アマルガム実行部隊
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「フルメタル・パニック!の登場人物」の記事における「アマルガム実行部隊」の解説
グェン・ビェン・ボー 声 - 岩松廉 元ミスリル作戦部西太平洋戦隊陸戦コマンドSRT(特別対応班)所属。階級は軍曹。コールサインは"ウルズ10"。 ダニガン同様にアマルガムによる買収(500万ドル)を受け、ミスリルを裏切る。 元々はベトナム陸軍に所属しており、ナイフの扱いにも優れている。 TDD-1内部でマッカランを殺害し、その後クルツを窮地に陥れるが、マオに気を取られた隙を突かれ、逆にクルツによって殺される。 なお、ウルズ10のコールサインは後にマンデラに割り振られている。 ジョン・ハワード・ダニガン 声 - 金子由之 元ミスリル作戦部西太平洋戦隊陸戦コマンドSRT(特別対応班)所属。階級は軍曹。コールサインは"ウルズ12"。 西太平洋戦隊に転属する前は、南大西洋戦隊"ネヴェズ"に属していた。しかしアマルガムによる買収を受け、ミスリルを裏切る。 元々はアメリカ陸軍の空挺隊員で、爆発物の扱いにも詳しい。名誉負傷章や青銅星章を何度も授与されている。 マオやかなめ、ガウルンまでも"チャイニーズ"と呼ぶなど、東洋人に対する差別意識が強い。ジョンと気安く呼ばれることを嫌う。 TDD-1のブリッジから逃走したかなめを追い詰めるが、一瞬の隙を突かれ、駆けつけた宗介によって射殺される。 飛鷲(フェイジュウ)/ 夏玉芳(シャ・ユイファン)/ レナ 声 - 篠原恵美(シャ・ユイファン) ガウルンに拾われ、彼を「先生」と呼び慕う双子の兄もしくは姉。登場媒体(飛鷲:原作 / 玉芳:アニメ / レナ:漫画)によって設定が異なるが、基本的な立ち位置は全て共通しているため一括して記す。 作中ではASの操縦を主に行っており、ガウルンの指示によってコダールmを奪取した後は、香港での破壊活動を行っていた。トゥアハー・デ・ダナンのM9部隊と交戦した後にミスタ・K(ゲイツ)率いるアマルガムの実行部隊と交戦するも、撃破されて死亡する。 なお、TV版の物語初期にはゲイツの部下としてZy-98 シャドウを駆っている。 いずれの作品においても、感情が欠落しているという点は共通している。 飛鴻(フェイホン)/ 夏玉蘭(シャ・ユイラン)/ ジュリア 声 - 沢城みゆき(シャ・ユイラン) ガウルンに拾われ、彼を「先生」と呼び慕う双子の弟もしくは妹。兄(姉)と同様に登場媒体によってキャラクターが全く異なるが、生身での格闘術に長けるという基本的な立ち位置は同様である。玉蘭は柳葉刀のような大振りの刃物をよく使用しており、作中ではマオをも圧倒するほどの戦闘技能を持つ。 作中ではガウルンの指示を受け、かなめの暗殺を謀り東京へと向かう。しかし彼女の機転によって失敗し、その場に現れたレナードの率いるASアラストルによって粛清(原作では頸椎を破壊された後に銃撃。アニメでは首を絞められ窒息。漫画では足を掴まれて捕縛された状態で銃撃)される。その遺体(原作においては頭部のみ)は香港に運ばれ、半ば見せしめとしてさらされることとなる。 兄(姉)同様に感情が欠落しており、とりわけ玉蘭に関しては、姉の玉芳に精神的支柱を依存している節があり、その無機的な目はマオ曰く「まるで何もない完全な絶望」。 ビンセント・ブルーノ 声 - 郷田ほづみ 【原作版】元ミスリル作戦本部所属。人事担当書記官。階級は少佐。 『揺れるイントゥ・ザ・ブルー』において下に記すダニガンとグェンの買収工作に関与し、ガウルンによるTDD-1奪取の一因を作った。 『揺れるイントゥ・ザ・ブルー』の直後にミスリルから姿をくらまし、シチリア島カニカッティの シチリアマフィア「バルベーラ・ファミリー」の元に身を寄せていた。しかし、クルツ・マオ・宗介という本来ならここにいるはずのない西太平洋戦隊SRT要員(シチリア島は本来、地中海戦隊"パルホーロン"の担当区域である)によって身柄を確保され、シドニーのミスリル作戦本部へ連行された。 漫画版では女性キャラに置き換えられている。 【TV版】元ミスリル情報部所属。階級は大尉。コールサインは"オーマ1"。 技術担当として長江横断トンネルにおける人質救出作戦に参加し、トンネル内とTDD-1の無線中継及び無線中継機の提供を行っていた。しかしアマルガムに買収されており、情報漏洩と作戦行動の攪乱を行った。内通発覚後はシチリア島カニカッティのシチリアマフィア「バルベーラ・ファミリー」の元に身を寄せていたが、クルツ・マオ・宗介によって身柄を確保され、シドニーのミスリル作戦本部へ連行された。 クラマ 声 - 山路和弘 アマルガムの殺し屋。アメリカの俳優ジャン・レノをイメージしているが、人種的には東洋人。『揺れるイントゥ・ザ・ブルー』において、J・ロック伍長という名札のついた米軍の野戦服を着用している描写が見られたが、正確な国籍などは不明である。 任務に必要とあらば非情な手段を躊躇い無く使うプロフェッショナル。その一方で文明人を自負している。