名鉄ト400形貨車とは? わかりやすく解説

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名鉄ト400形貨車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 10:13 UTC 版)

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名鉄ト400形貨車
基本情報
総数 26両
運用開始 1914年(大正3年)
消滅 1963年(昭和38年)
主要諸元
車体色
軌間 1,067 mm
全長 6,314 mm
全幅 2,362 mm
全高 1,709 mm
荷重 10.0 t
自重 4.41 t - 4.5 t
軸距 3,048 mm
備考 要目はト407 - ト426(旧・三河鉄道ト100形)のもの
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名鉄ト400形貨車(めいてつト400がたかしゃ)とは、かつて名古屋鉄道で運用されていた木造貨車無蓋車)である。

三河鉄道の10 t積木造無蓋車の2形式(ト90形、ト100形)を同一形式としたものである。そのため、元ト90形である6両(ト401 - ト406)と元ト100形である6両(ト407 - ト426)では詳細が異なる。

概要

  • 元は1914年(大正3年)から1918年(大正7年)に天野製作所で製造された三河鉄道の8 t積木造無蓋車ト60形と9 t積木造無蓋車ト70形である。ト60形は6両、ト70形は20両製造された。1927年(昭和2年)にト60形及びト70形は10 t積木造無蓋車に改造されている。1931年(昭和6年)にト60形はト90形(ト91 - ト96)、70形はト100形(ト101 - ト120)に改番する。1941年(昭和16年)に三河鉄道が名古屋鉄道に合併すると名古屋鉄道に引き継がれ、両形式は統合され、ト400形(ト401 - ト426)に改番される。
  • 側板が低いこともあり、三河鉄道時代から重量物の運搬に用いられ、大浜町新川町高浜町で製造された瓦(三州瓦)や土管、及びその原料の粘土の運搬を行っていた。戦後は東部線及び三河線で運用され、一部は車両部品運搬用となる。東部線の車両は後に西部線に配属される。徐々に両数は減少し1960年(昭和35年)には残り10両となる。1963年(昭和38年)に形式消滅する。

参考文献

  • 清水武・田中義人・澤内一晃『名古屋鉄道の貨物輸送』フォトパブリッシング、2021年。ISBN 978-4-8021-3270-1
  • 小寺幹久『名鉄電車ヒストリー』天夢人、2021年。ISBN 978-4-635-82269-5

脚注





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