ヒギンズ三世(父)側血縁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 13:44 UTC 版)
「パタリロ!の登場人物一覧」の記事における「ヒギンズ三世(父)側血縁」の解説
おばあちゃん パタリロの祖母。姓名不明。マリネラ王国太皇太后。88歳。 学生時代に魔神が封印された瓶を拾う。その魔神の指示に従ってマリネラに留学しオッターモール2世に見初められ結婚。長男ヒギンズ3世を始めとする18人の子をもうけた。 現在は三男カシスが興した会社の経営を補佐するためアメリカに住んでいる。魔神の指示通りの行動であまりにも人生が順風満帆で、いつ魔神の気まぐれで手痛いしっぺ返しを食らうか分からないと内心怯えながらストイックに暮らしていた。しかし不安が杞憂と分かると、今まで自己を抑圧してきた反動で変節、世界中を遊び回る旅に出てしまいパタリロを幻滅させる。 マデリーン パタリロの従姉妹。ミリオネア公国王女。14歳。パタリロの叔父がミリオネア公国女王との間にもうけた一人娘で、パタリロ幼少時の良き遊び相手だった。容姿端麗な美少女でパタリロの初恋の相手でもあり、パタリロの女性の好みは彼女によって形成されたと言ってよく、パタリロはマデリーンに似た少女にたびたび好意を寄せている。 カスタム伯爵夫人 パタリロの叔母。先代国王ヒギンズ3世の末の妹。本名もしくは愛称がハーネス。 兄弟の中でも一番もの静かで教養豊かな貴婦人(パタリロの評価より)。 パタリロに外見性格そっくりな12人の子供(一卵性多産児)の世話に追われ育児ノイローゼ気味。 12生児 叔母ハーネスの子供。性別は不明。容貌は赤子の頃のパタリロ8世そのままである。幼児ながら高い知能を持ち、プラスチック製トランプカードを噛みまくりプラスチック爆弾を作り出す。身体能力も突出しており歩くよりも速い這い這いが出来、ひとたび分散させてしまうと12人まとめて一つの場所に落ち着かせるのに数時間から10日かかるという暴れぶりで周囲の大人を振り回している。 ヨタリロ パタリロの従兄弟で、サン・ミゲル公国の大公の息子。パタリロの長所と短所(特に短所)をパワーアップさせたキャラクターである。 ヨタリロというキャラクターの名前は本作『パタリロ!』連載前の初期プロットの時点で存在していた。当初の予定ではパタリロ・ヨタリロ・マッタリロの3人を(三つ子という設定で)主役にするつもりであったのだが、最終的にその三つ子の性質を全てパタリロという一人に集約させて本作は誕生した。ここで解説しているヨタリロは初期プロットのヨタリロとは別キャラクターであり、名前だけが流用されたものである。 体型はパタリロと同じだが、髪の毛は黒のオールバックで、黒いスーツとサングラスを身につけている。喋る時に舌を出しているのも特徴の一つ。 12歳にして博士号を取得しており、コンピューターのエキスパートというパタリロに匹敵する頭脳の持ち主。しかし、パタリロ以上にがめつい上に盗癖があり、金になると思ったものは何でも盗んでしまうが、時にその守銭奴ぶりが祟って窮地に陥ったり敵の罠に気付かない事も。戦闘能力も高く、多種多様な爆発物と投擲用のナイフを所持、前述のスーツの上着には閃光弾を仕込んであり、これらを駆使して下記の機密を無理矢理奪おうとした諜報組織のメンバーを返り討ちにしている。 登場したエピソードでは英国空軍が募集した「気象衛星の軌道プログラミング」の広告に応募し、報酬を前金で受け取った後に現地に向かいプログラム作業に入ったが、複雑な軌道計算からそれが軍事衛星と気付くや否や、英国政府を出し抜き、その機密を複数の諜報組織に同時に売ろうとして騒動を起こした。結局、いずれも強引に機密を奪おうとした諜報組織に嫌気が差し、英国に機密を返す見返りに報酬を得ようと接触した際、不意を突かれて麻酔針を打たれて昏倒し危うく射殺されかけたが、パタリロの連絡を受け駆け付けたバンコランによって救助され事無きを得た。帰国の際は、MI6のバンコランの机を売ろうと盗んで持ち帰っている。 また、パタリロによると元々「関係のないところでトラブルを起こす」らしく、以前にニューヨークで宿泊していたホテルにて、故障した部屋のテレビを修理するために呼んだ修理工の態度に腹を立て、発電所のコンピューターをハッキングして大停電事故を引き起こしている(この時の莫大な賠償金を大公が支払えなかったため、パタリロが肩代わりする羽目になった)。 マッタリロ ヨタリロと同じく、初期プロットの3人の名前が流用されたパタリロの従兄弟で、パタリロの長所と短所(特に短所)をパワーアップさせたキャラクター。 パタリロとは逆にほっそりとした体型だが、パタリロ以上の大食漢で、口に入る大きさの物ならゴキブリでも何でも食べてしまう。 パタリロが偶然作った透明薬を飲んで透明人間になったところをタランテラに誘拐されたことがある。 ボニー・クライド・アイゼンバッハ パタリロの異母兄。前国王ヒギンズ3世の隠し子である。アイゼンバッハは養父の姓。 12歳にして化学・数学・量子力学の3部門においてノーベル賞を受賞した、容姿はもちろん頭脳・身体能力あらゆる面でパタリロを上回る超天才少年。パタリロでさえ開発を断念した幻のダブルゴキブリ走法を完成させ、ガラクタから高性能ロボットを創りあげた。 ヒギンズ3世の遺言状による正式な認知を受けており、パタリロよりも上位の王位継承権保持者であるが、極限状況下における精神力ではパタリロに劣ることを自ら認め、継承を放棄した。 ギイ ヒギンズ3世の5番目の妹でヒルダン公国の伯爵に嫁いだエミリアの三男。成績優秀、スポーツも得意な美少年だが、ひと言多い性格で余計なことを言っては常に人々を怒らせてしまっていた。この性格は若い頃のヒギンズ3世に似ているという。パタリロには名前を覚えられていない。 アリスウェイド・フォン・ユリシーズ4世 パタリロの従兄弟。ユレイン公国第一皇子。非常に高い知性と身体能力を兼ね備えた人物だが傲慢な性格で周囲の人間を見下しており、前途を案じたユレイン国王の依頼を受けたパタリロによって記憶を封鎖され、人造人間と思い込まされて強烈な劣等感と疎外感にさいなまれながらタマネギ部隊の見習い隊員として1年間過ごした経験を経て、素直で謙虚な性格の好人物へと変貌を遂げた。 その他、無数の親戚、未登場の異母兄弟がいる。
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