生徒会役員の関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 08:49 UTC 版)
「生徒会の一存の登場人物」の記事における「生徒会役員の関係者」の解説
杉崎 林檎(すぎさき りんご) 声 - 米澤円 鍵の義理の妹で、彼自身が語る二股の相手だった一人。アニメではLv2から登場。 肌は雪のように白く、顔は人形のように小さく精巧であり、背中まで伸ばした髪のせいか小柄で華奢、スタイルは決して抜群ではないものの、妙に「女の子らしさ」を身に纏っている。ある種、深夏とは正反対のタイプである。 鍵の一つ年下の義妹で、鍵が小学4年生の時に妹になったらしい。相当なブラコンであり、鍵に抱く感情は兄に対するものを超えてしまっている。 性格は人見知りが激しく、甘えたがりで特に鍵に見せる笑顔はとても愛らしく、同性でも「守ってあげたい」と思わせる。儚く病弱な雰囲気と、一人称が「りんご」であることから、『七光』で真冬から「キャラが被っている」と言われた。ただし、料理は壊滅的に下手(バレンタインチョコを鍵へ送りそれを食べた鍵が魂を口から出して気絶するほど)で自分にはない料理下手と言うキャラまでと真冬を落ち込ませた。 年齢にしては精神的に幼く純粋なため、言われたことをそのまま鵜呑みにしてしまう(冗談が通じない)。それゆえ飛鳥の間違いだらけの知識を信じ込み、語彙が大変おかしな方向にねじ曲がってしまっている(ただしアニメでは飛鳥による仕業という設定がない)。 以前兄の部屋に上がった際に全年齢対象版のゲームだけを残し、年齢制限があるゲームを回収するなど、鍵がエロゲやギャルゲー(主に性関係のこと)をすることを許さない。しかし、鍵が自分を使っての妄想をすることは許しており、鍵が妄想できるように彼女なりの妖艶な写真を鍵に送り付けた(結果として鍵と林檎の「性的なこと」というのには大きくかけ離れていて、鍵の期待していたほどの写真では無く、ヘソを見せただけの写真が鍵に送られた)。 2年前に鍵と飛鳥が付き合い始めた結果、大好きな兄を失ったと感じ、精神的に病んでしまい入院することになる。このことが現在の鍵を形作った大きな根となっている。こちらの設定もアニメ版では特に語られていない。新・生徒会 新生徒会の一存では、碧陽学園に入学し、兄の住んでいるアパートの部屋の隣に引っ越してくる。1年D組に所属(鍵の一つ年下だが、入院や体調の影響で高校進学自体が1年遅れたため、鍵の2学年下となっている)。 松原 飛鳥(まつばら あすか) 声 - 小清水亜美 鍵の幼馴染であり元彼女、そして彼自身が語る二股の相手だった一人。 大人っぽい容姿を持ち、中学時代から発育は良い。高身長、巨乳というタイプではないが、バランスが良い。髪型は基本的にポニーテールで、左側の前髪をヘアピンで留めている。 杉崎家の隣家に住んでいて、鍵とは同い年の幼馴染ということもあり、鍵のことを一番理解している人物。鍵の部屋に40個近くの盗聴器を仕掛けていたこともある。 あまのじゃくな性格をしていて、自分の好きなように行動したあとは自分なりのけじめをつけないと終われない。ちなみに『七光』のプロローグの話では生徒会議事録の2巻(生徒会の二心)だけを読んだらしい。 知弦とは別ベクトルの嗜虐嗜好がうかがえ、林檎に間違った知識を吹き込んでは鍵を困らせ、時折殺意すら抱かせていた。しかし本来仲は良いようで、彼女が杉崎家に兄妹の食事を作りに来ることが何度かあったよう(兄妹が一切料理ができない原因だったらしい)。手先が元々器用で、料理を含め家事はエキスパートの域。 ちなみに彼女が林檎に間違った知識を吹き込んでいたのは純粋過ぎる性格を心配し、鍵以外の男になびかないように常々暴言を吐かせるため。それでも流石にやり過ぎたと感じているが。 彼女が鍵に告白し2人が交際するようになり林檎の心が壊れたことが、現在の鍵という人間の根になっている。2年前はドローで破局した。 自身を「他人を傷つけても自分が幸せになりたいと考える利己的な人間」と皮肉るが、実際には鍵のことを誰よりも心配している。鍵をくりむたち生徒会メンバーといられる最終日にわざわざ呼び出し、自らが傷つくのを承知で2年前から鍵が苛み続けていた現実に決着を付けさせた。その結果、鍵の出した結論に暫く付き合っていくことを決める。