過去に登場した主要人物
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「CSI:マイアミ」の記事における「過去に登場した主要人物」の解説
メーガン・ドナー (Megan Donner) 演 - キム・デラニー、日本語吹替 - 宮寺智子 マイアミCSIチーム元主任。DNA分析の専門家。ホレイショの前のチーフだったが、刑事だった夫が殉職し、その心の傷を癒すために半年間休職。第1シーズン第1話「マイアミ上空 17秒間の惨劇」の飛行機事件からCSIに復帰したが、そのブランクのため、後任のチーフであるホレイショとはしばしば衝突していた。夫の死からは立ち直ったかに見えたが、第1シーズン第11話「吸血の森」でやはり夫の死を忘れられないとして辞表を提出、CSIを去った。 ティム・スピードル (Tim "Speed" Speedle) 演 - ロリー・コクレーン、日本語吹替 - 竹田雅則 1973年6月24日生まれ。本名は「ティモシー・スピードル」。ニューヨーク州シラキュース出身。足跡の発見・分析を得意とする。フロリダ州立大学でアメリカンフットボールのクォーターバックとして活躍したが、怪我のために断念、コロンビア大学で生物学の学位を取得し、CSIに加入した。愛称は「スピード」だが、ホレイショの場合と同様に日本語版ではあまり使用されていない。プライベートでは大型バイクを乗り回していた。デルコとはよくコンビを組んでおり、憎まれ口をたたきながらも、お互いに信頼し合っていた。 犯罪捜査には熱心かつ優秀だがそれ以外のことはあまり省みず、自信過剰も災いして失敗することも多い。特に銃器の手入れには無頓着で、そのためにCSIの輸送車が襲撃された際に、銃の整備不良が原因で襲撃犯に応戦できず負傷してしまう。その際に自分と同じ車に乗っていた警官が射殺されたのは自分の責任だとして、自責の念に駆られていた。ホレイショからさりげなく“銃の手入れセット”を渡された(スピードルは銃の整備不良のことはホレイショに話していなかったが、ホレイショはそのことを察していた)ものの、第3シーズン第1話「永遠の旅立ち」にて再び銃が作動せず被弾、殉職してしまった(ただし、その際の調査で判明したのは「銃が作動しなかった」という事実のみであり、整備不良が原因かは特定できなかった)。その後第6シーズンではデルコの幻覚として再登場し、犯人に繋がる証拠にデルコを導いた。 イェリーナ・サラス (Yelina Salas) 演 - ソフィア・ミロス、日本語吹替 - 蓬萊照子 マイアミデイド警察殺人課刑事。ホレイショの弟の刑事レイモンド・ケインの妻であり、ホレイショにとっては義理の妹。レイモンドとの間に息子レイJr.がいる。夫レイモンドが麻薬取締局の潜入捜査のために表面上殉職した後は、それを忘れるべく内部調査官のリック・ステットラーと付き合ったりしていたが、第3シーズン第24話「去りゆく者たち」で生きていたレイと再会。親子3人揃ってブラジル行きの飛行機に乗って飛び立っていった。 第5シーズン第1話「リオの決闘」で再登場し、マフィア組織マラノーチェの手により夫レイモンドを亡くす。その後、息子レイJr.と共にマイアミに戻り、私立探偵として働いている(同第22話「燃え尽きて」)。その際にイェリーナ自身が事件の容疑者のアリバイ作りに利用されてしまったこともあり、ホレイショから私立探偵の仕事は危険なのでやめた方がいいと忠告されていた。 マリソル・デルコ・ケイン (Marisol Delko Caine) 演 - アラナ・デ・ラ・ガーザ、日本語吹替 - 根谷美智子 第4シーズンに登場。エリック・デルコの3人の姉 のうちの一人で末期の癌患者。闘病の痛みを弱めるために弟・エリックが売人からマリファナを購入し、そのせいで職場で窮地に立たされた彼を救うべくホレイショに助けを求める。 その後ホレイショと交際を始め、同第23話「二人の旅立ち」で結婚。しかし間もなくホレイショへの復讐をはかるマフィア組織マラノーチェによって射殺される(同第24・25話「止まった時間 前編・後編」)。彼女の復讐のためにホレイショとデルコはブラジルへ向かった(第5シーズン第1話「リオの決闘」)。 第10シーズン第1話で撃たれて気を失ったホレイショの夢に現れる。会話をした後、戻るよう促した。 ジョン・ヘイゲン (John Hagen) 演 - ホルト・マッキャラニー、日本語吹替 - 遠藤純一 マイアミデイド警察殺人課刑事。パートナーのレイモンドが汚職警官として死んだ(ことになっていた)ことから徐々に精神的に追い詰められる。カリーと付き合い始めて立ち直るかに見えたが、自らの関与した事件の証拠を手に入れた彼女を手にかけようとして果たせず、弾道検査室で自らの命を絶った。 レイモンド・ケイン (Raymond Caine) 演 - ディーン・ウィンタース、日本語吹替 - 相沢まさき 元マイアミデイド警察殺人課刑事。ホレイショの実の弟でイェリーナの夫。汚職事件を引き起こし殺されたと思われていたが、実際はDEA(Drug Enforcement Administration:麻薬取締局)の潜入捜査のための偽装だった。生還の後、ホレイショの手引きで妻イェリーナ、息子レイJr.と再会。証人保護プログラムによりブラジルへと家族揃って旅立っていった。浮気相手のスーザンとの間にマディソンという隠し子がいる。第5シーズンでマラノーチェにより惨殺されてしまう。 アレックス・ウッズ (Alexx Woods) 演 - カンディ・アレキサンダー、日本語吹替 - 弥永和子 1960年8月13日生まれ。 マイアミデイド警察検死官。