ノヴィス・ノア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 06:42 UTC 版)
伊佐未 勇(いさみ ゆう) 声 - 白鳥哲 本作の主人公。オルファン内で家族と共に暮らしていたが、彼らの主張に疑問を持ち、密かに調整していたブレン(ユウ・ブレン)でオルファンを出奔した後、比瑪と接触したことがきっかけでノヴィス・ノアに居つき、部隊の主力となる。思春期と複雑な家庭環境から神経質で自己中心的な面があり、当初は周囲と馴染めなかった。比瑪やクマゾーたちの無邪気さに触れる中で落ち着き、家族内の対立という狭い問題から、人類と地球を救うという大きな問題に目を向けることができるようになる。リクレイマー時代にコンビを組んでいたカナンを説得してノヴィス・ノアに寝返らせるが、その後はジョナサンやシラー、クインシィといったかつての仲間や肉親との戦いを続けていく。比瑪との関係においては挨拶と称して自らキスするなど積極的な反面、なかなかうまくかみ合わず擦れ違うが、戦闘においては最高のパートナーとして能力を発揮する。ほとんど全編を通し、白いハイネックのシャツに青いジャケットというスタイル。 宇都宮 比瑪(うつみや ひめ) 声 - 村田秋乃 本作のヒロイン。天真爛漫な性格で誰からも愛される少女。ほとんど全員から「比瑪ちゃん」と呼ばれる。ブレンやオルファンのような無機生命体を人間同様に扱い、意思疎通ができる不思議な少女。孤児院でクマゾーらと暮らしていたが、ヒメ・ブレンのリバイバルに立ち会い適任者となる。その後ノヴィス・ノアの乗員となり、勇とノヴィス・ノアとの繋がりを作った。両親と死別しているが、孤児院で親代わりとなった教師らの許、屈折したところのない明るく逞しい少女に育っている。孤児院ではクマゾーら年少者の世話をしていたことから、面倒見がよく世話好きで、時として過干渉だが、そんな彼女の持つ優しさが、不幸な過去を背負い孤立しがちな勇をはじめとするノヴィス・ノアの人々を支えた。恋愛に奥手で子供じみた所があるが、感情をストレートに表現できる。服装には頓着がなく、Tシャツに作業ズボンが基本。 アノーア・マコーミック 声 - 磯辺万沙子 ノヴィス・ノア艦長。部下や乗務員をまとめる厳しい性格。ジョナサンの母(精子は精子バンクのような所からの提供)だが、仕事にかまけて交流が乏しかったため心が通い合わず、生き別れになっていた。彼女自身はジョナサンを気にかけていたが、ジョナサンが潜入してきた際に心情をぶつけられ、精神的に不安定になり、最後は半ば自暴自棄になって自らプレートの捕獲を試みた際、プレートの暴走に巻き込まれ行方不明となる。 カナン・ギモス 声 - 朴璐美 元リクレイマー。オルファンでは勇とコンビを組んでいた。勇を追い、オルファンへ連れ戻そうとするが、裏切りと判断されてシラーに撃墜され、比瑪に助けられノヴィス・ノアに投降する。勇とはパートナー以上の関係だったことが示唆されるが、勇は恋人ではないと否定している。両親から望まれて生まれてこなかったという境遇が枷になり、自分の殻に閉じこもる場面もあった。しかし勇を突き放してラッセの好意を受け入れ、自らの生を見つめ直してゆく。勇に対し姉のように振る舞うため、比瑪との三角関係には発展しなかった。双子のブレンと出会ったことで本来の素直な自分を取り戻し、ノヴィス・ノアの中核として活躍する。ファッションセンスは奇抜で、首に赤いスカーフがトレードマークだが、着物や帯を愛用する。 ラッセ・ルンベルク 声 - 三木眞一郎 北欧系で金髪細身の二枚目。ナンガとコンビを組むことが多い。白血病を患っているが、すでに作中の時代では治療可能な病気になっていたにもかかわらず、ある決意から放置したままにしている。自らの犠牲を省みない無謀な戦法を採っていたが、カナンとの関係が深まる中で考えを改め、生きようという意志を示す。 ナンガ・シルバレー 声 - 辻親八 大柄なラテン系。天真爛漫で本来戦闘には向かない比瑪や、無謀なラッセを支える兄貴分。ドレッドヘアーとピアス、金のロザリオが特徴。また夜でもサングラスをかけているが、はずすと頑強な見た目に反してつぶらでかわいい目をしている。助けたことがきっかけとなり、コモドと良い関係になる。 ヒギンズ・サス 声 - 川村万梨阿 初期はキメリエスの艦載艇・コンガイールのパイロットだったが、途中からブレンのパイロット候補生としてノヴィス・ノアのクルーとなる。双子ブレンのリバイバルに立ち合い、片方とアジャストする。レイト艦長とは熱烈な恋人同士であり、その迷いのない積極性がカナンを促した。共に双子のブレンを操るカナンとは良いコンビで、私生活でも仲が良いライバル。胸に薔薇のタトゥーをしている。