銀河烈風隊
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「銀河烈風バクシンガー」の記事における「銀河烈風隊」の解説
真幌羽士郎(まほろば しろう) / ビリー・ザ・ショット 声 - 塩沢兼人 銀河烈風隊一番隊隊長。銀河烈風隊屈指の剣士でバクシンガーのメインパイロットでもある。 剣だけでなく銃やバイク・ロボット操作も超人的な腕前であり、卓越した戦いの才能と腕前を持ちながら、本来は争いや殺し合いを好まない優しい性格。しかしディーゴやシュテッケンの「銀河烈風隊を一大艦隊にする」という夢の為に容赦なく敵を斬り、その刃を烈風隊の裏切り者へ向ける事も度々あった。 イノケンチ・フランチェスコという洗礼名を持つクリスチャンで、終盤では戦いの中で数多くの命を奪った事を深く懺悔していた。戦いを離れれば子供好きの好青年。 前作『ブライガー』におけるブラスター・キッドに相当するキャラクターで、モデルは沖田総司。劇中では沖田同様彼も病気に苦しめられる。彼が侵されたのは失明の病で、外宇宙の医療を受ければ回復する可能性もあったが、戦いの場を離れることを拒み、ついに失明してしまう。その後も心眼とハイパーセンサーを駆使し、以前と劣らぬ技量を見せた。常に丁寧語で話す優しい男。ミレイ(声:野崎貴美子)という姉がいる。 主治医のDr.ディネッセンの娘・リリィ(声:高木早苗)と互いに淡い恋心を抱きあっており想いも通じあっていたが、烈風隊と運命を共にする道を選び、結ばれる事は無かった。最終的にサンダビーダ要塞における決戦での激しい戦いの末、その短い生涯を終える。 ディーゴとは逆に本編中本名の「士郎」と呼ぶのはディーゴ、シュテッケンくらいで他からは「ビリー」と呼ばれる。 ヌビア教の当代・カーメン18世とは、生き写しのように似ている。 シュテッケン・ラドクリフ / 諸刃のシュテッケン 声 - 曽我部和行 / 飯塚はる美(幼少期) 前作『ブライガー』におけるかみそりアイザックに相当するキャラクター。銀河烈風隊副長。銀河烈風隊の鉄の規律を定め、これに違反したものは厳しく罰する冷徹な性格の持ち主だが、半面短気で喧嘩っ早い。味方にも敵にも容赦ない態度から「諸刃」とあだ名される。 ディーゴと共に銀河烈風隊を旗揚げし、それを太陽系有数の一大艦隊にすべく奮闘する。太陽系動乱の真っ只中にいながら政治的思想は全く無く、むしろ烈風隊に思想は不要と徹底的に排除していた。バクーフについていたのも「召し抱えられたから」以上の肩入れは無かったが、あらゆる劣勢に動揺する事なくバクーフに義を貫き通す。 またコンピューターの扱いなどもこなす知性派でもあり、小難しい事を考えるのが苦手なディーゴからしばしば面倒を押しつけられる。行儀が悪いのがたまにキズ。モデルは土方歳三。 ビリーと同じく、サンダビーダ要塞における最終決戦での激しい戦いの末、その生涯を終える。バクーフの恒星間宇宙船を建造したマルレーン造船の社長令嬢である、ソニア・マルレーン(声:高島雅羅)から恋心を寄せられていたが、最後まで『烈』の志に殉じ、その想いに答える事はなかった。 劇中ナレーション、および次回予告はシュテッケンによるモノローグ。 ディーゴ・近藤 / ドン・コンドール 声 - 徳丸完 銀河烈風隊局長。もとはアステロイドベルトの辺境地ターマ隕石海(モデルは多摩)を根拠地としていた暴走族「烈」のリーダーだったが、J9に憧れ(劇中世界の歴史上におけるJ9の伝説は「故事」と呼ばれている)、J9にあやかる形で盟友のシュテッケン、ビリーらと共に銀河烈風隊を結成する。やがて銀河烈風隊は300名を越える大部隊となり、彼はその頂点に君臨することになる。バクシンガー搭乗要員の他の4人とは異なり、前作『ブライガー』における彼に相当するキャラクターが無く、5人目のメンバーとして本作にて全く新たに設定された人物。