1年A組生徒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/11 00:08 UTC 版)
「HR (テレビドラマ)」の記事における「1年A組生徒」の解説
※五十音順 淡島 涼子(あわしま りょうこ) 演 - 篠原涼子 クラスのマドンナ的存在。元々は歌舞伎町でホステスをしていた。物腰や態度が思わせぶりで、どこか冷めている「大人の女」というような印象。大学に入るのが夢で、店を辞めてから再び勉強を始め定時制高校に入学。勉学への態度は立派だが、あまり成績は良いとはいえない。轟に惚れられており、何かとちょっかいをかけられるが本人にその気はない。ちなみに男性の好みは田淵に鰐淵など、かなりマニアック。昔は歌手志望だったがとても上手とはいいがたい。男性経験はそれなりに豊富だが男運がない。ホステス時代から元ボクサーの田淵ジョーと交際しており、いわゆる「ヒモ」状態であった。彼を養うため学校を中退しようとしたこともあったが、8年間の交際の末破局。ショックで自暴自棄になったが、クラスメイト達との触れ合いで立ち直る。ホステス時代は様々な店を転々としていたため暗黒街には顔が広く、黒崎やロングロングフェイスとも顔見知り。 宇部 恵子(うべ けいこ) 演 - 戸田恵子 元主婦で現在は独り暮らし。昼間はパートの仕事をしている。どうしようもなくそそっかしいため、トラブルを起こすことが多い。自分に自信が無いので、常に厚化粧に加えカーニバルに着ていくようなド派手な服装をしており、その規模は1話から最終話まで回数ごとにグレードアップを続けていった。クラスでも1、2を争うその強烈な個性からか友人が少なく、クラスの人間以上に親しい人間は皆無で、常に寂しがっている。独り暮らしだが料理は苦手で、ゆで卵を電子レンジで作ろうとして大爆発を起こしたことがあるらしい。大変惚れっぽいがモテないので、チェッキーやジェームズ小早川など数々の男性に騙されることも。クラスの中では男らしい八木田を前から気に入っており、紆余曲折を経て付き合うことに。特技は鼻から牛乳を出すこと。また、非常用のサイレンを聞くとパニックを起こしてしまう。 神野 美紀(じんの みき) 演 - 酒井美紀 元々は全日制に通う普通の女子高生だったが、極度の対人恐怖症のため登校拒否となり定時制に移った。幼少時代に母親を亡くしており、八木田とは逆に父子家庭。最初は他人とのコミュニケーションがうまくいかず、登校してきても教室で授業を受けず職員室に入り浸って自習をしていたが、誕生日を迎えたのを期に授業に出席。紆余曲折を経て正式に1年A組の一員に。轟に憧れているが、彼が淡島にばかり夢中なのでジェラシーを感じる事もしばしば。授業に出席できるようになってからは宇部と特に仲良くなり、化粧のテクニックや衣装を貰っており、それにより宇部と同じまでとはいかないが段々と服装が派手になってしまう。 須磨 武彦(すま たけひこ) 演 - 小野武彦 58歳。後にホイの代わりに1年A組級長となる。一見教頭先生本人と間違えてしまうほど、教頭の机をいつも我が物顔で座っていて、教頭の湯飲みを使っている。親分肌で面倒見のいい性格なのだが、要領が悪いため時に余計なことをして迷惑をかけることもしばしば。また後に引けない状況に陥ると冷静な判断が出来なくなり、卑怯な手段に走ってしまう傾向がある。前妻との間に中学生の直列、30歳の妻・信子との間に赤ん坊の並列の2人の息子をもうける。父親の代から続いた電気屋「ピッカリデンキ」の店長だったが、近所にディスカウントショップ「サンチョ・パンサ」ができたことにより経営難に陥り、怪しげなビジネスに手を出して失敗し店は倒産。家族は妻の実家のある山形に帰省。本人だけは学校を卒業するために残る。かつて高校を中退した後、役者を志し劇団に所属していた経歴がある。 ホイ 演 - 生瀬勝久 7話からの登場。中国・新疆ウイグル自治区出身の留学生。普段は片言のおかしな日本語を操るが、他人にツッコミを入れる時のみ非常に流暢になる。