月面側の機体一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 17:07 UTC 版)
「フレームアームズ」の記事における「月面側の機体一覧」の解説
基本的に地球側の目線で世界観が語られているため、地球側が定めた認識型番を用いる。型番は「Noble Satellite Guard」の略。 XFA-01 ウェアウルフ・スペクター ウェアウルフ(轟雷)が月面側に鹵獲され、研究改修の後に地上に放たれた機体。プラモデルのベースは榴雷・改。 頭部が独自のパーツに覆われ、キャノンをいくつも連結可能なパーツを装備。また、シールドを装備しており、これに射撃・砲撃装備を懸架することで一斉発射が行える固定砲台のような重火力機体となっている。 月面側が、元は地球で開発されたフレームアームズの概念や技術を抽出し始めた機体となった。これにより、月面側でもフレームアームズが開発され始める。 NSG-12α コボルド 長腕で猫背のような座高の低い異様な体格を持つ機体。シュトラウスとともに、ヴァイスハイトの一部機体パーツで構成されている。この体格は、フレームアーキテクトの配置を入れ替えることで実現している。頭部はFaの物に何かをかぶせたようなシンプルなもの。 ウェアウルフ・スペクター以降、月面側の機体として現れたフレームアームズの一つ。傍から見ればザコのように思える外観であるが、1機で複数機を相手にできるほどのポテンシャルを持つ。具体的には武装による射撃戦、背部ブースターを利用した跳躍や機動戦、腕部を駆使した格闘戦など様々。 武装は「PG-005 ビーム・オーブガン」が腕部一体式で最大2門(両腕)。プラモデルとしては通常腕部との選択式。粒子ビームを発射する光学兵器で、連発はしにくいが高い威力を持つ。 なお、コボルドの近くに人がいる画像が確認されており、月面側の状態の謎を深めている。 NSG-25γ シュトラウス コボルドと同様に月面側の機体として出現した陸上鳥型フレームアームズ。ヴァイスハイトの一部機体パーツで構成されている。コボルド同様に、Faのパーツを付け替えて、上記の体格を実現している。 コボルドの半人型と違い、こちらはダチョウのような首長鳥のようなフォルムとなっている。脚部が補助動力を搭載した鳥のような深い逆間接となっており、地上での移動速度は最高250km/hを誇る。ブースターは装備しているが、それを抜きにしても高い跳躍力を持ち、コボルドと同様に複数機体を相手にできる脅威性を持つ。なお、行動はコボルドのフォローを主体とする。 武装は頭部の「EC-003 イオン・ブースター・キャノン」(差し替え可能)。または胴体にある小さな「AW-002 レーザー・バイト・クロー」(両腕。MW-08ランス・ダブルブレード(リニューアルにより廃番)に対応した拡張パーツが付属。また、脚部にはミサイルランチャーをマウント可能(MW-04マシンガン・ミサイルランチャー(リニューアルにより単体版は廃番したがクファンジャルに付属)対応の拡張パーツ) ウィザール ウィザール・カスタム RV-6 ガルツヴァーク NSG-04δ ヴァイスハイト コボルドの一部パーツを上半身と足、シュトラウスの一部パーツを脚部と装甲として構成された人型の月面FA。合体元の機体の外観から一転して左右非対称で主要機体のようなデザインを持つ。プラモデルの企画としてはシュトラウスが変形してヴァイスハイトになるところを、合体機にする提案がなされ、その過程でコボルドが作られることになった(それにより、合体時は余りパーツが発生する)。そのため、単品での発売はないが、下記のヴァイスハイトθ(ヴァイスハイトパーツのみで構成)や合体元2機を収録したアーマーセット(モデラー向け)で販売されている。 