仏手柑とは? わかりやすく解説

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ぶしゅ‐かん【仏手×柑】

読み方:ぶしゅかん

マルブシュカン変種。実は先端が手の指のように分かれる観賞用。てぶしゅかんぶっしゅかん。《 冬 花=夏》

仏手柑の画像

ぶっしゅ‐かん【仏手×柑】

読み方:ぶっしゅかん

ぶしゅかん(仏手柑)


仏手柑

読み方:ブシュカン(bushukan), ブッシュカン(busshukan)

ミカン科常緑低木


仏手柑

作者山本一力

収載図書牡丹酒―深川黄表紙掛取り帖 2
出版社講談社
刊行年月2006.9


ぶっしゅかん (仏手柑)

Citrus medica var. sarcodactylis

Citrus medica var. sarcodactylis

Citrus medica var. sarcodactylis

Citrus medica var. sarcodactylis

インド原産熱帯果樹シトロンC. medica)」の変種です。高さは3~5メートルになり、葉腋には短いあります一年通して淡紫色帯びた白色の花を咲かせます果実は房状になり、合掌している仏様の手のように見えます中国では漢方薬として、また砂糖煮にも利用されます。
ミカン科ミカン属常緑低木で、学名Citrus medica var.sarcodactylis。英名は Buddha's hand citron
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仏手柑

読み方:ブシュカン(bushukan), ブッシュカン(busshukan)

ミカン科常緑低木薬用植物

学名 Citrus medica var.sarcodactylus


仏手柑

読み方:ブッシュカン(busshukan), ブシュカン(bushukan)

レモン似て大型表面淡黄色先端掌状分岐して奇形を示す。主として観賞用に栽培

季節 秋、冬

分類 植物


ブッシュカン

(仏手柑 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/21 23:30 UTC 版)

ブッシュカン
ブッシュカン "closed hand" form
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: ムクロジ目 Sapindales
: ミカン科 Rutaceae
: ミカン属 Citrus
: シトロン C. medica
変種 : ブッシュカン var. sarcodactylis
学名
Citrus medica var. sarcodactylis
和名
仏手柑(ブッシュカン、ブシュカン)
英名
Buddha's hand

ブッシュカン(仏手柑[1]学名: Citrus medica var. sarcodactylus)は、ミカン科ミカン属の常緑低木樹で、「カボス」「ユズ」などと同じ香酸柑橘類の一種である。レモンと類縁のシトロン変種で、名前の由来はブッダ(仏陀)の手という意味。

なお、高知県四万十川流域で栽培されている「ぶしゅかん」は、同じ香酸柑橘類の「餅柚」と呼ばれる品種であり、緑色で球状の果実である。ブッシュカンと区別するため、ひらがな表記としている。ブッシュカンを手仏手柑[2]、ぶしゅかん(餅柚)を丸仏手柑(シトロン)と区別する場合もある。

安徽省鳳陽県には観音菩薩が当地の人たちを懲らしめるために化け自ら切り落とした美女の手と言われている。

特徴

インド東北部原産。果実は芳香があり濃黄色に熟し、長楕円体で先がのように分かれる。名称はその形を合掌する両に見立て、「の手」と美称したもの。学名とは別に、英語では「Buddha's hand」「fingered citron」とも呼ばれる。

利用

主として観賞用に栽植されるが食用に利用されることもある[3]。観賞用では茶の湯の席の生け花に用いられることも多い[3]。正月飾りにする地域もある[3]

食用にもするが身が少ないので生食には向かない。一般的に砂糖漬けなどで菓子にしたり、マーマレードにするほか[1]、乾燥させて食べる地域もある[3]

また、果皮を乾燥させたものは枸櫞皮(くえんひ)と呼ばれ、芳香薬や矯味剤、矯臭剤に用いる[4]。また、枸櫞皮から枸櫞油(くえんゆ)と呼ばれる淡黄色で苦みと匂いのある精油がとれ、矯味剤、矯臭剤に用いる[4]

日本での収穫量は2010年の「農林水産省特産果樹生産動態等調査」によると5.0トンで全て鹿児島県での収穫量となっている[5]。この「農林水産省特産果樹生産動態等調査」特産果樹生産出荷実績調査は2007年(平成19年)から50a以上栽培されている地域が対象となっており[6]、他に和歌山県などでも栽培されており京阪神や関東などにも出荷されている[3]

文化

神話・伝承

主に中国で佛手瓜の名称でその伝承が伝えられており、翻訳の間違い、若しくは実際に佛手瓜の伝承なのかは不明。

佛手瓜と桑蓮の伝説。[7]

1つは安徽省・鳳陽県、明の建国皇帝である朱元璋の故郷が舞台となり。観音菩薩に命じられた呂洞賓が美女に化け、最終的には美女の手、佛手瓜だけが残される。

2つ目は現在の湖北省北部に位置する、開元寺(三連古地)、黄と言う裕福な男の庭園での物語。済公と言う高僧に良く似た旅の僧侶が尋ねて来る事から始まり、僧侶が庭園の寄付を請い、庭の桑の木に白蓮の花を咲かせ庭園が寄付されたとの伝承。

佛手瓜の伝説。[8]

1つは南北朝時代、北周王朝の妙善公主の伝承。心優しい三女が仏の道へ向かおうとするも、王であり父親は許す事が出来ず追い詰めるが、公主は仏門へ。そうして月日が経ち王が病に伏すと、妙善は自らの手を切り落とし佛手瓜に変え、父親へと差し出し命を落とす。そして改心した父親は妙善の像を作らせるが、どうした事か出来上がったのは、観世音菩薩の像でした。

関連項目

脚注

  1. ^ a b 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編『かしこく選ぶ・おいしく食べる 野菜まるごと事典』成美堂出版、2012年7月10日、191頁。ISBN 978-4-415-30997-2 
  2. ^ ぶしゅかんってなに四万十ぶしゅかん(2018年3月28日閲覧)
  3. ^ a b c d e 茶席の生け花に珍重 仏手柑の収穫始まる”. 紀伊民報. 2020年12月1日閲覧。
  4. ^ a b 新村出 編『広辞苑』(第六版)岩波書店、東京都千代田区一ツ橋2-5-5、2008年1月11日、785頁。ISBN 978-4-00-080121-8 
  5. ^ 農林水産省特産果樹生産動態等調査2013年7月23日閲覧
  6. ^ 特産果樹生産動態等調査の概要”. 農林水産省. 2020年12月1日閲覧。
  7. ^ 佛手瓜與桑蓮的傳說”. 大紀元. 2025年1月21日閲覧。
  8. ^ 佛手瓜和观音菩萨有什么关系? 佛手瓜的传说(一)より”. 百度百科. 2025年1月21日閲覧。

仏手柑

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/16 04:49 UTC 版)

野島康三」の記事における「仏手柑」の解説

1930年作。果物の仏手柑を写した静物写真。172mmx275mm、ブロムオイルプリント。本作品の影響元に森村泰昌氏が作品(フィンガー・シュトロン(ノジマ1-4)を作成している。

※この「仏手柑」の解説は、「野島康三」の解説の一部です。
「仏手柑」を含む「野島康三」の記事については、「野島康三」の概要を参照ください。

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