黄色を基調としたパンツスタイルが基本で、女性用戦闘服を除きスカートを履いている場面はほとんどない。小柄でスレンダー。 ユキオ / クマゾー / アカリ 声 - 浅川美也 / 渡辺久美子 / 沙倉祥子 比瑪と一緒に孤児院で暮らしていた子供たち。ユキオが年長で次がアカリ、最年少がクマゾー。ユキオは丸い体型、アカリはツインテールと赤い服、クマゾーはオーバーオールが特徴。ノヴィス・ノアでは主に掃除などの雑用を任されているが、勇やカナン、クインシィといった投降者の監視も行う。ジョナサンなど侵入した敵に立ち向かったりすることもあった。デッキブラシによるマッサージを通じてブレンたちとも交流が深い。また、クマゾーは少年ながら多くの人物に影響を与えた。 コモド・マハマ 声 - 沙倉祥子 アラブ系の女性。イランドの腕の良いパイロットだが、グランチャーに対抗するため自らのブレンを得ることを切望していた。信心深く、戦いの前にはオグンなどの様々な神に祈っていた(祈りのせいで出撃が遅れることもしばしば)。グランチャーとの戦闘で不時着し、ナンガに救助されたことから、彼といい仲になる。ナイスバディ。 ウィンストン・ゲイブリッジ 声 - 佐古正人 理知的な人物で、常に自己の信念と理想に基づいて行動している。元アメリカ軍第7艦隊司令長官。オルファンの第一次調査に参加している。いち早くオルファンの危険性を警鐘し、その対抗策としてオーガニックエンジンの試験艦としてノヴィス・ノア建造を提案し、建造後は同艦の司令官となる。なお、勇の祖母・伊佐未直子とは旧知の仲であり、ノヴィス・ノアでそれを知らない者はいない。青年時代には伊佐未直子と交際しており、彼女にプロポーズをしているが、アメリカに帰る際に別れることとなった。実はリクレイマーの指導者「ガバナー」であり、オルファンをアメリカの53番目の州として属領とすることに成功すると、正体を現してオルファンに帰還する。 アイリーン・キャリアー 声 - 名越志保 ノヴィス・ノアの医師。整体師でもあり、鍼・灸の心得がある。後に「体の全てを見られているから」という理由で艦長代理に就任する。アノーア艦長とは違うまとめ方で、クルー達の評判は良かった。副官の補佐もあり、オルファン側との戦闘もこなした。保身家の俗物と見て当初は眼中になかったモハマドが男気を発揮していくのを見届けた。 ナッキィ・ガイズ 声 - 冬馬由美 3体のブレンと1体のグランチャーを連れてノヴィス・ノアにやってくる。グランチャーとブレンを同時に操ることができた。少年期は貧しく、母親にケーキを盗んで届けようとするも叶わなかったなど暗い過去を持つ。そのため皮肉屋で、初めは周囲との距離をとって行動することが多かった。比瑪たちの明るさに助けられ、仲間たちとの共闘を模索するようになり、ノヴィス・ノアに溶け込んだ。主にカントとコンビを組む。中期以降の主力パイロット。服は黄色や黒を多用した毒々しい色合い。 カント・ケストナー 声 - 佐々木るん 10歳で博士号を取得した天才少年。彼自身は周囲の子供達と普通の友達としての付き合いを望んでいたが、周囲からは敬遠されていた。オルファンを一個の生命体と捉え、その真意が人類を滅ぼすものでも地球環境を破壊するものでないと結論する。自らの仮説を証明するため、世界を救うため、また知的好奇心からブレンのパイロットとなる。誰に対しても敬語を使う。セーラー服のような上下揃いの服(半ズボン)を愛用しているので、女の子のように見える。 レイト 声 - 中村秀利 潜水艦キメリエスの艦長。スキンヘッドがトレードマーク。ヒギンズとは深い愛情でつながっており、戦闘用意の召集が掛かっている時に艦長にキスをしているところを見られても、言い訳をするどころか堂々と胸を張っているほど。混迷の時代に生きる逞しい人物。 ノヴィス・ノア副官 声 - 中嶋聡彦 アノーア、アイリーンを支えた補佐役。大柄でがっちりした体格。髭と禿頭がトレードマーク。
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ノヴィス・ノア
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オルファンに対抗する目的で建造された空母。オーガニックエンジンを搭載し、ブレンたちの移動基地も兼ねている。空母の甲板に大きなピラミッドを乗せた奇妙な形をしている。そのオーガニックシステムは、バリアとして展開したオーガニックシールドで核ミサイル攻撃を一斉に転送させるほど強力。ICBM、ステルス対空ミサイル、対空火器などで武装されている。
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