名鉄トム1000形貨車とは? わかりやすく解説

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名鉄トム1000形貨車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/22 10:07 UTC 版)

名鉄トム1000形貨車
基本情報
車種 無蓋車
運用者 名古屋鉄道
所有者 名古屋鉄道→日本通運刈谷支店(一部の車両)
改造年 1941年昭和16年)
改造数 20両
消滅 1968年(昭和43年)
主要諸元
車体色
軌間 1,067 mm
全長 8,788 mm
全幅 2,558 mm
全高 2,235 mm
荷重 15 t
実容積 38.65 m3
自重 8.26 t
換算両数 積車 2.0
換算両数 空車 0.8
軸距 3,962 mm
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名鉄トム1000形貨車(めいてつトム1000がたかしゃ)とは、かつて名古屋鉄道で運用されていた木造貨車無蓋車)である。

概要

  • 元は1929年昭和4年)に日本車輌製造で製造された愛知電気鉄道の15 t 積木造無蓋車トム1000形(トム1000 - トム1019)である。空気制動が当社から設置されており、国鉄直通貨車であった。1935年(昭和10年)に名岐鉄道と愛知電気鉄道が合併し名古屋鉄道が発足すると、全車が名古屋鉄道に引き継がれる。1941年(昭和16年)にトム1000形(トム1001 - トム1020)に改番する。
  • 戦後は東部線で運用された後、三河線で運用された。トム1020は、操作室の設置、あおり戸の裾部に鋼板を設置するなどの改造を行い、砂利散布車の試験車となっている。この試験車のデータがホ1形に生かされたという。昭和40年代には一部が日本通運刈谷支店の私有貨車となっている。
  • 国鉄の貨物列車の速度がヨンサントオダイヤ改正により75 km/hに引き上げられるのに伴い、トム1000形はその条件に対応できなかったこと、また、名鉄の私有貨車制度の廃止により、1968年(昭和43年)に形式消滅となった。

脚注

参考文献

  • 清水武・田中義人・澤内一晃 『名古屋鉄道の貨物輸送』フォトパブリッシング、2021年。ISBN 978-4-8021-3270-1 
  • 小寺幹久 『名鉄電車ヒストリー』天夢人、2021年。ISBN 978-4-635-82269-5 



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