次作『銀河疾風サスライガー』にも彼に相当するメンバーは存在しない。 豪放磊落、義侠心にあふれ、一見いい加減なようだが人を取りまとめる力に長けている人望の固まりのような男。モデルは近藤勇。甘いものが好きで、執務中にぜんざいなどを食しているシーンがしばしば見られた。ビリーの姉ミレイに淡い恋心を抱いていたらしく、彼女が結婚することを告げられショックだったようである。 「J9って知ってるかい?」から始まるOPナレーションを担当している。 アステロイドベルトが戦場になる事を阻止すべく、完成したばかりの量産型バクシンガーに一人搭乗し、新太陽系連合の大軍と戦い、壮絶な戦死を遂げる。戦場に赴く直前、烈風隊に遺言としてビデオメッセージを残す。 「ドン・コンドール」は、通り名というよりむしろ称号のような扱いで、本編中では仲間内には本名の「ディーゴ」で呼ばれることの方が多かった。部下達や後から烈風隊に加わった佐馬は「ドン・コンドール」と呼んでいた。 ライラ・峰里(らいら みねり) / 不死蝶のライラ 声 - 麻上洋子 前作『ブライガー』におけるエンジェルお町に相当するキャラクター。銀河烈風隊特別隊員(バクシンガー搭乗要員)。銀河烈風隊結成時にたまたま別行動をしていたジャッキーとファンファンを助けた縁で入隊することになる。戦闘時は得意なナイフ投げと電磁ムチで闘う。 実は、バクーフ総将軍ユーリ・カズン・アーウィンの生き別れの妹で、しかも反バクーフの筆頭ゴーショ家の血も引いていた。 当初は体の前部が大きく露出しているセクシーなコスチュームを着用していたが、中盤から変更されている。オープニングでは、最終回まで変更が無かったため、前開きコスチュームを継続して使用している。 ビリーやシュテッケンと同じく、サンダビーダ要塞における最終決戦での激しい戦いの末、その生涯を終える。なお、最終決戦には四番隊隊長として臨んでいる。 佐馬之介・ドーディ(さまのすけ ドーディ) / かっ飛びの佐馬 声 - 森功至 前作『ブライガー』における飛ばし屋ボウィーに相当するキャラクター。銀河烈風隊特別隊員(バクシンガー搭乗要員)。流れ者だったが、第1話でディーゴらのピンチを救ったことがきっかけで銀河烈風隊に入隊することになる。斜に構えたきざな男だが、実は寂しがり屋。一人称は「拙者」。モデルは原田左之助。 サンダビーダ要塞にて、烈風隊への復讐と自身の立身出世を企み、要塞へ潜入したジル・クロードとその一派から襲撃され瀕死の重傷を負い、最後の力を振り絞り恋人であるキャシー・ルーに語りかけようとするが力尽き、最終決戦を待たずしてその生涯を終える。 ジャッキー・リー 声 - 頓宮恭子 ビリーがターマで面倒を見ていた少年で、その縁から銀河烈風隊に入隊する。コンピューターの天才で、中国拳法の使い手。その実力は蹴りでコンクリートをたたき割るほど。実は妹のファンファン共々大財閥であるビクトール財閥のオーナーであるナターシャ(声:横沢啓子)が駆け落ちしていたさいに産まれた子供で、ナターシャの父親によって無理矢理引き離され、そのさい二人の実父は殺され、伯父のイアン・リー(声:清川元夢)によって育てられていたことが後に判明する。シュテッケンやビリーの計らいで最終決戦に参加せず生き延びる。 ファンファン・リー 声 - 雨宮一美 ジャッキーの妹で、同じくビリーに世話になっていた。兄同様中国拳法の使い手で、銀河烈風隊では諜報や通信係などを担当。隊員に格闘術を指南するほどの腕前を持つ。ジャッキー同様、最終決戦に参加せず生き延びる。 ジャン・ジャック・ジャーニー / スリーJ(スリージェイ) 声 - 八奈見乗児 『ブライガー』に登場するパンチョ・ポンチョに憧れる闇の武器商人だが、シュテッケンに騙されてバクシンガーとその母艦バクシンバードを造り、しかもディーゴに丸め込まれてその代金を踏み倒される。 