宗介との因縁は深いものがあり、アマルガムに属する前、レバノンで敵として戦ったことがある。本編ではガウルンが死亡した後(『つづくオン・マイ・オウン』以降)に宗介と対峙する事になる。 禁煙中で、シガレットケースにはタバコの代わりに人参のスティックを入れている。宗介に重傷を負わせるものの、隙を突かれ逆に命を落とす。 ジョージ・ラブロック 声 - 速水奨 元ミスリル作戦部地中海戦隊"パルホーロン"の陸戦コマンドSRT(特別対応班)所属。階級は軍曹。 『つづくオン・マイ・オウン』におけるアマルガムの襲撃の際、幸いにもエーゲ海の基地を離れていたため難を逃れ、やむを得ずアマルガムに投降する。 その後はアマルガムにおいてアグレッサー役を務めていたが、『燃えるワン・マン・フォース』における闇バトルで宗介のサベージと交戦して乗機であるM9を撃破される。戦闘後には宗介によって情報を引き出され、以後の消息は不明。 ゲーム『戦うフー・デアーズ・ウィンズ』では口髭をはやした黒髪の男だが、アニメ『Invisible Victory』では金髪の男となっている。 スティーブン・ハリス 声 - 大川透(オーディオドラマ) 『踊るベリー・メリー・クリスマス』に登場。豪華客船"パシフィック・クリサリス号"の船長。しかしそれと同時に、アマルガムの構成員という立場にもある。"パシフィック・クリサリス号"にはウィスパードの実験・調査を行う機材が極秘に積み込まれており、世界各地を航海しつつ、各地で拉致してきた被験者の調査を行っていた。 かなめに対しても最初は物腰柔らかな姿勢を見せていたが、西太平洋戦隊によるシージャックの際はナイフを手に斬り付けている。 宗介らによって拘束されるものの、隙を突いて逃走し、さらにテッサを拉致。そして輸送機で逃亡を図るが、緊急展開ブースターを装備したアーバレストに追いつかれ、最終的には宗介に倒される。 リー・ファウラー 声 - 杉田智和 レナード直属の部下の東洋系アメリカ人。どんな時でも紳士的な態度で、それが敵には慇懃無礼な態度と見られることも。レナードには絶対的な忠誠を誓っており、彼の片腕として各地で暗躍する。過去の経歴は不明だが、元は軍やテロ組織には所属しておらず一介の武術家だったらしく、AS戦でも単分子カッターを用いた格闘戦が専門分野。その実力は同じくASでの格闘戦を得意とするクルーゾーをもって「同じ機体だったとしてもヤツの方が上」とまで言わしめた。しかし「とるに足らない30代の麻薬中毒者に破れた(とも言える)」、「妻子を守れなかった」などの断片的な情報もある。 初登場は『つづくオン・マイ・オウン』で、冒頭にある墓参りのシーンでECSで不可視化したコダールに搭乗し、レナードを護衛していた。 『つどうメイク・マイ・デイ』ではテッサの拉致を試みるも失敗に終わる。その後、レナードの邸宅に襲撃を仕掛けたクルツ、マオ、クルーゾーのM9を黒のエリゴールで迎撃している。 『ずっと、スタンド・バイ・ミー』にて核ミサイル基地の防衛としてクルーゾーらと対峙。それまでの紳士的な態度をかなぐり捨てて挑み、ラムダ・ドライバの力を纏わせた日本刀(の形の金属塊)で圧倒しつつも、性能の劣る機体で自身と渡り合うクルーゾーを賞賛し、敬意を払っていた。しかし最後はクルーゾーの機体を暴走させた捨て身の特攻で死亡。逆に生きていたクルーゾーのほうが、運だけで生き延びてしまったことへの後ろめたさを感じていた。 『第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇』および『V』では四季童子描き下ろしの顔グラフィックが用意された。 サビーナ・レフニオ 声 - 井上麻里奈 レナードの直属の部下。黒いスーツとメガネをつけたショートカットのポーランド人女性で、かなめやレナードが生活している邸宅を取り仕切っている。兵士としても優秀で、マオと互角のAS操縦技能を持つほか、敵の機体にハッキングして暴走させるなどの電子戦も得意。 出身はウッチ市のスラム街で、そこでの悲惨な生活の中でレナードに出会い、彼に救われたことで好意を抱き、世界改変計画の手助けをすることになった。しかし、かなめに傾倒していくレナードの姿に嫉妬心を抱き、そんな彼の姿を見たくないがために遠方への出撃を志願するなど、私情を捨て切れていない部分が見受けられる。 『つどうメイク・マイ・デイ』 ではレナードの邸宅に襲撃を仕掛けたクルツ、マオ、クルーゾーのM9を白のエリゴールで迎撃。 『ずっと、スタンド・バイ・ミー』にて、占拠した核ミサイル基地の奪還に差し向けられたソ連軍を返り討ちにした後、更に攻撃を仕掛けてきたミスリルのAS部隊と対峙。マオ機をあと一歩の所まで追い詰めるが、駆けつけたクルツ機の不意打ちとマオ機の至近距離からの頭部機銃の銃撃によって機体が破壊される。その後、TAROSを通じて計画が頓挫したことを知って自暴自棄となり、核ミサイルをメリダ島に向けて発射。直後に管制室に駆けつけたマオによって射殺された。
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