からも良くツッコミをされる。初期はパステリオンが強過ぎるが故に弱く見えていたが、後に「地球結界」によって魔力を持つ者が次元の壁を越える際に抵抗を受ける状態になってもあっさり通り抜けられるくらい魔力が少ない(つまり実際に弱かった)。当初は作戦失敗により新たな幹部が送られる予定だったが、次元の壁の問題でそれが不可能(地球に行けない)となったため、引き続き指揮をとる事となった。 エピソード9で「どくろステッキ」を手に入れてからは、彼女も「変身」が出来るようになった。掛け声は「轟魔力招来!!! 一騎当千 七転八倒 一刀両断 四苦八苦! 黒珠黒衣も麗麗と破軍天破の黒天使!」。変身により数万倍の魔力を得て、砲撃でパステルイエローの「ミラー」を打ち破るまでになった。実はヴァジュラムに征服された少数種族最後の生き残りで、カミーラなどからは「劣等種族のダークカラー」と呼ばれる。また、顔に刻んである魔法文様は魔力を増幅させるための刺青である。いじめられていた幼少時代、初めて優しくしてくれた陛下にただならぬ好意を寄せており、好き(見ていて飽きないという意味で)と言われて沸騰する場面も。睡眠時や気絶時も「陛下」という言葉に反応して目覚める。その後、度重なる作戦の失敗続きと敗北続きにより自己嫌悪に陥るも、心機一転し山篭り修行を開始。発明おじさんをトレーニングコーチに迎えて順調に力を付けていった。その成果の表れが、再び次元の壁を越える際に受けた「凄まじい抵抗」である。 エピソード29において、瀕死の陛下の姿を目の当たりにし、あと3日しか時間が無いと知った事で「自らの身が魔物と化し、二度と陛下に会えなくなろうとも助かりさえすればそれでいい」と覚悟し、禁断のアイテム「闇のカクテル」を口にして超強力な闇の力を取り込み魔力を数万倍にパワーアップさせる。カクテルを口にする直前、発明おじさんに「父親」の姿を見、感謝と謝罪を口にし飛び立っていった。パステリオンの前に姿を現した際、その見た目はウサギの着ぐるみと一体化したようなものとなっていた。最初はパステリオン達に大笑いされるも、パワーアップは本物であり、3人を相手に死闘を演じた。最後はレッドと相打ちになるも、犬の一声で目覚め陛下と再会。口付けを交わし「本来の姿」を取り戻した。 「やさしき光に導かれ… 変われ! 私の体! 変われ 今までの私!!」の声と共に新たな変身を遂げたD-アーネは、実は「異次元のパステリオン」であった。覚醒して最大の敵になる事を恐れた大僧正によって子供の頃にさらわれ「パステリオンを倒すためのパステリオン」という、最大の切り札として使うため洗脳を施されていた。最終的に陛下と結婚するに至る。なお「パステルバイオレット」という名称に関しては、新装版の4巻に記述がある。メタモル=フォーズ エピソード1で使用。鈴希の通う学校の犬瓦先生をモグラに変えた呪文。 ストームオブダークネス エピソード3で使用。鈴希から詠唱前に攻撃される前に唱えられるよう、早口言葉の特訓をして放つ事が出来た呪文。 バリバリメガトン弾 エピソード5~6で使用。文字が浮かぶ球体を生み出し、それを前方に放つ。放った時の様子はビーム砲のように見える。 百蓮竜花雷(ドラゴンロケット) エピソード6で初使用。複数のエネルギー弾を放つ。 邪黒爆竜炎(ドラゴンナパーム)招来 エピソード9で使用。魔法陣で増幅された魔界の爆炎を召喚する魔法だが、D-アーネの力では「地球結界」の影響でタバコに火をつける程度の炎しか出なかった。 超魔竜牙槍(ドラグランス) エピソード9で変身後に使用。イエローの魔法を突き破って見せた。 鬼っ子(オーガ)ボール エピソード10で使用。球体状の鬼を召喚し投げつける。 合体超魔法300m場外ホームラン エピソード10で使用。ゴーレムレンジャーが生み出した魔法球を、D-アーネが特製の赤バットで打つというもの。 蛍火 エピソード30で使用。イエローの見よう見まねだが、こちらは1つ1つが通常の呪文の100倍は威力がある魔法球である。 プロミネンスキャノン エピソード31で使用。太陽に激突した際、そのエネルギーを吸収して「転んでもただじゃ起きんぞ的発想!!」で、砲撃に利用した。その威力は月を木っ端微塵に砕くほど。 D-バスター エピソード31で使用。パステリオン3人の合体魔法「パステルキャノン」と張り合えるほどの超魔法。 ライフリング・キャノン エピソード32で使用。全生命力をパワーに変え、命と引き換えに放つ超必殺兵器。これにより「地球侵略を狙う宇宙人の巨大なUFO艦隊」が5728472隻撃沈された。 デル・デル・ファイア エピソード35で使用。