広辞苑
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脚注
参考文献
- 単行本
- 岡茂雄『本屋風情』平凡社、1974年7月。(中公文庫、1983年。ISBN 4122010616/角川ソフィア文庫、2018年。ISBN 9784044004224)
- 井上ひさし『ベストセラーの戦後史』文藝春秋、1995年9月。ISBN 9784165023609。
- 谷沢永一、渡部昇一『広辞苑の嘘』光文社、2001年10月。ISBN 9784334973186。
- 水野靖夫『「広辞苑」の罠:歪められた近現代史』祥伝社〈祥伝社新書350〉、2013年12月。ISBN 4396113501。
- 今野真二『『日本国語大辞典』をよむ』三省堂、2018年9月。ISBN 9784385365060。
- 雑誌掲載文献
- 井上ひさし「ベストセラーの戦後史(11)新村出編「広辞苑」昭和30年」『文藝春秋』第66巻第4号、文藝春秋、1988年4月、372-377頁。
- 新井佐和子「『広辞苑』が載せた『朝鮮人強制連行』のウソ」『正論』第309号、産経新聞社、1998年5月、46-53頁。
- 渡部昇一「相も変わらず「広辞苑」の大嘘」『正論』第433号、産経新聞社、2008年4月、88-96頁。
- 水野靖夫「国民的辞書「広辞苑」の本当の怖さ」『正論』第507号、産経新聞社、2014年4月、310-318頁。
- 水野靖夫「国民的辞典の罪 台湾の抗議も当然 『広辞苑』は偏向、有害辞典」『Hanada』第22号、飛鳥新社、2018年3月、302-309頁。
- 井上寶護「論壇瞥見(50)これでも日本の辭書と言へるのか:「廣辭苑」(岩波書店)、その驚くべき反日の正體」『国体文化』第1080号、日本国体学会、2014年5月、32-37頁。
- 大澤正道「寸鉄録(49)岩波『広辞苑』が振り撒く「台湾は中国の一部」の誤り」『Themis』第27巻第1号、テーミス、2018年1月、78-79頁。
- 古川順弘「〈迫真レポート〉『広辞苑』第7版の誤記/歎異抄は「禁書」、坊守は「妻」 間違いだらけの広辞苑を問う」『宗教問題』第21号、白馬社、2018年2月、106-111頁。
- 石平「広辞苑「台湾は中国の一部」は大ウソ」『Will』第159号、ワック、2018年3月、182-190頁。
- 柚原正敬「「広辞苑」が何と言おうと、台湾は台湾です!」『Will』第159号、ワック、2018年3月、192-197頁。
- 飯間浩明「【日本語探偵】19/【こ】『広辞苑』の誤りはまだまだあるんだぞ」『文藝春秋』第96巻第3号、文藝春秋、2018年3月、229頁。
- 遠藤まめた「性の多様性とことば:辞書の定義はどう変わってきたのか」『世界』第906号、岩波書店、2018年4月、242-245頁。
関連文献
- 単行本
- 新村猛『「広辞苑」物語:辞典の権威の背景』芸術生活社、1970年。口述筆記(オーラル・ヒストリー)での回想
- 金武伸弥 『『広辞苑』は信頼できるか:国語辞典100項目チェックランキング』 講談社、2000年。ISBN 4062102757
- 高島俊男『お言葉ですが… (4) ―猿も休暇の巻』文藝春秋、2000年。ISBN 4163560009(文春文庫、2003年。ISBN 4167598051)
- NHKプロジェクトX制作班『プロジェクトX 挑戦者たち 10』日本放送出版協会、2002年
- 倉島長正『日本語一〇〇年の鼓動 : 日本人なら知っておきたい国語辞典誕生のいきさつ』小学館、2003年。ISBN 4093874166
- 柳瀬尚紀『広辞苑を読む』文藝春秋〈文春新書81〉、2003年。ISBN 4166600818
- 石山茂利夫『国語辞書事件簿』草思社、2004年。ISBN 4-7942-1362-X
- 石山茂利夫『国語辞書:誰も知らない出生の秘密』草思社、2007年。ISBN 978-4-7942-1603-8
- 安田敏朗『辞書の政治学:ことばの規範とはなにか』平凡社、2006年、ISBN 9784582833119
- 倉島長正『国語辞書一〇〇年:日本語をつかまえようと苦闘した人々の物語』おうふう、2010年。ISBN 9784273036058
- 今野真二『辞書をよむ』平凡社〈平凡社新書760〉、2014年。ISBN 9784582857603
- 今野真二『超明解!国語辞典』文藝春秋〈文春新書1018〉、2015年。ISBN 9784166610181
- 今野真二『『広辞苑』をよむ』岩波書店〈岩波新書1820〉、2019年。ISBN 9784004318200
- 新村恭『広辞苑はなぜ生まれたか:新村出の生きた軌跡』世界思想社、2017年。ISBN 4790717038
- 三浦しをん『広辞苑をつくるひと』岩波書店、2018年。
- 雑誌掲載文献
- 武藤康史「「広辞苑」改版の歴史(徹底比較)(最新日本語読本)」『新潮』89(臨増)、1992年、pp104 - 114。
- 金武伸弥「「広辞苑」は日本一の辞書に非ず」『文藝春秋』78(12)、2000年、pp322-329。
- 佐藤貢「「ウトウ」アイヌ語説の誤り:虚説を広めた『広辞苑』」『歴史研究』49-10、2007年、pp44-52。
