名鉄ト300形貨車とは? わかりやすく解説

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名鉄ト300形貨車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/20 08:06 UTC 版)

名鉄ト300形貨車
基本情報
車種 無蓋車
運用者 名古屋鉄道
所有者 名古屋鉄道
改造年 1941年昭和16年)
改造数 20両
消滅 1965年(昭和40年)
主要諸元
車体色
軌間 1,067 mm
全長 6,286 mm
全幅 2,438 mm
全高 1,638 mm
荷重 10 t
自重 5.69 t - 6.19 t
換算両数 積車 1.2
換算両数 空車 0.6
軸距 3,140 mm
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名鉄ト300形貨車(めいてつト300がたかしゃ)とは、かつて名古屋鉄道で運用されていた木造貨車無蓋車)である。

概要

  • 元は1922年大正11年)より尾西鉄道が明治時代の貨車を小型有蓋車を改造し、10t積無蓋車とした貨車テト300形(テト301 - テト315)である。1925年(大正14年)に尾西鉄道が鉄道事業を名古屋鉄道(初代)に譲渡すると改造は名鉄に引き継がれ、1927年昭和2年)までに5両(テト316 - テト320)が追加改造され、総数は20両となる。種車となった小型有蓋車は明治30年代から40年代の車両であり、製造会社も松井自動車工作所(松井車両製作所)、日本車輌製造などまちまちであった。1937年(昭和12年)に軸距を2,743 ㎜から3,140 ㎜に改造。1941年(昭和16年)にト300形(ト301 - ト320)に改番する。国鉄直通貨車として運用される。
  • 昭和20年代に5両(ト316 - ト320)が空気制動を設置する改造が行われる。戦後は西部線及び三河線で運用されたが、昭和30年代に国鉄直通貨車からは抹消され、社内専用貨車となる。1965年(昭和40年)に形式消滅した。

脚注

参考文献

  • 清水武・田中義人・澤内一晃 『名古屋鉄道の貨物輸送』フォトパブリッシング、2021年。ISBN 978-4-8021-3270-1 
  • 小寺幹久 『名鉄電車ヒストリー』天夢人、2021年。ISBN 978-4-635-82269-5 



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