ゼンダマンのメカ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 07:46 UTC 版)
ゼンダライオン 声 - 山本正之 ゼンダマンを乗せタイムトンネルを駆け巡る蒸気機関車とライオンを合わせたメカ。最大高9m、重量16トン(獅子の16だから)、最高速度120km/h。ナンバープレートは「B-4416」(動輪が二つあることを示すBと、九九の4×4=16→獅子の16という洒落から)。上半身を前に倒すことで、走行形態(玩具での名称は「シシポッポ」)に変形する。帽子にカラオケ装置を内蔵しており、声を担当した山本自身が歌うテーマソング通りの「のど自慢」で、タイムトンネル走行中はその自慢の喉を振るわせ、セリフにメロディをつけるという、独特の台詞回しで話したりもした。また、現代の出動においてはゼンダマン基地側に置かれた廃トレーラーの荷台を展開させパネルを通路として連結し道路に接続して出動する(第1話など)。出動時ゼンダマン達は下顎の牙をグリップとして握る。またアマッタンは後部スペースに座って乗り込む。 武器はたてがみを展開させて放つ熱線「ライオンビーム」、鼻からの高熱蒸気噴射、口から火焔放射機に、こしょう爆弾、笑いガス弾、破壊音波などがある。歌う事しか興味を持っていないため、戦闘には消極的。アマッタンの嘘で救援メカがデビューしたと聞いた際、「ガラクタども」と評するなど口が悪い。アクダマンのメカの攻撃を受けて行動不能になるが、1号の持つ「愛のムチ」で打たれると「効いた〜!!愛の〜目覚め〜!」と称して元気を取り戻す。オーケストラメカによるファンファーレの後、アマッタンが作成したシステムメカでピンチを乗り越える。またファンファーレメカが行動不能に陥った際などは、ゼンダマンがファンファーレを担当するときもあった。 歌う事しか興味がない故に戦闘嫌いに手を焼かされた鉄ちゃんとさくら、アマッタンは徹夜でゼンダゴリラ達を造る事となり、第36話以降、ゼンダゴリラ、ゼンダコトラ、ゼンダワンを格納する貨車とアマッタンが立って乗り込む専用の台車の合わせて4両を連結し全5両編成の輸送専用車両となった。システムメカ 『ヤッターマン』のビックリドッキリメカに相当する、最終兵器的メカ。ゼンダライオンのしっぽに引っ掛けたトランクの中からパーツが現れ、それをアマッタンが持つリモコン「クミコン」で組み立て、アクダマメカを攻撃する。そのパーツは一般的な物から、野菜・日曜大工用品・学用品・金貨など色々有る。 大抵はアクシデント無しでアクダマメカを撃破するのが多いが、時によってはアマッタンがパーツを1ヶ余らせたためにピンチになるも、偶然から勝利するという例もしばしば有る。次の通り。 第1話の箱船メカ戦…ジェットコースターレールメカを作成し、箱船メカを乗せて暴走させるも、パーツが余ってメカがストップしてしまうが、レールメカが揺れて再び暴走し、岩に激突させて大破。 第13話のコバンマリン戦…日曜大工メカ製のノコギリザメメカを作ったのに対し、アクダマンは小判爆弾をノコギリザメメカに貼り付ける。だがパーツが余ってノコギリザメメカはバラバラになって、小判爆弾がコバンマリンに戻り、そうとは知らぬトボッケーのボタン操作で爆破。 第14話のハネスネーク戦…学用品メカで飛行機を作るも、バネパーツが余ってハネスネークの攻撃で大破、だが余ったバネがミサイルを発射して勝利。 第23話のギュウバコーン戦…竹筒メカを組み合わせた闘牛士ロボを作るも、剣を刺した直後に爆発させるのに必要な信管パーツを余らせてしまう。しかし調子に乗ったムージョがレーダーを狂わせて突撃を命じた為、ゼンダマンが期待した馬鹿さ加減を曝け出す格好で激突の衝撃によって闘牛士ロボ諸共爆破。ムージョはサイバンマシーンにもこれを指摘された。 第35話のハリコンタイガー戦…竹筒メカで作った弓兵メカを作るも、パーツが余ったために矢が打てず、ハリコンタイガーの大型爆弾で大破。だが矢の爆弾が爆風でハリコンタイガーに命中して爆破。 ゼンダゴリラ編となった第36話以降のシステムメカは、メカレス用のリングとなり、毎回同じパーツを組み立てて完成、また夜間試合となった第45話では、照明まで作られた。なおメカレスの客席(一部除く)や、第48話の土俵(この回は相撲勝負だった)については語られていない。 ゼンダモグラ 声 - 宮村義人 戦力不足を埋めるために登場(初登場は第3話)したモグラの姿をしたゼンダーメカ(救助メカ)。高さ3.5m、重さ4t、速度100km/h。