キマリス
キマリス(Kimaris)[1]は悪魔学における悪魔の一人。
概要
キメリエス(Cimeries)、キメイエス(Cimeies、Cimejes)とも呼ばれる。『ゴエティア』によると、地獄の20の軍団を率いる序列66番の強力な大侯爵。
『ミュンヘン降霊術手引書』では、Tvueriesという名前で紹介され、30軍団を配下に持つ大侯爵であるという[2]。
黒い名馬にまたがった勇猛な戦士の姿で現れる。アフリカの全ての悪霊を統括しているとされる。召喚者に完璧な文法・論理学・修辞学を教えることができ、また失くしたり隠された事物や財宝を見つけ出すこともできる。人を兵士の姿に変化させたり[3]、海や川を迅速に渡らせたりすることができるという説もある[2]。
脚注
参考文献
- フレッド・ゲティングズ著、大瀧啓裕訳『悪魔の事典』青土社、1992年 ISBN 4-7917-5185-X
- Kieckhefer, Richard, Forbidden Rites: A Necromancer's Manual of the Fifteenth Century, Pennsylvania State University Press (1998), ISBN 978-0271017518
- Mathers, S.L. MacGregor and Crowley, Aleister, The Lesser Key of Solomon(1904), The Internet Sacred Text Archive 内の文書(英文)
- Waite, A.E., The Book of Ceremonial Magic(1913), The Internet Sacred Text Archive 内の文書(英文)
- Weyer, Johann, Pseudomonarchia Daemonum, Twilit Grotto: Archives of Western Esoterica 内の文書(ジョゼフ・H・ピーターソン編集・解題・注釈、ラテン語原文、レジナルド・スコットの英訳)
- Goetia, Twilit Grotto: Archives of Western Esoterica 内の文書(ジョゼフ・H・ピーターソン編集、英文)
キメリエス (Cimeries)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/07 05:10 UTC 版)
「Dクラッカーズ」の記事における「キメリエス (Cimeries)」の解説
オネエ言葉で話す、いわゆるオカマ。ベリアルに次ぐ戦闘力を誇り、バールの懐刀と呼ばれる。IXC体制に移ってからは危険人物の探索という閑職に回されていた。使う悪魔は赤い猫。
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