愛知電気鉄道電3形電車とは? わかりやすく解説

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愛知電気鉄道電3形電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/19 23:16 UTC 版)

愛知電気鉄道電3形電車(あいちでんきてつどうでん3がたでんしゃ)は、愛知電気鉄道(愛電)が1921年大正10年)に導入した電車制御電動車)である。


注釈

  1. ^ 名鉄モ1020形1021・1022(旧電3形デハ20・デハ21)の公称自重は24.69 t[3]
  2. ^ 名鉄モ1020形1021・1022(旧電3形デハ20・デハ21)の座席定員は24人[4]
  3. ^ 『RM LIBRARY187 名鉄木造車鋼体化の系譜 -3700系誕生まで-』 p.44によると、1959年(昭和34年)当時、モ1030形1031を除く全車はWH-646-Jを搭載していたとされる。546-Jと646-Jは定格出力は同一ながら公称定格電流値が異なり、546-Jは92 Aであるのに対して646-Jは108 Aである[4]
  4. ^ a b 多くの資料においてデハ1020形の碧電譲渡後の形式は「デ100形(2代)」とされている[10][11]。しかし、同じく多くの資料において「デ100形(初代)」とされた碧電保有車両の形式称号は公文書の上では「電1形」であり[12][13]、記号番号も101 - 103と「デ」あるいは「デハ」の記号を用いないものであったことが明らかとなっている[12][13]。さらにデハ1020形の譲渡後形式・記号番号についても公文書において「形式称号デハ100」「記号番号デハ101 - デハ104」と記録されている[9]
  5. ^ この連結器換装は電3形・電4形のみならず、当時愛電が保有した鉄道車両全車を対象に実施された[20]
  6. ^ 公文書の上では譲渡車両をデハ1020 - デハ1023の4両としているが[9][13]、後述の通り愛電に残存したデハ1020・デハ1021が郵便合造車へ改造されたとする別の公文書と矛盾する[25]

出典

  1. ^ a b c 「私鉄車両めぐり(87) 名古屋鉄道 終」 (1971) p.64
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『RM LIBRARY187 名鉄木造車鋼体化の系譜 -3700系誕生まで-』 p.10
  3. ^ a b c d e f g h 「私鉄車両めぐり(27) 名古屋鉄道 3」 (1956) p.35
  4. ^ a b c d e f g h i j k l 『RM LIBRARY187 名鉄木造車鋼体化の系譜 -3700系誕生まで-』 p.44
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 「名古屋鉄道の車両前史 現在の名鉄を構成した各社の車両」 (1986) p.171
  6. ^ a b c d e 『日本の私鉄4 名鉄』 p.119
  7. ^ a b c d e f 『名古屋鉄道社史』 pp.163 - 164
  8. ^ a b c 「監督局 第8527号 車輌竣功図表訂正ノ件 昭和2年11月24日」
  9. ^ a b c d 「監督局 第7902号 電車表記替ノ件 昭和3年10月15日」
  10. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 「私鉄車両めぐり(87) 名古屋鉄道 3」 (1971) p.64
  11. ^ a b c d 「600V時代の名鉄西尾蒲郡線 (前編)」 (2009) p.109
  12. ^ a b 「監督局 第1058号 愛知電気、碧海電気相互ニ車輌直通運転ノ件 大正15年8月4日」
  13. ^ a b c d e 「監督局 第2319号 碧海電気鉄道 愛知電気鉄道ニ客車譲渡及同会社所有客車ヲ譲受使用ノ件 昭和3年9月10日」
  14. ^ a b c 「名古屋鉄道の車両前史 現在の名鉄を構成した各社の車両」 (1986) pp.170 - 171
  15. ^ a b 「名古屋鉄道の車両前史 現在の名鉄を構成した各社の車両」 (1986) p.175
  16. ^ a b c d e 「私鉄車両めぐり(27) 名古屋鉄道 3」 (1956) pp.36 - 37
  17. ^ 『RM LIBRARY187 名鉄木造車鋼体化の系譜 -3700系誕生まで-』 pp.34 - 35
  18. ^ 『RM LIBRARY187 名鉄木造車鋼体化の系譜 -3700系誕生まで-』 p.39
  19. ^ a b c d 「監督局 第9105号 愛知電気鉄道客車設計変更ノ件 昭和2年12月13日」
  20. ^ a b c 白井昭 2003年3月9日 知多市歴史民族博物館 ふるさと歴史・文化講座より - 白井昭電子博物館 2015年4月8日閲覧
  21. ^ a b 「監督局 第4809号 車輌番号変更ノ件 大正11年9月30日」
  22. ^ a b 「続 絵葉書が語る 名古屋鉄道前史時代」 (2009) p.86
  23. ^ 『名古屋鉄道社史』 pp.170 - 171
  24. ^ a b 『名古屋鉄道社史』 pp.178 - 179
  25. ^ a b c 「監督局 第1521号 電動客車設計変更ノ件 昭和4年2月25日」
  26. ^ a b 「監督局 第2319号 碧海電気鉄道 電気工事方法変更ノ件 昭和3年7月14日」
  27. ^ 『名古屋鉄道社史』 pp.201 - 202
  28. ^ 『写真が語る名鉄80年』 p.189
  29. ^ a b 「監督局 第290号 電動客車形式、記号、番号変更ノ件 昭和16年1月20日」
  30. ^ a b c 「600V時代の名鉄西尾蒲郡線 (後編)」 (2009) pp.106 - 107


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