ブネ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/13 07:35 UTC 版)
Jump to navigation Jump to searchブネ(Bune)はヨーロッパにおける悪魔学で言及される悪魔の一人。
概要
ビム(Bim)、ビメ(Bime)とも呼ばれる[1]。グリモワール『ゴエティア』によると、地獄の30の軍団を率いる序列26番の強壮な大公爵とされる。
召喚されると犬・グリフォン・人間の、三つの頭部を持つドラゴンの姿で現れる[2]。
高く威厳のある声音で話すという[3]。死体を移動させたり、召喚者が用意した墓地に配下の悪魔を集結させたりする力を持つ。また、人に富や知識、雄弁さを与える力も持つ。求められれば質問に対して真摯に答えてくれるという。
コラン・ド・プランシーは著書『地獄の辞典』の中で、ブネをタタール人に伝わるブニと呼ばれる悪霊に結び付けている[4]。
脚注
参考文献
- フレッド・ゲティングズ 『悪魔の事典』 大瀧啓裕訳、青土社、1992年。ISBN 4-7917-5185-X。
- コラン・ド・プランシー 『地獄の辞典』 床鍋剛彦訳、講談社、1990年。ISBN 4-06-201297-9。
- Mathers, S.L. MacGregor and Crowley, Aleister, The Lesser Key of Solomon(1904), The Internet Sacred Text Archive 内の文書 (英語)
- Waite, A.E., The Book of Ceremonial Magic(1913), The Internet Sacred Text Archive 内の文書 (英語)
- Weyer, Johann, Pseudomonarchia Daemonum, Twilit Grotto: Archives of Western Esoterica 内の文書(ジョゼフ・H・ピーターソン編集・解題・注釈、ラテン語原文、レジナルド・スコットの英訳)
- Goetia, Twilit Grotto: Archives of Western Esoterica 内の文書(ジョゼフ・H・ピーターソン編集) (英語)
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ブネ
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公龍の死体に憑依していたため容姿は不明である。伝承では銀の爪と翡翠の鱗をもった竜の姿をしているという。
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