ニューヨークで開業医を営んでいたが、検死官となりマイアミへ移って来た。既婚者であり、一男一女の母。死体に向かって話しかける癖があったが、第2シーズンからはあまり見られなくなった。ホレイショらCSIのメンバーに絶大な信頼を寄せており、後述のビラの件を初めとする理由から第4シーズンで検死官室長にシフトの変更を勧められた際、CSIチームに対する思いを熱く語り、出世の機会を棒に振ることや待遇が悪くなることを承知の上で、シフトの変更を固辞した。 エバーグレーズに出向いての検死ではひどい災難に2回も遭っており、二度と行きたくないと述べている。また、殺人犯に拉致されかけたり放射性物質で被爆しそうになったりした他、自分の子供が事件に巻き込まれかけたこともあり、他のCSIシリーズの検死官と比べると非常に不運な女性であるといえる。 アルコール依存症の患者に対する取り組みを手がけていた。また、子供に対する性犯罪を嫌悪しており、近所に性犯罪者のビラを貼るなどの活動もしていた。 第6シーズン第19話「モルグに別れを」にて、自身の息子ブライアンが殺人事件の被疑者になってしまう。最終的に疑いは晴れたものの、「今日から先はここにいても心が落ち着かない。これからはもっと生きている人間と過ごす時間を増やしたい」という理由で退職する。以降は近くの病院に勤めているらしく、第7・8シーズンにも再登場している。 ジェイク・バークレー (Jake Berckley) 演 - ジョニー・ホイットワース、日本語吹替 - 福田賢二 第5シーズン第2話 「抹殺された男」から登場。銃器密売を企む凶悪なバイカー集団(en:Motorcycle gang)に潜入捜査中のATF(アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)の覆面捜査官。後に捜査官として登場するようになり、カリーはジェイクと恋仲だったことが判明し、その後仲が深まりついには最終回ではキスまで交わしていた。ダンディだが自信家で高飛車なところもある。捜査活動では証拠を見逃すことも多く、ナタリアの元夫ニックが殺害された事件を捜査した際にはナタリアに一方的な疑いをかけ、ホレイショに注意されたことがある(第5シーズン「愛憎の残骸」)。また。潜入捜査中の行動についても、弟レイモンドの経験を元に、道を踏み外すことがないようにと警告されたこともあった。 第6シーズンからは、メンバーと一緒にいるシーンも見られた。しかし、リックに二人の交際が伝わってしまい、事実上カリーと職場をはなされ別れる羽目になった。 その後は、再び潜入捜査官に戻り、シーズン8第21話にも再登場した。 ダン・クーパー (Dan Cooper) 演 - ブレンダン・フェア、日本語吹替 - 横尾博之 CSIラボ、オーディオ・ヴィジュアル分析官の研究員。第4シーズンから登場。WOWOWで実施された「CSIイケメン捜査官ランキング」では候補外ながら票を集めてしまった。捜査官になりたがっていたが、その憧れが強まってたまたま殉職した「ティム・スピードル」のロッカーを開けてみたらスピードル名義のクレジットカードを発見し、使用しているところをカリーとデルコに見つかってしまい詐欺罪で自首をすることになる(第6シーズン第4話「炎の幻影」)。その後カリーを逆恨みして、カリーの個人情報やCSIについて暴露するブログを作成。そのことが原因となりカリーは誘拐されてしまった(同第15話「リオの悪夢」)。 タラ・プライス (Dr.Tara Price) 演 - メガリン・エキカンウォーク(英語版)、日本語吹替 - 小清水亜美 第7シーズン第2話よりCSIチーム入り。勤務初日に現場検証することになって驚いていた様子だった。 職務には人一倍真剣に取り組んでいるようで、ウルフとデルコによる悪ふざけで遺体の検視に支障を来たした際は激怒していた。 実は薬物中毒に陥っており、遺体の所持品やラボの証拠品(鎮痛剤のオキシコドン)を横領していた。そのことを知ったウルフから今すぐ足を洗うよう忠告されたが、口止めを頼むばかりで態度を改めようとはしなかった。その矢先、ジュリアがカイルを取り返すためにモルグに乗り込んで銃を発砲、事態が明るみに出て、取り調べの末に逮捕された。 ジェシー・カルドーザ (Jesse Cardoza) 演 - エディ・シブリアン(英語版)、日本語吹替 - 宮内敦士 第8シーズン第1話「バック・トゥ・ザ・マイアミ1997」で、デルコの回想として初登場。かつてデイド署でホレイショと共に犯罪捜査をした経験がある。デイド署にCSIが設立される直前の時期(1997年)に、ロサンゼルスに異動した。彼がデイド署で最後に勤務した日は、奇しくもカリーが初めてデイド署にやって来た日でもあった。CSIメンバーとなれる人員を探すホレイショに、当時セントピートの警官だったスピードルのことを紹介している。続く第2話「デイド署襲撃」にてCSI捜査官としてデイド署に復帰する。悪徳ファンドに騙された家庭持ちの男へ、内緒で住居付きの仕事を手配するなど、人情味のある男である。ロサンゼルスでのある事件で検察に不都合な証拠を隠した疑惑を弁護側に指摘されて汚職警官のレッテルを貼られてしまい、その事件の関係者からは嫌悪の眼差しで見られている。 第8シーズン最終回(第24話「皆殺しのメッセージ」)にて、ラボに放出された有毒ガスを吸い込んだことにより昏倒。最初にガスを吸い込んだ上に頭部の打ち所が悪く、第9シーズン第1話「別れのフリースロー」において死亡が確認された。
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