文明圏外国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 11:04 UTC 版)
クワ・トイネ公国 日本が異世界転移後初めて接触した国家。ロデニウス大陸の北東に位置している。技術水準は14世紀のヨーロッパに相当する程度だが、家畜でさえうまい飯を食べれる程に食料自給率の高い農業立国である。 元々食料に困らないことや、水道技術などを有することから生活水準は高かったが、日本と国交を結んでからは年間5,500万トンという莫大な量の食糧を輸出することを対価に日本から各種のライフラインと輸送インフラをODA(政府開発援助)で輸入し、生活水準が劇的に向上している。 住民の3分の1はエルフ、ドワーフ、獣人などの亜人がしめており、亜人殲滅を掲げる隣国ロウリア王国の侵略を受けてしまう。しかし再度の食糧難発生を恐れた日本から自衛隊の派遣を受けたことで窮地を脱する。 クイラ王国 ロデニウス大陸の南東に位置する小国。クワ・トイネ公国の隣国で、もともと友好国だったクワ・トイネ公国と同時期に日本と国交を結ぶ。技術水準はクワ・トイネ公国と同等。 国土の全域に砂漠地帯が広がり、作物の育たない貧しい国だったが、その後の調査で日本が必要とする地下資源の宝庫であることが判明し、地下資源輸出を対価に日本からインフラを輸入。クワ・トイネ公国ともども急速に生活水準が向上する。 クワ・トイネ公国と同じく亜人の割合が高いためにロウリア王国から宣戦布告を受けるが、日本の参戦で窮地を脱する。 ロウリア王国 ロデニウス大陸の西に位置する覇権国家。日本と最初に敵対した国家。かつて大陸内の国々を次々と侵略して併呑し、周辺諸国の中では最も広大な領土と3,800万人もの人口を有するに至った大国。 軍事力もかなりの規模を有し、地球で14世紀ヨーロッパに相当する水準の木造軍船4,400隻、ワイバーン500騎、地上兵力50万人以上もの大軍を用意している。しかし大砲や銃器などの類はなく、もっぱら剣と弓、魔導師らの魔法が主戦力となっている。 亜人殲滅とロデニウス大陸統一を目論んでおり、後述する列強のパーパルディア皇国から支援を受け、6年間にも渡る準備の末にクワ・トイネ公国、クイラ王国へ侵攻する。しかしこれを受けて日本は、ロウリアを国ではなく「武装勢力」と断定し、「武装勢力の排除」を名目に自衛隊をロデニウス大陸へ派遣する。 フェン王国 日本の西、フィルアデス大陸の東に存在する勾玉の形をした小さな島国。中世日本のような文明を有する。 人口はおよそ70万、魔法やワイバーンを持たず、生活レベルは低く貧しい国だが、国民の精神的なレベルは高く誰もが礼儀正しい。大昔の日本のような生活様式が受けて日本からも多数の観光客が訪れている。 しかしパーパルディア皇国からの領土献上要求を拒否したため、懲罰攻撃・上陸侵攻を受けることになる。 ガハラ神国 フェン王国の隣に鏡写しにしたように位置する勾玉の形をした島国。ワイバーンより上位種の風竜と呼ばれる竜種が住み着いており、神通力と呼ばれる技術で風竜を使役している。 日本とはかなり初期から交流している描写があるが、作中で直接国内が描かれたことは無く、謎の多い国となっている。 アルタラス王国 フィルアデス大陸の南に位置する島国。人口およそ1,500万。世界有数の魔石鉱山を有する豊かな国で、通常文明国並みの国力と文明水準を持つ。軍事力も傑出している。 パーパルディア皇国から魔石鉱山の献上や王女の奴隷化という理不尽な要求を突き付けられ、それを拒否したことにより一度攻め滅ぼされ属国となったが、日本に亡命した王女が協力を取り付け、国内のレジスタンス組織とともに再独立に乗り出す。 トーパ王国 フィルアデス大陸の北東に位置する小国。人口はエルフと人間が大半を占める。その立地上、気候は冷涼で、変温動物のワイバーンは生息できない。「魔物大陸」と呼ばれるグラメウス大陸とフィルアデス大陸を繋ぐ細い地峡の中央部に位置し、フィルアデス大陸への魔物の侵入を防ぐために建国されたため、人類の守護国として高い誇りを持っている。 復活した魔王ノスグーラ率いる魔王軍により国家存亡の危機に陥った際は周辺諸国に援軍を要請し、日本にも応援を要請することになる。
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