パステリオンとして覚醒した際の試し撃ち程度の呪文だが、レッドが驚くほどの巨大な炎を吹き上げた。ただその際、D-アーネの頭に少しかすっており、若干髪の毛が焼けてしまった。 ドラグランス ドラグーンロケット 新装版4巻に記述されている必殺技。本編には未登場。 E-リーナ エピローグにてD-アーネと陛下の間に生まれた娘で、D-アーネ似。陛下似の子供も居るが、そちらは名称不明。 武装兵 D-アーネの部下で数多くの構成員が居る。一様に容姿はハゲで、額に丸い玉が付いている姿である。上司のD-アーネに負けず劣らず頭が悪いが、D-アーネより良識的な考えを持つ者もおり、時折ツッコミや指摘をする事がある。各々の呼ばれ方は「武装兵への6号」など、ナンバーで呼ばれる。 三下駄犬 犬一号 エピソード11から登場。D-アーネからは基本的に「犬」と呼ばれており、三下駄犬というのもD-アーネが勝手に呼んでいるだけで正式な名称ではない。大僧正により送り込まれた者であり、特殊な左目「邪黒水晶眼」から放つ凶暴化光線でどんな物でも凶暴な怪物に変える事ができる(ゴーレムのみならず、球根なども可能)。なお人間に対して使用した場合は、それをゴーレムに変える事も可能であるが、精神力の強い相手の場合コントロールを受け付けない事もある。 プリマス・ド・ヴォルカイア 神聖魔法国ヴァジュラムの第157代法皇、基本的に「陛下」と呼ばれる。気の弱そうな青年で、大僧正からすれば「飾り物」であり、野望のために存在を利用されている。D-アーネとは幼い頃に出会って以来交友があり、彼女が式典に来ていない事で落ち込んだり、式典後に再会できた事を喜んだりと、好意を寄せている様が伺える。一方で、カミーラのD-アーネ差別発言からかばってやれなかった事に自己嫌悪する一面も。中盤で具合が悪くなり命の危機に陥るも、それはD-アーネを騙すために大僧正が作り出した幻であった。本来の彼は多少虚弱ではあるものの健康体であり、D-アーネに対して「何も言っていない」事が仇となり、大僧正によってD-アーネを騙すためのネタにされてしまった。「飾り物の法皇」でもできる事として、武國殿のマスターキーを外し、大僧正の魔動砲発射を阻止した。直後、再会したD-アーネに気持ちを伝え、口付けを交わした。最終的にD-アーネと結婚するに至る。 カミーラ 陛下に仕える侍女で、D-アーネを劣等種族だと差別し、敵視している。D-アーネに熱湯をかけ「消毒」され、武装兵によって川に沈められた(ギャグ的に)。 アントナン=ギガイル エピソード4から登場。枢機魔法院の大僧正で、D-アーネの上司。冷酷であり「地球の制圧」を目的としてD-アーネに作戦を任せているが、実際は「地球を手に入れた後はどうしようとワシの自由」と、最終的な目的が別の所にある事を匂わせている。その反面頭が悪く細かい一面もあり、報告書の「天気の間違い」を指摘したりもする。終盤では陛下の存在を利用し、D-アーネを思い通りに動かしていた。最終的に「パステリオンとの相打ち」に持ち込み、邪魔者が全て消えるようにも仕組んでいた。また、発明おじさんを犯人役に仕立て上げて陛下を抹殺し、自身が皇帝となるという野望を語った。また、レッドを捕らえて何をするつもりかと聞かれ「Hなこと」と答え、イエローとブルーからぶっ飛ばされるという場面もあった。本当はレッドのエネルギーを利用し、武國殿下部から突き出た魔動砲で地球を破壊する「地球破壊作戦」を最終目的としている。最後は自ら武國殿と一体化し、地球を破壊しようとするも、さすがにパステリオン7人の前にはどうしようもなかった。妖神召喚 エピソード8で使用。醜い化け物を召喚する魔法。カーヴァイスの腕試しに使用した。 妖神召喚 冥王縛刃牙 エピソード29で使用。複数の巨大な爪を持つ目の怪物と、大きな口を持つ化け物を召喚する。 生体コンピューター アシュリー 大僧正に「ディオ=ディナスティア」が滅ぼされた事を、映像と共に伝えた。 黒雷のカーヴァイス エピソード7~8に登場した法軍最精鋭の「甲部隊」の十二羅将が1人。作戦に失敗したD-アーネの処分とパステリオン討伐を命じられたが、地球結界の発動により時空に影響が及び、魔力に対して抵抗が生じたため、行く手を阻まれ黒コゲとなった(ギャグ的に)。クールな美形の青年であるが、D-アーネに対するおしおきとして「おしりペンペン」を命じられた際、顔を赤らめ「やりましょう」などとやる気を見せるむっつりな一面もある。なお作中において他の十二羅将は登場していない。邪黒撃柱雷 エピソード8で使用。大僧正が召喚した怪物を一瞬で葬り去った魔法。
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