その他の主要人物など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 15:53 UTC 版)
「刑事コロンボ」の記事における「その他の主要人物など」の解説
犯人 刑事コロンボの犯人を参照。 コロンボの妻 コロンボは「my wife」もしくは「Mrs. Columbo」、日本語版では「カミさん」と表現する。画面に登場したことは無く、もっぱらコロンボによって捜査中にその存在をよく引き合いに出される。客船内で妻を見失ったコロンボにウェイターが彼女の行き先を教えたり、夫への相談無しにペットショップで「ドッグ」にフルコースのケアを電話でオーダーしたり、コロンボから電話で夕飯のメニューを相談されている。 夫のコロンボが語るところによると、夜学に通って会計学を勉強している、缶詰の景品で海外旅行を当てたことがある。 第53話「かみさんよ、安らかに」ではコロンボと共にカミさんの写真が並べられているシーンがあるが、コロンボの弁に依るとこの写真の人物はカミさん本人ではなく、カミさんに容貌がよく似たカミさんの実の姉妹であるとの事。 別番組『ミセス・コロンボ』に登場するケイト・コロンボについては、原作・原案者のリンクとレビンソンはコロンボ夫人であることを否定している。#ミセス・コロンボとの関連参照。 コロンボの子供 妻と同じくセリフ中でのみ登場。第19話「別れのワイン」で子供がいる事を言及したり、コロンボが飼い犬を犬の学校に預かってくれないかと頼む際に、「カミさんは子供たちを連れて田舎へ遊びに行っちまってるんでね」と言っているシーン(第23話「愛情の計算」)があり、子供が複数いる事がわかるが、一方で第53話「かみさんよ、安らかに」では「私たちには子供はいないけどね(犬がいるので幸せだよ)」とのセリフがある。 コロンボの親族 妻と同様にコロンボがよく引き合いに出す大勢の甥や姪などの親族。シリーズを通して見てみると、コロンボが相手に揺さぶりをかけるため事件の核心に迫るような事柄を話す際に話の中で登場することがほとんどであるが、対象となる親族は一度も画面上には出てこない。 コロンボが女優宅から自宅へ電話をかけ、女優のファンである妻に女優の声を聞かせようと試みた際、妻は不在であったが、代わりにジョージという義弟が電話に出ている(第14話「偶像のレクイエム」)。 コロンボが「私の甥の写真」などと言って、複数の親族と自分が写る数枚の写真を見せている(第25話「権力の墓穴」)。サンディエゴの水族館に勤める甥がいる(第69話「殺意のナイトクラブ」)。 幼少期は困窮した生活を送っていたらしく、母親が家事をできないときには父親がよく「スキャロッピーニ」という料理を作っていた(第42話「美食の報酬」。テンダーロインの薄切りを使った牛肉料理の一種、ヴィールスキャロッピーニ(Veal Scaloppini)のことと思われる。イタリアの伝統料理である)。 第60話「初夜に消えた花嫁」では甥のアンディ刑事が登場。コロンボの姉の息子で、両親は既に亡くなっている。 ドッグ コロンボの飼い犬。実際にフォークのペットであった。犬種はバセットハウンド。名前は「ドッグ」。というより、コロンボは名前をつけようとあれこれ考えたものの、良い名前が思い浮かばなかった。結局、最後まで名前が決まることはなかった。10、16、23、30、32、36、41、43、44話に登場。 テレビが好きだが、寝そべったままほとんど何もせず、自分で歩くこともほとんどしない。犬の学校ではあまりに怠けていたため早々に退学となった(第23話「愛情の計算」)。元は捨て犬で野犬収容所から引き受け、獣医に連れて行き治療をした(第10話「黒のエチュード」)。獣医師や犬の品評会に連れて行くなどコロンボなりに可愛がっている。コロンボは「こいつはここが好きで」などと言いながら様々な場所へ連れていくが、肝心のドッグはそっぽを向いて興味を示さない。事件現場に連れていくこともあるが、さすがに現場の中に入ることはできないため車で待たせている。コロンボが車に戻ると、待ちくたびれていたのかよく吠える。コロンボの家の周りの猫を追いかけ回している。(第30話「ビデオテープの証言」) 新シリーズには旧作に出演したバセットハウンドの子が出演し、役を務めた。 パートナー コロンボは通常相棒を持たず、単独で捜査にあたる。しかし本物の刑事はパートナーと組んで捜査にあたることもあり、エピソードによっては協力して捜査にあたる相棒が登場する。第11話「悪の温室」では、警察大学(入学前は殺人課に1年在籍)を出たてのフレデリック・ウィルソン刑事(ボブ・ディシー)が登場。愛称はフレディ。警察大学で科学捜査を学び新しい捜査技術に明るい。丹念に事件の裏付けをたどって真相に行き着くコロンボとは対照的であり「あの人とは捜査の仕方が違う」とコロンボに批判的な態度をとっていた。第36話「魔術師の幻想」に再登場。コロンボに対する認識が11話の頃と変わっており、「また警部とご一緒できて光栄です」と慕うようになっている。 また同じ殺人課に配属されており、コロンボの担当する事件のサポートをしていると思われる刑事として、第28話「祝砲の挽歌」のほか第31、34、37話に登場するジョージ・クレイマー刑事(ブルース・カービー)がいる。常識的な捜査を行うが、コロンボの突飛な推理と単独捜査に面食らうキャラクターとして描かれている。シリーズ再開後の第52話「完全犯罪の誤算」や、スペシャル版第65話「奇妙な助っ人」でもコロンボの相棒となる刑事 として登場し、久々に息の合ったところを見せてくれた。 部下(格下)・鑑識官からはその捜査能力を高く評価されているらしく、何気ない事故(に見せかけた殺人)ですらコロンボが特異的な行動を始めるとそれが単なる事故でないことを皆が予感するシーンが存在する。上司にも勝手な行動を除けば腕は買われている様子。 コロンボはあまりお金を持ち歩かないので、コロンボが飲食店などでお金が足らず支払いができない場合には相棒が代わりに払わされることが多い。 プジョー・403 愛車である1959年式のプジョー・403カブリオレのプレートナンバーは044 APD、「4」はLの字に縦棒一本入れるイメージであり下4桁を見ると「LAPD」となる。これはコロンボの所属するロサンゼルス市警の略称(Los Angeles Police Department)と一致する。ただし新シリーズではナンバーは変わっている。 シガレットライターに繋ぐ形式のパトランプを積んでいるが、シガレットライターが壊れている事もあって一度も使用された事がない(新シリーズ54話「華麗なる罠」)。 第43話「秒読みの殺人」冒頭で衝突事故を起こして車両後部が大きく破損している。これは旧シリーズ最終エピソードである第45話「策謀の結末」の時点でも完全には直っておらず、ボディ後部に歪みが残っている事が確認できる。 ほとんどの場合に幌をつけたまま登場しているが、第7話「もう一つの鍵」、第16話「断たれた音」、第37話「さらば提督」、新シリーズ第58話「影無き殺人者」において幌を開けた姿を見せている。
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