そのまま仕方なく彼らと同行するが、銀河烈風隊がバクーフ特別警備隊となると、その情報網や諜報能力を活かして何度も銀河烈風隊の危機を救う。腐れ縁から自ら最終決戦にも参加しようとするが、シュテッケンは「商人には商人の戦い方がある」とそれを許さず、彼にバクシンバードを返還、生き延びさせる。 上記の通り『ブライガー』のパンチョ・ポンチョに相当するキャラクターだが、金の為にJ9をちょくちょく裏切ろうとしていたポンチョに比べ、最後まで銀河烈風隊に尽くした。 クラ・パチーノ 声 - 塩屋翼 銀河烈風隊二番隊第隊長。モデルは永倉新八。ターマ時代からの古参メンバーで、後から加入したサイトーらと当初は殴り合いの喧嘩をしていたが、シラヌイ党を撃退した後は意気投合し、サイトーとコンビで登場することが多くなる。戦闘ロボットに対しても果敢にバイクで攻撃を仕掛け、バクシンガーをサポートする。 サイトー 声 - 島田敏 三番隊隊長。モデルは斎藤一。途中から烈風隊に入隊したメンバーで、クラ・パチーノと当初はよく喧嘩していたが、意気投合した後はコンビで登場することが多くなる。史実と異なり最後まで銀河烈風隊としてクラ・パチーノと共に戦い抜いた。 カイト 声 - 広森信吾 一番隊隊員。のちに副隊長となりビリー不在の時一番隊の指揮を執る。セリフを話す機会は少なかった。モデルは島田魁。 イノゲン・ローム 声 - 広森信吾 四番隊隊長。新惑星軍との決戦では銃弾を浴び重傷を負うも、一命を取りとめる。モデルは井上源三郎。 カシム・タローン 声 - 堀秀行 ディーゴらの不在の間に有望な人材として勧誘を受け、烈風隊に入隊した男。しかし実は反バクーフ思想の持ち主であり、その目的も烈風隊に思想を持ち込み反バクーフ部隊として乗っ取り、作り変える事だった。上手く行きかけていたが、帰還したシュテッケンと会い、丸め込む事は不可能と判断したタローンは直接反乱を企てるも敗北し討たれた。モデルは伊東甲子太郎。 テディ・ベイン 声 - 田中和実 五番隊隊長。もと一番隊隊員で、ビリーによく可愛がられていた、ターマからの古株。しかしカシム・タローンの幼馴染だったため彼の反乱にやむなく加わり、ビリーに討たれる。モデルは藤堂平助。 ジューロ・南 声 - 鈴置洋孝 ディーゴ不在の間指揮を任される程の逸材だったが、反乱首謀者カシム・タローンを烈風隊に参加させた責任に悩みつづけ、隊を脱走。烈の精神に殉じ、妹の農場に身を寄せ追手を待ち、自ら斬られることを望むかの如く、佐馬に斬り殺される。モデルは山南敬助。 キャシー・ルー (第19話のEDテロップではキシー・ルー) 声 - 鈴木富子 / 川島千代子(第29話から) ジューロ・南の妹。兄とは別々の家に預けられたため、姓が異なる。兄の敵である佐馬に興味を持ち相思相愛の仲になるが、サンダビーダ要塞にて佐馬の最後を看取ることになる。佐馬の子を身ごもっていたが、そのことを気付いたのは佐馬が亡くなった後であった。
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銀河烈風隊 (ぎんがれっぷうたい)
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バクシンバードを基地に、バクシンガーに合体する5台のバイクと、一般隊員用の緑の戦闘バイクを多数有する。一般隊員は薄紫色の羽織を着用。ターマを出た当初は20名以下の少数勢力だったが、キョーラーク星(京洛=京都)ミーブの谷(壬生)での特別警護隊旗揚げ時には五番隊まで増員され、カシムの反乱の後には機動ロボット部隊も新設され、テングームやブライダーをバクシンバードに搭載する。
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