- 安達裕之「波浪神は船の守護神か:『広辞苑』を読む」『海事史研究』71、2014年、pp76-87。
- 大澤正道「寸鉄録(50) 朝日新聞で堂々宣伝する岩波書店の「親中ぶり」」『THEMIS』27(2)、2018年、pp78-79。
- 辞書類
関連項目
- パロディー
注釈
- ^ 「大型の国語辞典である」とされることが多々あるが、日本で該当する大型国語辞典は、小学館が発行する『日本国語大辞典』のみである[1][2]。
- ^ 同様の事例で、以前から存在する語句でありながら、法律の成立・施行により語彙を改められた「少子」などがある。
- ^ ただし、1954年(昭和29年)初公開の「ゴジラ」は第五版で既に追加されている。第六版では1983年(昭和58年)放送の「おしん」なども追加された[16]。
- ^ 「上高森遺跡」の捏造が発覚したため削除された例など。
- ^ 学研「新世紀ビジュアル百科辞典」は辞典と名乗るが、存命の人名も掲載している。
- ^ 【ん坊】[接尾](多くの動詞の連用形に付く)そういう性質・特色をもつ人や事物。「んぼ」とも。「暴れ−」「食いし−」「赤−」「さくら−」
- ^ このことを渡部昇一は「非常に慎重に書いているように見えるのだが、最も重要な事実を書いていない」と指摘する[26]。
- ^ 水野によると、「韓人」(初版)が「韓国人安重根」(第二版)となり、第三版では「独立運動家」という肩書が付いて、第四版で「安重根」という独立項目となったという[27]。一方で、伊藤博文は「維新の功臣」が第五版から削除されている[27]。井上寶護はこれを受けて、この他にも数項目を引用した上で、『広辞苑』を「要するに一事が萬事、祖国の来歴になるべく冷たい視線を向け、先人同胞の行為を悪意の偏見をもつて断罪し、己のみ道徳的高みに立ちたい変態心理に支配された人々によつて作り上げられた「欠陥辞書」なのである」と切言する[28]。
- ^ この手段については「恥知らず[50]」や「政府の見解より劣悪な説明表記をしている[51]」などの意見がある一方で、「他の出版社でも似た記述はあるので、岩波書店が特に悪質なわけではないが、やはり権威ある辞書の性質上、きちんと反映した内容の記述をしていただきたい[52]」や「台湾の独立を承認すべきかどうかという議論とは全くの別問題[44]」といったものもある。
- ^ ただし「電子広辞苑 誕生物語 (吉田安孝/坪倉 孝) 」によれば、富士通のワープロ「オアシス 100GX」専用であった。
出典
- ^ “第1回 はじめに | 『日本国語大辞典』をよむ(今野 真二) | 三省堂 ことばのコラム”. 三省堂WORD-WISE WEB -Dictionaries & Beyond-. 三省堂 (2017年2月12日). 2022年8月2日閲覧。
- ^ 今野真二 2018, pp. 22–23.
- ^ 岡茂雄 1974.
- ^ “逆引き広辞苑 第五版対応”. 岩波書店. 2010年12月22日閲覧。
- ^ 岩波書店、『広辞苑第7版』来年1月12日に発売へ、文化通信、2017年10月25日。
- ^ a b c 広辞苑10年ぶり改訂 【LGBT】【ブラック企業】【がっつり】…など1万項目、『東京新聞』朝刊、2017年10月25日。
- ^ a b c d 「広辞苑 販促の妙 駅に全長14メートルポスター ユニクロとコラボ」『日経産業新聞』2009年6月18日付、7頁。
- ^ 「広辞苑」全23万語がポスターに-渋谷駅にユニーク広告、シブヤ経済新聞、2007年12月28日。
- ^ ユニクロが、『広辞苑』の面白さをTシャツに表現した『広辞苑』Tシャツをデザインしました、ユニクロ、2007年10月23日。
- ^ 『広辞苑 第七版』 - 岩波書店
- ^ 『広辞苑 第七版』特設サイトオープン - 岩波書店
- ^ 『広辞苑第七版』2018年1月12日発売(@Kojien7)さん (@Kojien7) - X(旧Twitter)
- ^ 井上ひさし 1995, pp. 129–141(初出は井上ひさし 1988)
- ^ “国語辞典に載ることば”. ことばおじさんの気になることば. NHK (2010年11月24日). 2010年12月22日閲覧。
- ^ “第30回 [前編]『広辞苑』とデジタル辞書 〜第六版刊行の舞台裏” (日本語), 連載Front Edge (KDDI), (2008-05-28), オリジナルの2008年10月14日時点におけるアーカイブ。 2011年10月27日閲覧。
- ^ “あの『広辞苑 第六版』はこうして作られた! 後編”. - Just MyShop -. ジャストシステム (2008年). 2011年11月4日閲覧。
- ^ “2020年代に入っても、古文から現代文に至るまでの出典を明示している。”. kojien.iwanami.co.jp. 岩波書店. 2023年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月26日閲覧。
- ^ 「広辞苑」第7版を引いてみた」
- ^ 広辞苑、こんなとこも変わってた 校閲記者の視点でチェックしました
- ^ 谷沢永一 & 渡部昇一 2001, p. 16.
