ビックリドッキリメカ(ゾロメカ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 09:38 UTC 版)
「ヤッターマン」の記事における「ビックリドッキリメカ(ゾロメカ)」の解説
各ヤッターメカのピンチに際しガンちゃんの与える「メカの素」により、ヤッターメカの内部で大量生産される、毎度姿の異なる小型メカ。ワンとキングは大型メカを出すことも可能。 当初は「ビックリドッキリメカ(ワン)」「ビックショックメカ(ペリカン)」「ビックラヒャックラメカ(アンコウ)」と、ヤッターメカによって「正式名称」は若干異なっていたが、後に「ビックリドッキリメカ」に統一された。 ドラムロールあるいはファンファーレの後に登場、例えば「ナベ!ナベ!ナベ!……(ナベメカ)」「ヒツジ!ヒツジ!ヒツジ!……(ヒツジメカ)」など、自分のモチーフになっているものの名前を延々と連呼しながら出てくる。ほとんどの場合ヤッターマンのエンブレムを身に着けている。よってたかってドロンボーメカに取り付き、切り刻んだり、喰い荒らしたりするなどして解体し、最後は爆発させる。なお初期は、ネズミメカの「チュー、チュー、チュー……」や、アヒルメカの「クェッ、クェッ、クェッ……」のように、鳴き声のある動物の場合はその鳴き声を連呼しながら出てきた。また第50話で、桃太郎メカと金太郎メカと浦島太郎メカが登場した際には、それぞれの童謡を歌いながら出てきた。 初期は爆発前に退却してヤッターワンの口の中に帰還していたが、後に退却せずにドロンボーメカと共に自爆することが多くなる。 中期からはヤッターマンに対抗して、ドロンボー一味もその回のヤッターマン側に対抗したゾロメカを出すことが多くなる(例(カッコ内はその回でのビックリドッキリメカ)バリカン(羊メカ)、中学生用の鞄(ランドセルメカ)など)。身に着けているのはドクロマーク。ヤッターマンの裏をかいたつもりのようである。また、第17話では、ドロンジョの姿を模したゾロメカも登場している。 複数のゾロメカが登場するケースもあり、最初に出したゾロメカがピンチに陥った時、次に出したゾロメカによって形勢を逆転するというケース(第78話など)も見られた。 終盤はヤッターメカとドロンボー大型メカとの戦闘シーンはあまり見られなくなり、双方のゾロメカが合戦や歌合戦、クイズ合戦などで対戦し、負けた方の本体が自爆するというパターンに落ち着いてきた。 第96話では双方のゾロメカがより小さなゾロメカを発進させ、そのゾロメカがさらにそのまたゾロメカを発進させ、……という戦闘になった。 第101話では、ヤッターよこづながオモッチャマが食べさせたメカの素を喉に詰まらせ、どうにか飲み込んだあとに出てきたのは、ボロボロの煎餅メカが1体だけで、それもスロープを降りてくる途中で足を滑らせて転倒し、戦わずしてバラバラになった。ドロンボーに至ってはゾロメカすら用意されていなかった。なお、煎餅メカは次回第102話に実際に出動している。 最終回はヤッターキング以下全てのメカが登場、ヤッターキングのファンファーレと共にビックリドッキリメカ大行進となる。 ワンやペリカン、アンコウのビックリドッキリメカには、「コンチューター(ネズミメカ)」・「パワニー(ワニメカ)」・「コケッコン(ニワトリメカ)」・「フグレッター(フグメカ)」のような正式名称があったが、劇中では第9話でネズミメカが出た時、ボヤッキーが「アラ、『コンチューター』ってメカよ」と言ったことと、第29話でのイダテンチョー(ダチョウメカ)が使用されたのみ。なお正式名称は、1978年にケイブンシャから発売された『全怪獣怪人大百科・1979年版』(当時同大百科はアニメも取り上げていた)に掲載されていたり、タカトクトイスから発売された玩具やフジサキから発売されたプラモデルの商品名に使用されていたり、バンプレストのワンダースワン用ゲームソフト『ボカン伝説 ブタもおだてりゃドロンボー』の敵キャラクター名称で使用されていた。 番組中にドロンジョが視聴者からのお便りを紹介し、それによってゾロメカが中止になった回がある。
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