名鉄ワム5100形貨車
基本情報
車種
有蓋車
運用者
名古屋鉄道
所有者
名古屋鉄道
改造年
1941年 (昭和 16年)
改造数
7両
消滅
1968年 (昭和43年)
主要諸元
車体色
黒
軌間
1,067 mm
全長
7,774 mm
全幅
2,736 mm
全高
3,730 mm
荷重
15 t
実容積
37.20 m3
自重
8.3 t
換算両数 積車
2.0
換算両数 空車
1.0
軸距
3,960 mm
備考
要目はワム5101 - ワム5105のもの
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名鉄ワム5100形貨車 (めいてつワム5100がたかしゃ)とは、かつて名古屋鉄道 で運用されていた木造貨車 (有蓋車 )である。
7両が存在した。元は尾西鉄道 の木造有蓋車であり、後に元東美鉄道 の木造有蓋車を形式編入している。
概要
ワム5100形貨車は、1941年 (昭和 16年)に元尾西鉄道のワム600形5両(ワム601 - ワム605)を改番し、ワム5100形(ワム5101 - ワム5105)としたものである。1943年 (昭和18年)に東美鉄道が名古屋鉄道に合併すると、名鉄に引き継がれた東美鉄道の木造有蓋車2両(ワム1・ワム2)を編入し、ワム5106・ワム5107としている。そのため諸元が異なる。
尾西鉄道から引き継がれたワム5101 - ワム5105は1924年 (大正 12年)に日本車輌製造 で製造された木造有蓋車である。当初は空気制動を設置していなかったが、昭和20年代に設置している。東美鉄道から引き継がれたワム5106・ワム5107は1928年 (昭和3年)に伊那電気鉄道 で製造された木造有蓋車である。製造当初から空気制動を設置していた。
国鉄直通貨車であり、西部線 で運用された。昭和40年代には4両(ワム5101・ワム5102・ワム5103・ワム5105)が常滑通運[1] の私有貨車となっている。
国鉄の貨物列車の速度がヨンサントオ ダイヤ改正 により75 km/hに引き上げられるのに伴い、ワム5100形はその条件に対応できなかったこと、また、名鉄の私有貨車制度の廃止により、1968年 (昭和43年)に形式消滅となった。
主要諸元
ワム5101 - ワム5105
全長 7,774 mm
全幅 2,736 mm
全高 3,730 mm
荷重 15 t
自重 8.3 t
軸距 3,960 mm
ワム5106・ワム5107
全長 7,792 mm
全幅 2,736 mm
全高 3,733 mm
荷重 15 t
自重 7.8 t
軸距 3,900 mm
脚注
^ 常滑市 鯉江本町に存在した会社。2015年解散。
参考文献
1941年改番 以降の形式称号を掲載。「引継車」は名岐鉄道および被合併会社から継承した車両。「譲受車」は被合併会社以外から購入・譲受した車両。
電車
気動車
客車
電気機関車
蒸気機関車
電動貨車
貨車
事業用車