気孔術による整体をやっていたが、悪い噂が流れ店は倒産、妻は愛人を作って駆け落ち、さらに事故に遭う、飼い犬に頭をかじられ入院を繰り返すなどの踏んだり蹴ったりの生活を送り、長い間休学していた。現在は餃子屋で見習いをしている。 このキャラクターにはモデルが存在しており、三谷の妻(当時)であった小林聡美が、中国に取材旅行に行った際に出会った中国人がモデルになっているという。 八木田 旬一(やぎた じゅんいち) 演 - 國村隼 職歴30年のベテラン大工。良く言えば、昔気質の曲がったことが大嫌いな一本筋の通った男。悪く言えばガンコ者。でも実は涙もろく繊細な性格でリーダーシップもあり、ひょんなことから立候補した級長選挙では多くの票を集めるなど、クラスの皆には慕われている。父親を亡くしており、年老いていながらも元気いっぱいの母親と二人暮らし。それ故マザコンと呼ばれることも。鷲尾と真剣勝負をして以来盟友関係になる、母性を感じる宇部恵子に好意を抱き付き合うようになる等、クラスメイトとのエピソードは大変多い。演技の才能があり、クリスマス会ではホイの強い希望によりハムレット役を演じる。本人は舞台に立つことを嫌がっていたが、クリスマス会以降はすっかり乗り気になり色々とやりたがるように。なぜかカラスが大好きで、カラスについての知識は豊富。 和久井 晃(わくい あきら) 演 - 白井晃 17話までの登場。印刷会社勤務。かつて家庭の事情で高校を中退したが、それにより出世が望めないことと、大卒者へのコンプレックスから大学受験を決意し、定時制へ入学。生真面目な性格で、曲者揃いの1年A組の中では一番の常識人。ただ気が弱く、立場が上の人間には逆らうことができない。出席番号が近いという理由で鷲尾の隣の席となり、彼の悪さに巻き込まれて常に悩まされているが、本当はお互い友情を感じている。周りからは鷲尾の家来という扱いをされている。中学生時代のあだ名は「顎の辺りがローレンス・オリヴィエに似ている」という理由で「ローレンス」。母方の祖母(故人)の誕生日が、神野の誕生日の一日後。出張が重なり授業に出られないことも多かったが、何とか仕事と学業の両立をこなし成績はクラスでトップであった。しかし、将来の管理職候補の部下・黒崎の鷲尾達への横暴な態度に怒り、ケーキをぶつけてしまったことが原因で沼津へ左遷され、中退することになってしまった。 鷲尾 幹弘(わしお みきひろ) 演 - 中村獅童 大変な素行不良のため全日制を退学となり、定時制へ移ってきた問題児。万引き、器物破損、九官鳥に変な言葉を教え込む等の様々な悪事を行っており、目つきの悪さも災いして、一部の教師達にターゲットにされているが、実はナイーブで傷つきやすく照れ屋な性格。家は裕福で兄や姉・弥生がおり、父・姉とは外見が瓜二つ(獅童が三役を務めた)。姉には頭が上がらない。出席番号の関係から隣の席になった和久井に目をつけ何かといじめていたが、本心では友情を感じており、和久井が中退してしまう日には誰よりも悲しんでいた。八木田との決闘に敗れてからは、彼を「おじき」と慕うようになる。ある日夢の中で神野と仲良くして以来、無性に神野のことが好きになり「エッチしよう」と誘うが、無論玉砕。演技に関しては、ホイをキレさせてしまうほど下手。エロ本を読みながらでないとご飯が食べられない。 鰐淵 和之(わにぶち かずゆき) 演 - 浅野和之 17話からの登場。中退した和久井と入れ違いに編入してきた転校生。作務衣と丸眼鏡が特徴の、髪の逆立った中年男性。転校のキッカケは前の夜間で問題を起こしたため。40歳の時、流れるプールで溺れかけたことをキッカケに人生について考えるようになり、学ぶことに目覚めた。それ以来陶芸、太極拳、モダンダンス、パントマイムなど、様々な特技の持ち主である。カクカクダンスが持ちネタで、それにより淡島に気に入られる。勉学に対する態度はかなり熱心で、それ故授業がなかなか進まない1年A組には呆れ果てているが、学校の選択を間違えたとは思っていない。
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