名鉄ト1形貨車とは? わかりやすく解説

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名鉄ト1形貨車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 21:19 UTC 版)

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名鉄ト1形貨車
ト1形ト15、貨物鉄道博物館に保存のもの
基本情報
車種 無蓋車
製造所 名古屋電車製作所
製造年 1904年(明治37年)~1912年(大正元年)
製造数 34
廃車 2005年(平成17年)12月15日
主要諸元
軌間 1,067mm
全長 6,593mm
全幅 2,590mm
全高 1,708mm
荷重 10.0t
自重 6.0t
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名鉄ト1形貨車(めいてつト1がたかしゃ)とは、かつて名古屋鉄道で運用されていた木造貨車無蓋車)である。

概要

  • 元は瀬戸電気鉄道の貨車ト1 - 10、ト15 - 38であり、1904年(明治37年)~1912年(大正元年)名古屋電車製作所で製造された2軸無蓋車である。製造当初の荷重は7.0tであったが、1922年(大正11年)に改造し荷重は10.0tとなる。1937年(昭和12年)から1941年(昭和16年)にかけて床に鋼板を貼る改造を行っている。
  • 1939年(昭和14年)に名古屋鉄道が瀬戸電気鉄道を合併。1941年(昭和16年)に形式変更によりト1形(1 - 34)となる。1962年(昭和37年)に2両(1・3)が、側板の撤去、回転枕木の設置などの改造を行い10t積長物車チ90形(91・92)となる。
  • ト1形は主に瀬戸線などで運用されていたが、貨物輸送の減少に伴い廃車が進み、最後に残ったのは1966年(昭和41年)に揖斐線に転属した2両(14・15)となった。この2両は黒野検車区に常駐していたが、2005年(平成17年)12月15日に廃車となる。チ90形は1975年(昭和50年)に形式消滅する。

主要諸元

  • 最大寸法:
全長:6,593mm
全幅:2,590mm
全高:1,708mm
  • 自重:6.0t
  • 荷重:10.0t

保存車両

参考文献

  • 清水武・田中義人・澤内一晃『名古屋鉄道の貨物輸送』フォトパブリッシング、2021年。ISBN 978-4-8021-3270-1

脚注

  1. ^ ト1形(1)は、チ90形(91)に改造されているため、この保存車両がト1形(1)かは不明。




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