口の先に付いたドリルと回転する手で地中を進む事ができ、装備は、ドリルを回転させて飛ばすドリルパンチに、羽を広げれば空も飛べるジェットノズル、背中に装備された特殊爆弾。アマッタンの笛でやって来る。地中での探索や戦闘に適している。歌いながら登場する。 ゼンダビーバー 声 - 田中勝 戦力不足を埋めるために登場(初登場は第4話)したビーバーの姿をしたゼンダーメカ(救助メカ)。高さ2.2m、重さ2t、速度100km/h。敵を切り刻む両手の丸ノコギリと、相手を噛む前歯に、背中より飛び出すチェーンを装備として備え、森林や水中での戦闘に適した仕様となっている。アマッタンが笛を吹くことで、タイムトンネルを駆けてやって来る。ジーン・ヴィンセントの『ビー・バップ・ア・ルーラ("Be Bop A-Lula")』を模した歌を歌いながら仕事をこなす。ムージョからは「バービー」などと呼ばれる。 ゼンダシロクマ 声 - 荒川保男 戦力不足を埋めるために登場(初登場は第5話)したシロクマの姿をしたゼンダーメカ(救助メカ)。高さ3.3mm、重さ3.5t、速度100km/h。強力エンジンによるキャタピラで走行。装備は背中に2基搭載した特殊爆弾と、相手を凍らせる口から出す冷気、素早く伸びて敵を吸い付ける胸に隠してある強力磁石。アマッタンの笛でやって来る。寒冷地での戦闘に適している。民謡を歌いながら登場する。ムージョには「ベアベア」と呼ばれている。 第36話以降、ゼンダゴリラが中心となってメカ戦で戦うようになったため、3機とも登場しない。 ゼンダゴリラ 声 - 飯塚昭三 ゼンダライオンの戦闘嫌いに手を焼かされていたゼンダマンが第36話冒頭で完成させて登場したゴリラ型のゼンダーメカ。移動用を兼ねていたゼンダライオンと異なり戦闘に特化したマシンで、怪力で戦う。足にローラースケートを履いており、ゼンダライオンが出したリングで、悪玉メカとプロレスで勝負する(例外的に土俵が出され、相撲で勝負したこともあった)。また、フェンシングで勝負したこともある(第37話)。勝負する前には逸るアクダマンを制して必ず「今週のアクション踊り」というダンスを踊り自身の士気を上げる。このとき尻を見せ、トボッケーに「ムージョに変なもん見せんなー!」と怒られるのはお約束。乳房が燃料タンクになっており、エネルギー切れになるとゼンダワンから補給を受ける。強い刺激を受けたり極度に興奮するとエネルギーを過剰消費するという弱点があり、毎回そこを突かれてムージョのお色気攻撃「悩ましポーズ」で鼻息を荒らげ歌い混乱状態「春の目覚め」に陥るが、1号の持つ「愛のムチ」で打たれると「野生の目覚め」となって、悪玉メカに逆転勝利する。基本的にプロレス技を使うが、胸部からミサイルを放つこと(第39話)や、ロケットパンチを放つこと(第42話)も可能。語尾に「ゴリラ」を付けて話すことが多い。第40話以降は、何故かその時代の女性客に歓声を浴びるようになり、ムージョに「世の中、どっかが狂ってるよ」と言われたり(第40話)、トボ山アナに「世の中も変われば変わるものです」と言われるようになる(第44話)。 ゼンダコトラ 声 - 山本正之 初登場は第36話。その名のとおり子供のトラの姿をしたゼンダーメカ(救助メカ)。背中に救急箱を抱えている。ゼンダゴリラの修理役を担当する他、鉄球やつま先から出すミサイルで援護攻撃も行う。主に破損した部分を針と糸の補修財で修理する。口がバーナーになっていて、閉じると溶着ペンチの役割をなし断線した配線をつなぐことも出来る。 ゼンダワン 声 - 田中勝 初登場は第36話。ダックスフントの姿をしたゼンダーメカ(救助メカ)。ゼンダゴリラのエネルギー補給を担当。長い体の腹部に3基の燃料タンクを積んでおり通常上の2基が発射される(残り1基は予備)。ゼンダコトラの修理中、背部のミサイルや体当たりで援護攻撃を行うこともある。 ゼンダマン基地 ゼンダ基地とも。ゼンダマン達の使う6階建の移動基地。最上階がハンバーガー店になっていて普段は地面の中に隠してあるが、タイムマシンも内蔵しており緊急時には「呼び寄せミラー」を使って呼び出す。走行時は60km/h。基地上部のミサイル発射台、基地前面に赤外線ビームを内蔵。基地内部にはゼンダライオン等のメカを待機させることができる。また、隣接して置かれているトレーラーの荷台は道路合流用のランチになっており荷台パネルを展開して高架道路に連結する。
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