縁起
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縁起(えんぎ、梵: pratītya-samutpāda, プラティーティヤ・サムトパーダ、巴: paṭicca-samuppāda, パティッチャ・サムッパーダ)とは、他との関係が縁となって生起するということ[2][3][1]。全ての現象は、原因や条件が相互に関係しあって成立しているものであって独立自存のものではなく、条件や原因がなくなれば結果も自ずからなくなるということを指す[2]。
注釈
出典
- ^ a b 丸山勇『ブッダの旅』岩波書店〈岩波新書〉、2007年4月20日、189-192頁。ISBN 978-4004310723。
- ^ a b c d e f g 中村元『広説仏教語大辞典』 上、東京書籍、2001年6月、137頁。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 中村元ほか(編)『岩波仏教辞典』(2版)岩波書店、2002年10月、95-96頁。
- ^ 『今日から役立つ仏教』ナツメ社53頁
- ^ Harvey, Peter. The Conditioned Co-arising of Mental and Bodily Processes within Life and Between Lives, in Steven M. Emmanuel (ed) (2013). "A Companion to Buddhist Philosophy", pp. 46-69. John Wiley & Sons.
- ^ Bhikkhu Anālayo 2020: “Dependent Arising”, Insight Journal,46:1–8
- ^ “業感縁起(ごうかんえんぎ)とは - コトバンク”. 朝日新聞社. 2017年7月25日閲覧。
- ^ 馬場紀寿「三世両重因果の成立 - 上座部大寺派の縁起支定義」『印度學佛教學研究』第51巻第2号、2003年3月20日、834-832,、NAID 110002707015。。
- ^ a b 中村元 『龍樹』 講談社〈講談社学術文庫〉、pp194-196。
- ^ 「頼耶縁起」 - ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典、2014 Britannica Japan。
- ^ 新村出(編)『広辞苑』(第三版)岩波書店、1986年10月、274頁。
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