コボルドとシュトラウスのついでに確認された月面側のFAで、パーツが前述の二機と共通している上に作戦状況によって数が相関的に変動していたことから、同一パーツを取り付けて臨機応変に立ち回る機体と認識された。この機体の構成上、高装甲高火力で低機動というポテンシャル。当初はコボルド、シュトラウス、ヴァイスハイトのコンビネーションで地球側を追い込むが、後に対策を取られたことで戦力は拮抗もしくは劣勢に追い込まれる。しかし、ある種モジュール化されたパーツ構成から、パーツとアントをベースにいくらでも修復や編成が取れるため厄介となっている。逆に数が多いことを利用して地球側でも鹵獲したうえで研究や流用されるケースも見られる。 武装は、合体元の「APG-005 ビーム・オーブガン」(腕部・背部装備可能)「EC-003 イオン・ブースター・キャノン」(腕部外装型武装)。シュトラウスの補助動力も合わさってエネルギーに余裕ができたことから、他の手持ち武器も含めて大火力を実現している。 なお、当三機の名称は、ドイツで発見された際の行動に由来する。 NSG-04θ ヴァイスハイトθ 真紅色のヴァイスハイト。ヴァイスハイトで使用されるパーツのみで構成されており、下記の武装に合わせて一部の武装パーツがオミットされている。よって、ヴァイスハイトθのみではコボルドとシュトラウスを単機に組むことはできない。ストーリー面でも重要な役割を持つ。 試作型のべリルウェポン「試作型ベリルショット・ライフル」を二丁装備しており、TCSオシレータの恩恵を受けたさらなる火力を発揮する。 NSG-17λ ブラックフード 「コボルド+シュトラウス アーマーセット〈Ver.F.M.E.〉」を使用した公式の作例品。コンセプトはフードをかぶった魔法使い。外装やフレームアーキテクトを組み替えることで、大元の機体郡からは想像もできない少女のような小柄の体格をとっている。 設定上はヴァイスハイト系のパーツで構成された偵察機体。魔法使いの箒のような武装兼機動ユニットを持つ。フレームを使用して背部に接続している。 ズィキス ヴァイスハイトの亜種FA。ヨーロッパ戦線に投入されており、外観形状から「兎」を意味するコードネームが与えられた。 シュトラウスを胴体や頭部などの機体基礎としつつ、腕部をコボルドの大型のものに換装。脚部が文字通り兎を思わせるこじんまりとしたものとなっている。 原型を担当する糸山雄大による公式作例の一つ。 NSG-X1 フレズヴェルク 月面側のフレームアームズの中でも特に脅威とされる可変機構を備えた機体で、TCSオシレーターの原材料と言えるTクリスタルを再現すべくクリアパーツがふんだんに使用されている。当外装に合わせるために、フレームアーキテクトの肩の部分が専用のものとなっている。 「TCS(Tクリスタルシールド)」と呼ばれるエネルギーを発生させる「TCSオシレータ」(べリルユニット)を機体の各部に装備しているため、重装甲に見えない外観にも関わらず攻撃を簡単に通さない防御力を持つ。 また、このTCSはエネルギー攻撃にも応用が可能なため、攻防一体の性能で地球側のFAに損害を与えていく。 さらに、通常状態でも飛行が可能なうえ、航空機状の飛行形態「サイドワインダーモード」に変形することでTCSの特性を利用した高速移動・大気圏突入および離脱を可能にする。 欠点としてはその機体性能をTCSに依存する形で発揮するため、TCSに対する対策を取られると脆いという点で、加えてTCSの特性のため攻撃と防御を同時にすることはできない。そのため、ヴァイスハイトなどの随伴機との連携を前提とする。 主武装は「ベリルショット・ランチャー」を二丁。TCSを弾丸状に発射する武器で、TCSを纏わせることで格闘武器としても応用可能。 NSG-X2 フレズヴェルク=アーテル フレズヴェルクの近接攻撃特化型の特殊機体。 フレズヴェルクの無改造塗装コンテスト「俺ズヴェルクカラーリングコンテスト」で最優秀賞を受賞したカラーリングを採用している。