深紅(クリムゾン)の処刑人(エクゼキューター)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/25 08:17 UTC 版)
「PEACE MAKER (漫画)」の記事における「深紅(クリムゾン)の処刑人(エクゼキューター)」の解説
コール・エマーソン “銃神”と呼ばれるホープの兄で深紅の処刑人の1人。ホープ同様にスポット・バースト・ショットの使い手で、持っている拳銃(ブラックウィング)はホープとは同型だが銃本体が黒色でグリップが白色、翼のレリーフが黒色など相違点がある。ニコラが住んでいたフェードン村の襲撃にも参加していた。長い黒髪、口の周りを覆う髭が特徴、初期の頃は頭にバンダナを巻いていた。抜き打ちで70ヤード先の鳥を撃ち落とす、ほぼ同時に6発の弾丸を連射するなど作中でも圧倒的な実力者であり、長きに渡りG・O・Dの頂点に君臨し続ける、世界一の“GUNMAN”の称号を持つ男。 第二章ではフィリップ・クリムゾンの跡を継ぎ、世界最大の武器商人となったが、依然としてG・O・Dとの舞台に立ち、挑戦者を自らの手で打ち倒している。 ハンス・ジャイルズ ニコラを連れ戻しに来た深紅の処刑人の1人。ニコラを賭けてグレッグ・リバーと決闘する。防弾服を着込んでおりコール・エマーソンからは、「死や痛みを恐れる木偶の坊」と評されている。グレッグと決闘した後ホープと対決するも、スポット・バースト・ショットでグレッグの弾丸を体内に押し込まれ死亡する。 ゴードン・ヘッケル ニコラを連れ戻しに来た深紅の処刑人の1人。特徴的なスキンヘッドと、民家の二階まで顔が届くほどの巨体の持ち主。異名は「戦場の掃除屋」。現れる時は馬車に乗って移動している場合が多く、エルトンなど仲間をつれている場合もある。 基本的に紳士的であり、ホープと初めて会った時は始めに対話で解決しようとしている。 並外れた怪力を活かし、大型の重火器を主要な武装とする。1章では巨大なガトリングガンを手持ち武器として使い、2章では専用に開発した50口径重機関銃に盾を装着した物を使用している。 エルトン ゴートンの部下である初老の男。基本的にゴードンと行動を共にすることが多く、武器としてレバーアクション式のライフル銃を使う。 登場初期は逃げるカイルを撃ち漏らしたり、ニコラに気を取られている内にカイルから不意打ちを受けて失神するなどあまり目立った活躍はしなかったが、2章以降に登場した際にはアトラの夫であるグッチと共に戦場で戦っていた過去が明かされた上、エイドリアンに飛びかかったバケット特別隊の隊員を空中で射殺するなど高い技量を見せつけた。しかし自身ではとても深紅の処刑人を名乗れる実力では無いと自己評価をしている。 1章ではゴードンのことを「ゴードンさん」呼んでいたが2章では「ゴードン殿」と呼んでいる。 バケット特別隊との戦いでバケットと交戦し、エイドリアンをかばって重傷を負いながらも戦闘を続けるが、最後は刀を突きたてられて致命傷を負い、エイドリアンにアトラがグッチを殺害したと伝えて息絶える。 イアン・ウェンディーズ ニコラを連れ戻しに来た深紅の処刑人の1人。前髪が横にカールしているのが特徴。目元のみを覆う仮面をつけている。爆弾でホープ達が乗る船を沈めようとした。ナイフでの接近戦や爆発物の扱いを得意とし、敵の気配を読む技術にも長けている。“カマイタチ”の二つ名を持ち、小柄な体格を活かした素早い動きで敵を翻弄する。かなりの自信家で粘着質な性格だが、自分の小柄な体にコンプレックスがあり、「チビ」は禁句。そのせいかデカイ物が嫌い。 コールの過去編において明かされた過去ではかつてはクリムゾンと敵対していたゾラ商会に雇われた殺し屋の一人であり、エンペラーガーデンにおいて開催されたクリムゾン主催サミットへの襲撃に参加していたが、ジェシカに追い詰められて戦闘不能に追い込まれ、そこからクリムゾン側に転向した。 コニー・レヴィン 深紅の処刑人の女性メンバー。ショットガン使い。自分の気配を完全に消す技術を持つため、バトルロイヤルのように大勢の人間が入り乱れた状況では敵に自分の居場所を悟られず一方的に攻撃することができ、イコノクラストの大闘技都市(バトルフィールド)では“絶対王者”として君臨している。しかし、通常の決闘のような一対一の状況でも一流の腕を持ち、スウィングショットという技術を用いてショットガンのような長物でも拳銃と遜色ない抜き打ちが可能。夜眼族と呼ばれる一族の血を継いでおり、左目が夜行性動物の目と同じ働きをする。そのため暗闇での戦闘を得意としている。その反面、暗闇以外の状況では前髪で左目を隠さなければならない。 ホープに破れた後に深紅の処刑人を脱退し、自分をはめた者への復讐を目論むが、自分への裏切り行為を許さないフィリップ・クリムゾンにより送り込まれたピーター・エンフィールドにより重傷を負わされる。その後、サンドタルカスにてカイルに助けられ一時ホープ達と行動を供にする。 幼い頃に一族が焼き討ちに会うもニコラの母であるジェシカに命を救われ、彼女の下で深紅の処刑人としての戦闘技術を叩き込まれた。故に彼女に対しては多大な恩義を感じている。 第二章ではニコラの師となり戦闘の手ほどきをした。