- ^ 水野靖夫 2013, pp. 306–308.
- ^ 水野靖夫 2014, pp. 315–316.
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- ^ 新井佐和子 1998, pp. 48–49.
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- ^ 井上寶護 2014, p. 37.
- ^ 水野靖夫 2013, pp. 85–86.
- ^ 広辞苑 誤記60年 那智黒石三重産を「和歌山産」に 『東京新聞』2013年8月27日
- ^ 『『広辞苑』「那智黒」の項目に関する一連の報道について――』(プレスリリース)岩波書店、2013年8月30日 。2022年1月22日閲覧。
- ^ 岩波書店 「『広辞苑第六版』お詫びと訂正」
- ^ 「広辞苑の「横隔膜ヘルニア」の項目に記述ミス―長井の男性が指摘、第2刷から訂正へ」『山形新聞』2008年1月31日
- ^ 広辞苑に書かれた「フェミニズム」を変えてほしい。 彼女たちが立ち上がった理由
- ^ 岩波・広辞苑の「フェミニズム」「フェミニスト」の説明文が変わります
- ^ 新広辞苑、誤り相次ぎ指摘=修正、ネットに追い付かず:時事ドットコム[リンク切れ]
- ^ a b “「広辞苑」新版またもや誤りが指摘 ネットでは「ちゃんとウィキペディアで確認した?」”. J-CAST ニュース (2018年1月19日). 2020年5月6日閲覧。
- ^ “「LGBT」の説明、修正検討 岩波書店の広辞苑第7版”. 『産経新聞』. (2018年1月15日) 2019年3月7日閲覧。
- ^ 遠藤まめた 2018, p. 243.
- ^ “広辞苑、「しまなみ海道」説明に誤り 経由地の島名を取り違え 改訂の追加項目”. 『産経新聞』. (2018年1月18日) 2019年3月7日閲覧。
- ^ 古川順弘 2018, pp. 110–111.
- ^ 「【坊守】「夫も務めます」/北方の男性 広辞苑に訂正要求」『中日新聞』朝刊、2018年1月20日、32面
- ^ “「広辞苑」に相次ぐミス指摘 “国民的辞書”揺らぐ信頼”. 『産経新聞』. (2018年1月26日) 2019年3月7日閲覧。
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- ^ 『岩波書店「広辞苑」の台湾に関わる誤記に関して』(プレスリリース)台北駐日経済文化代表処、2017年12月13日 。2022年1月22日閲覧。
- ^ “台湾側、「広辞苑」の修正要求 「中華人民共和国の省」との記載「誤り」”. 『産経新聞』. (2017年12月16日) 2019年3月4日閲覧。
- ^ “「台湾省」記載で対立 台湾「修正を」/中国「領土の一部だ」 最新版でも現状のまま”. 『毎日新聞』東京夕刊. (2017年12月21日). オリジナルの2020年8月13日時点におけるアーカイブ。 2019年3月4日閲覧。
- ^ 『読者の皆様へ――『広辞苑 第六版』「台湾」に関連する項目の記述について』(プレスリリース)岩波書店、2017年12月22日 。2022年1月22日閲覧。
- ^ “岩波書店、広辞苑の台湾表記「誤りではない」 台湾側は「遺憾」表明”. 『産経新聞』. (2017年12月23日) 2019年3月4日閲覧。
- ^ 大澤正道 2018, p. 79.
- ^ 石平 2018, p. 190.
- ^ 柚原正敬 2018, p. 197.
- ^ “国語辞典の差、韓日の知力差”. 朝鮮日報 (2018年4月8日). 2018年4月7日閲覧。
- ^ “「広辞苑」売り上げ好調 東大・京大でもベスト10入り”. J-cast News (2009年3月31日). 2018年4月7日閲覧。
固有名詞の分類
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