このような経緯があるため、フレームアームズの各ストーリーにも登場する機会が多い。 基本的な機体設計は同一だが、主武装を「ベリルスマッシャー」2本に変更。当武装は変形機構を備えており、威力特化の斧「アックス」、真正面からの間合いを重視した矛「グレイヴ」、死角攻撃の鎌「サイズ」に切り替えることで、目的に合わせて攻め方を変えることができる。なお、TCSオシレーターの面積が広いため、サイドワインダーモードでの飛行速度が上昇している。 NSG-X3 フレズヴェルク=ルフス フレズヴェルクの射撃特化機体。主武装を多く装備したため機動力が低下しているが、その分の大火力を発揮する。固有機のアーテルと違い、こちらは数多くの機体で攻めることがある。 主武装は「ベリルショット・ライフル」4丁。ヴァイスハイトθと同名の試作装備を正式に採用したもので、これを多重装備することで連射力をカバーする。 地球側との交戦で、地球側の肉薄した戦闘の末に当機体が1体ほど鹵獲されたことで、べリルショット・ライフルなどの武装が解析され、地球側の技術が著しく伸長した要因になった。 本製品キット発売と同一期に、フレームアーキテクト改良新型での再発売系統「:RE」シリーズが開始されている。 NSG-XX オルトロス フレズヴェルク以前に試作設計されたとされるプロトタイプ。肩部に装備された大型のガトリングガンが特異なシルエットを形成している。名称は飛行形態時の機種形状が双胴型であることから。ゴールドフレームと呼ばれる特別仕様フレームが使用されており、熱交換効率を上昇させる効果を持つ。なお、TCSオシレータは採用されておらず、大気圏内での飛行能力は有していない。 吉井雅之によるフレズヴェルクの公式作例の一つ。電撃ホビーマガジン5月号に掲載された。 NSG-XM 地球防衛機構による大規模反攻作戦時に月面側が迎撃機として展開したFA。 フレズヴェルクのマスプロダクトモデルと思われる形状で、ゼルフィカール/NEのパッケージに登場している。 NSG-Z0/D マガツキ 鎧武者の外観を持つ月面FA。当作までパッケージデザインを手がけてきたToMoが手掛けている。 下記のドゥルガーと同様に「基体」と呼ばれる軽装形態から、さらに強化外装を取りつける形をとっている。 月面上での重要拠点を防衛することを目的とするFAで、ドゥルガーとのコンビネーション運用をとる。 後述のドゥルガーIと共にToMoによってデザインされた機体。 NSG-Z0/G マガツキ・崩天 NSG-Z0/E ドゥルガーI(アイン) 甲冑騎士の外観を持つ月面FA。プラモデルとしてはマガツキと同コンセプトで、パーツを部分的に異ならせることにより当期の外観になるように設計されている。 月面上での重要拠点を防衛することを目的とするFAで、マガツキとのコンビネーション運用をとる。 前述のマガツキと共にToMoによってデザインされている。 NSG-Z0/K ドゥルガーII(ツヴァイ) ドゥルガーIの武装強化型派生機体中で最も重武装とされている機種。機動性を落とした代わりに攻防の性能を大幅に高めている。大型の両刃剣である「ベルングルスト」が攻撃性能上昇に拍車を掛けた。 キットはドゥルガーIのリカラー+新規追加パーツで構成。デザインは原型機と同じToMoが担当している。 セカンドジャイヴ改 バルチャー改インスト内に登場した、ヴァイスハイトθとグレイヴアームズのパーツを用いてセカンドジャイヴを改造したもの。原型機の変形機構は削除された。「バルチャー改と一戦交えた月側のFA」という設定で元来は特撮用プロップ(小道具)の予定で作られた機体。なお当初は名前はなかったが、コトブキヤのFA公式ブログ内で製作担当の柚木が命名(ユーザサポートを兼ねた記事。泥縄設定のために本機には形式名称はなし)。
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