過去に立候補への関心を表明した都市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/27 07:43 UTC 版)
「2026年ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピック」の記事における「過去に立候補への関心を表明した都市」の解説
オーストリアグラーツ インスブルック 2017年10月に招致を問う市民投票が行われ、招致に反対が53%と半数を超えたことで招致活動から撤退した。 スペインバルセロナ 1992年の夏季オリンピックを開催したバルセロナは2022年冬季大会への立候補を検討していたが、ザビエル・トリアス(英語版)市長が準備不足として見送った経緯がある。代わりに2026年大会には全精力を傾けるとしていたが、2015年6月にヘラルド・ピサレジョ副市長が立候補取り下げを表明した。2014年以降激化したカタルーニャ独立運動への注力が影響したと思われる。開催すれば1992年の夏季大会以来、34年ぶり2回目の五輪開催となり前回・2022年の中国の北京に続く史上2都市目の夏冬両方の五輪開催都市となっていた。 ノルウェーリレハンメル・テレマルク リレハンメルは、1994年冬季五輪の開催都市でもある。1952年冬季五輪を開催したオスロとの共催計画もあるが、オスロは2022年冬季五輪に立候補したものの財政負担の大きさから国が開催に否定的な立場となり、立候補を辞退した前例がある。 ドイツドレスデン イタリアトレント アオスタ スイスシオン シオンは、2002年冬季五輪と2006年冬季五輪に立候補していずれも落選している。2018年6月10日、財政支援を問う住民投票で反対が過半数の54%に達したことを受け、2026年大会の招致から撤退した。 カザフスタンアルマトイ アルマトイは2022年冬季五輪に立候補したが、落選している。2026年大会への立候補を報じられていたが市長は否定した。 カナダケベック・シティー ケベック・シティーは当初、立候補を検討していたが、2011年9月にレジス・ラビーム(フランス語版)市長は2022年冬季大会の立候補を見送った。ところが、将来の立候補には含みを持たせた。IOCのジャック・ロゲ会長(当時)は、「ケベック・シティーが現実的な選択になると信じている」と述べた。当初予定としていた会場が適さないとされた、ダウンヒル競技の会場探しを行わなければならないという問題を抱えている。2016年5月6日、ラビーム市長は「勝機が見込めない。多額のお金を投じる価値があるかについても疑問が生じている」などと理由に立候補を断念した。 アメリカ合衆国ソルトレイクシティ ソルトレイクシティは、2002年冬季五輪の都市である。2012年に合衆国国内候補地に名乗りを挙げた。なお、2年後の2028年にアメリカ合衆国ではロサンゼルスで夏季五輪の開催が決まったが、夏・冬季大会が2年おき開催となった1992年以降に同一国で冬季、夏季五輪が連続開催された例は全く無い。 日本札幌市 2014年11月に上田文雄市長が招致を表明。過去、1972年に冬季大会を開催している。実現すれば54年ぶり2回目の開催となる。 しかし第23回の2018年平昌オリンピックに続き、2022年第24回大会は同じ東アジア地域の北京開催で決定しているため、札幌開催になると3連続で東アジア地域での開催になる上に、2019年のIOC総会へ向けての招致活動が2020年東京夏季五輪の準備と重なるため、現実的ではないとの声があった。 2018年5月10日、北海道新幹線の札幌延伸(2030年度末予定)や、これと同時進行する市街地の大型再開発等の事業と歩調を合わせて、2030年以降での大会招致を望む声が地元経済界にあり、札幌市が地元の要望を踏まえて、2030年以降の大会に変更したいとの意向を日本オリンピック委員会に伝えた。両者は変更の是非を検討していくとしたが、同年9月6日に発生した北海道胆振東部地震によって招致活動が困難となり、9月17日に2026年五輪招致を断念することをIOCに伝達、IOC側も理解を示した。2030年以降の開催地として再度立候補する方針である。 トルコエルズルム エルズルムは、過去に2011年冬季ユニバーシアードの開催経験がある。実現すればトルコで夏冬通じて初の五輪開催となるはずだったが、2018年10月4日の理事会で大規模大会の開催経験などで懸念が示されたため、落選した。 カナダカルガリー カルガリーは、1988年冬季五輪の開催都市であった。カナダでは、バンクーバーで2010年に冬季五輪が開かれている。2018年10月8、9日の総会でエルズルムの落選が正式に決まり、立候補都市に残っていたが、2018年11月13日に行われた住民投票で反対票が56.4%を占め、招致を断念した。市の負担だけでも約4億カナダドル(約344億円)の公金がかかることへの市民の反感が否決につながったとみられる。
※この「過去に立候補への関心を表明した都市」の解説は、「2026年ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピック」の解説の一部です。
「過去に立候補への関心を表明した都市」を含む「2026年ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピック」の記事については、「2026年ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピック」の概要を参照ください。
過去に立候補への関心を表明した都市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/05 13:41 UTC 版)
「2030年冬季オリンピック」の記事における「過去に立候補への関心を表明した都市」の解説
スペイン( フランス・ アンドラ)バルセロナ・ピレネー・カタルーニャ・アラゴン バルセロナは過去に1992年夏季オリンピックを開催しており、実現すれば38年ぶり2回目の五輪開催だった。屋外競技はピレネー山脈で行い、室内氷上競技をカタルーニャで、雪上競技をアラゴンで行う予定とし、一部競技をアンドラ・フランス側でも行うことを予定しており、実現すれば冬季五輪初の複数国開催となっていたが、2022年6月に共催を検討していたカタルーニャ州とアラゴン州の政府間で合意が得られず撤退を表明した。
※この「過去に立候補への関心を表明した都市」の解説は、「2030年冬季オリンピック」の解説の一部です。
「過去に立候補への関心を表明した都市」を含む「2030年冬季オリンピック」の記事については、「2030年冬季オリンピック」の概要を参照ください。
- 過去に立候補への関心を表明した都市のページへのリンク