その後、鍵と何かあったのではと枯野と鍵の会話から推察することが出来るが、詳細については鍵が話すことを拒否したため不明だったが、卒業式2次会の場で生徒会メンバーの前で自ら暴露した。 アニメ「Lv2」8話では、卒業式の一週間前に鍵を温泉旅館に連れて行き、そこで今でも彼を愛していると改めて思いを告げ、「自分一人を見てほしい」旨を伝えるが、鍵からそれでもハーレムを貫く覚悟を聞かされ応援することを決める。直後に二人を追ってきた生徒会の面々と顔を合わせることになり、彼女たちに対して「正妻」「幼馴染」「鍵と一番長い付き合い」であることをアピールし、特技の毒舌を駆使して深夏、真冬、くりむ、最後に知弦を戦意喪失させダウンさせた。が、実は対抗意識を持っていたのは飛鳥だけで生徒会の面々はお喋りをしたいだけで「楽しいお喋りをしていた」というくりむの言葉に「敵わないな」と負けを認め、友好的に接するようになった。 宮代 奏(みやしろ かなで) 声 - 戸松遥 知弦の中学時代の同級生。知弦を「アカちゃん」と呼んでいた人物。小説では手紙のみの登場だったが、アニメでは容姿が判明した。 幼少期に両親から受けた虐待が愛情であると思っていたため、知弦への愛情から彼女に酷いいじめを行っていた。実際は薄々これが愛情とは別のものだと感じてはいたが、そう理解してしまえば両親の愛情を全否定することになるため、信じようとしなかった。知弦が彼女を欺いたことで別々の高校に進学してしまい、その後会うことはなかったが、高校で自身が恋をしたことにより本当の愛情がどうあるべきなのか気付く。 知弦への手紙には、今、心を許している人(原作では好きな人、アニメでは生徒会のメンバー)を紹介してほしいと書かれていた。 アニメでは設定や展開が大きく変わり、虐待を受けていた設定はなくなっている。「知弦が人気者になるとただ一人の親友の座がなくなってしまう」と寂しさを覚え、彼女を孤立させようと虐め(ノートを破り捨てる)をしていたというものになっている。また生徒会へ宛てた手紙を知弦が読み、奏と数年ぶりの対面をして和解した。 椎名 香澄(しいな かすみ) 深夏と真冬の母親で、見た目の年齢は20代後半。鍵が認めるほどの容姿の持ち主だが、言葉のチョイスが若干古く実際の年齢が読めない。 深夏との複雑な関係になってしまったきっかけであるおじさんとは破局したが、まだその時のこともあるためぎくしゃくとした関係が続いている模様。後に正式に再婚を決め、その人についていくために深夏と話し合い、親子三人で今の土地を今期の生徒会が終わる時期に離れることにした。 二人が生徒会で過ごしているような活き活きとした姿をあまり家では見ないらしく、鍵と協力して二人が鍵を媒体としてじゃれた姿を見た時には喜んでいた。 栗花落 杏子(つゆり あんず) くりむの人生で初めての親友。くりむを「くーちゃん」と呼んでいる。 出会いは中学時代で、杏子はその頃に難病を患って入院をしていた。その時にくりむがプリントを届けてくれたのが仲が深まったきっかけである。医師から結果を期待しないよう告げられていた手術を受けたところ、奇跡的に病状が回復し生還を果たした。 物腰が落ち着いており、友達からは「頭『良さそう』」と言われるが実際には勉強はあまり得意ではないらしい。また、年寄りくさい趣味ばかり持つせいか、「堅物」や「年寄り」とまで言われることもある。 退院したら「外を走り回りたい」という夢を持っていたためか、現在は「安全運転紅蓮隊」という暴走族の頭領になっている。昔は黒髪だったが、赤髪に染めてピアスも空けている。しかし根は昔と変わらず真面目なままのため、暴走族とはいえキッチリ法定内速度を守るという、中途半端なぐれ方をしている。これには両親は勿論、くりむさえ落胆している。 くりむに「私が見守る前で、仏頂面はしない」「しっかり上を向いて、胸を張って、歩くように」「友達を沢山作る」という契りを残す。 今はくりむとの関係も良好な方だが、くりむは杏子からの携帯着信音を「ブォンブォンブォン! ブォンブォン! ブォンブォンブォン!」とバイクを吹かすような音にしており、その関係性を他のメンバー(特に知弦)に心配されている。
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