しかしニコラの相手を殺さないことについては度々注意している。 ジェシカの汚名を返上するためにニコラと行動をともにしながら、ニコラの出生を調べつつ活動。最終的にエンプルトン政権を打倒し、ジェシカの汚名返上を成功させる。 ニコラの成長を見守っていた内に自身の能力が落ちてきていると感じたため、再度イコノクラストの大闘技都市に参加し感覚を取り戻そうとするが、証書目的で参加していた行方不明になっていたホープと戦うことになり、死闘の末、空中で四肢を撃ち抜かれ再起不能にされる。ニコラの成長を見守る過程で能力が落ちていたわけではなく、ニコラの成長スピードが早いがためにそう感じていただけでむしろ自身の能力は向上していたことをホープに見抜かれていた。 その後はカイルの世話になりながら療養を続け、ニコラがG・O・Dへ参加する頃には両腕を動かして食事ができるまで回復している。 ピーター・エンフィールド マウントタルカスに送り込まれた“死の魔術師”の異名をとる深紅の処刑人。その力は一瞬で百人以上の人間を葬り去るとも言われ、フィリップ・クリムゾンの元で数多の功績を残した。グリップにイニシャルをあしらったオートマチック式の二挺拳銃で戦う。本名をピーター・ハンミルといい、ビートと同じサン・ジャシントの出身。エンフィールドとは、リー・エンフィールドという銃の名前から取っており、「この銃のように何の感情も持たず人を殺す道具になりたい」という憧れから。盲人ではあるが、視覚以外の感覚を異状に発達させており、心臓の音や鼠の歩く音、人の気配・感情、空気の流れまで感じ取ることができる。しかしその最強の能力は、あらゆる香料を調合し人間の神経や感覚を麻痺させたりすることが出来る調香、“黒調香師(ブラックパフューマ―)”としての能力である。この能力をフィリップ・クリムゾンに買われ、深紅の処刑人となった。 マロッタ・チェンバレン エンフィールドと行動を共にする、眼鏡をかけた初老の男。エンフィールドの付き人として振舞っていたが、その正体は“風読み”の異名を持つ深紅の処刑人。コニー・レヴィンからも「深紅の処刑人の中でも最も残忍な者の1人」と称される。その実力で、気候や風の流れを予想して都市を一つ燃やしつくしたことがある。実はビートとエンフィールドの故郷、サン・ジャシントの町を黒調香と自らの能力で滅ぼした張本人であり、エンフィールドがビートとの決闘に敗れるとその正体を現し、同じようにマウントタルカスの街も自らの風を読む力と黒調香で滅ぼそうとする。 ガルシア・ハーパー コールの過去編に登場する深紅の処刑人の1人。マフィアの家系生まれで幼いころから殺しの世界で生きてきた男。戦闘では主に二丁拳銃を用い、シンプルかつ華麗に行うことを信条にしている。若いころのコールの腕を高く買っていた一人。ある任務でコールと行動をともにしていた際、ナムの弓による狙撃を受け、戦死する。 シュトル・ウォーレン コールの過去編に登場する深紅の処刑人の1人。ボルトアクション式ライフル銃を使う優秀なスナイパーで世界一の腕を自負している。エンペラーガーデンにおいて開催されたクリムゾン主催サミットにおいて襲撃してきたゾラ商会の殺し屋たちを迎撃するがナムとの狙撃戦の最中、隠密術を駆使して接近してきたギャヴィンに気づかずに刺殺される。 フリッツ・ライナー コールの過去編に登場する深紅の処刑人の1人。深紅の処刑人に加入前は『灰色の怪物』という異名を持つ殺し屋でナイフや銃器など様々な武器を用いる大柄な男。エンペラーガーデンにおいて開催されたクリムゾン主催サミットにおいて襲撃してきたゾラ商会の殺し屋たちを迎撃する際、ボス・バレットに単身挑むも敵わず戦死した。 勝又十三 コールの過去編に登場する深紅の処刑人の1人。赤の国出身で日本刀を武器として用いる剣豪。刀一本で数々の戦場を渡り歩いてきた猛者。エンペラーガーデンにおいて開催されたクリムゾン主催サミットにおいて襲撃してきたゾラ商会の殺し屋たちを迎撃する際、ボス・バレットと最初に交戦するも敵わず戦死した。 シャルル コールの過去編に登場する深紅の処刑人の1人。爆弾使いであり、様々な種類の爆弾を戦闘に用いる。エンペラーガーデンにおいて開催されたクリムゾン主催サミットにおいて襲撃してきたゾラ商会の殺し屋たちを迎撃する。ガストールをコニーと共同で打倒し、イアンを追い詰めるが背後から接近していたボス・バレットに殺害される。
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深紅の処刑人(クリムゾン・エクゼキューター)
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開拓地からやって来た大富豪フィリップ・クリムゾンの抱える私設軍隊。メンバーは皆、開拓地の戦場で人を何人も殺して名を馳せた凄腕の銃士。村の1つや2つは容易に壊滅させる武力を持ち、国営軍に匹敵すると噂される程である。歯向かう者は容赦無く殺す残虐性から評判が悪いが、その強さから誰も逆らうことができない。
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