その他の主要国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 11:04 UTC 版)
リーム王国 第三文明圏内の文明国。パーパルディア皇国の北に位置する。列強のパーパルディアからは小国扱いされているが、非列強国のなかでは強大な国力と軍事力を有している。日本から入手した地球の知識と発想でパーパルディアに対抗する新兵器を開発する。 パンドーラ大魔法公国 第三文明圏内の文明国。フィルアデス大陸西部に位置する。政治形態は学院制と呼ばれる特異なもので、各地の魔法研究機関兼教育機関が連合を組んだ「学院連合」が行政を兼務している。法王、軍王、魔導大学校校長などの重役らの合議制で国政を決定している。 高度な魔導技術と軍事力を有するが、実権はパーパルディア皇国に握られている。 マギカライヒ共同体 ムー大陸に存在する第二文明圏内の文明国。共産的学院制と呼ばれる政治形態で、各州がそれぞれ独立した政府を持つ。 ムーから入手した機械技術を魔導技術と融合させた「魔導機械工学」という科魔融合の複合文明を発達させ、高度な技術を築いている。機械技術のある日本にも興味をもち、国交樹立前から交流している。 ニグラート連合 ムー大陸に存在する第二文明圏内の文明国。かつてムー大陸に侵攻した人々が築いた10ヵ国の小国が、ムーの科学技術国としての台頭に危機感を抱き、国を束ねる形で構成された連合国家である。長い年月の間にムーとの対立関係はすでに無く、連合を維持する理由は無くなっているのだが、逆に解消する理由も無いためそのままとなっている。竜母やワイバーンロードなど列強相当の軍事力も多数保有している。 イルネティア王国 ムー大陸の西に存在する文明圏外国。西方世界とムー大陸を繋ぐ交通の要衝として栄え、文明圏外国でありながら高い技術力を有する。軍事技術も並みの文明国を凌いでおり、銃火器や戦列艦を装備している。しかし突如出現したグラ・バルカス帝国から植民地化を迫られる。 トルキア王国 中央世界に存在する第一文明圏の文明国。林業や鉱業が盛んで、軍事面でも多数の戦列艦を有している。エモール王国の同盟国でもある。 アガルタ法国 中央世界に存在する第一文明圏の文明国。山脈を挟んで神聖ミリシアル帝国の北に位置し、冷涼な気候の土地が広がっている。政治形態はパンドーラ大魔法公国と同じ学院制。 個人単位での魔法技術が発達しているため人材育成に力を入れており、遺跡解析に重点を置く神聖ミリシアル帝国とは対照的となっている。実用性が低いのでやる者は少ないが、熟練した魔導師は箒で空を飛ぶなどの芸当も可能。 主に水産業や魔石の採掘によって成り立っており、最近は寒冷地でも育つ小麦の開発に成功したため農業生産が急増している。 中央法王国 中央世界に存在する第一文明圏の文明国。神聖ミリシアル帝国から見て北西に位置する島国となっている。主な産業は漁業、農業、魔法学の研究。高度な魔法技術を元に古代魔法を研究・開発する事で魔導師の能力を引き出すことに長けている。魔導師個人に頼るため数は限られるが、個々の魔導師は強力で、ミリシアルが魔帝の遺跡解析に参考人として呼ぶほどである。 しかし魔導工学には力を入れていないため魔信が普及しておらず、他国との連絡には少し手間取っている様子。本文中でも「全体的にのんびりしている国家」と評されている。 エスペラント王国 外伝2巻で主要な舞台となる文明圏外国家。小国ながら技術水準はパーパルディア皇国のそれに匹敵し、科学技術由来の蒸気機関や銃器などを有している。
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