猿を取り巻く人達
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 10:44 UTC 版)
「プロゴルファー猿」の記事における「猿を取り巻く人達」の解説
おっちゃん 猿との賭けゴルフで、いつも負けている中年の友人。ゴルフは下手(1ラウンドのスコアで100を切った事がない)だが、対戦で2度勝っている。1度目はアニメ版で紅蜂に傷つけられたドライバーと、メタルウッドのおっちゃんのドライバーでドライビング競技をした時。2度目は雪のコースで猿の不調(小丸の酒。アニメ版ではおっちゃんが酒を混ぜた紅茶で酔っ払った事が遠因)により勝利するが、後に紅蜂と対戦して敗れ、猿に賞金を返すように言われる。金製のパターを持つ、最新のゴルフ機器で良いと思ったものは発売後すぐに導入するなど、資産家であることを伺わせる描写もある。アマチュアゴルフ選手権では予選の2番ホールのバンカーで大叩きした末に棄権した。マスターズ・トーナメントの試合を生で観戦した事もあり、入場券まで持っている。また、前述のように猿丸への勝利の執念から、ジェロニモのスポンサーを務めて猿に勝負をけしかけたり、大丸をゴルフ関連の金銭面その他で大きく援助している。アニメ版では猿をライバル視しつつも原作よりも好意的な人物であり、猿の良き相棒としての側面が強調されている。猿谷ゴルフ場の特別会員。 若葉(わかば) おっちゃんの娘で、父親とは似つかぬ美少女。猿丸に好意を抱いている。後にイギリスに留学。アニメ化に伴い、コミック版の「影のスペシャリスト編」より登場。当初はゴルフに興味がなかったが、後に父のお古のゴルフ道具を使用してゴルフをするようになる。 キャディ ゴルフ場でクラブの入ったバッグを運んだり、コースの距離等の案内をする役割を持つ。猿のキャディは、弟たちが担う事が多い(ゴルフ場専属のキャディを付けるとキャディ・フィという手数料を支払う事になるため)。黄金仮面と最初に対戦した時には、猿丸が林へ打ち込んだボールを捜そうとして、大丸がドライバーを放り出してしまい、雨で濡れたグリップによるショットが元でミスを重ねて敗れた。紅蜂との試合では小丸がクリークを担ぎ、勝利を決めるショットのために猿丸に渡した。アニメ版で猿が紅蜂とラウンドを回る時に、大丸と小丸は彼女のクラブを持っている。竜と対戦した時には中丸たちが来ない代わりに紅蜂がキャディを務め、キャディの本分の他に中丸が託した金言集による助言を猿にしたり、ストレスで気持ちが荒んだ猿を慰めたりもした。アマチュアゴルフ選手権では決勝の4番ホールでのロングパットで、猿が芝目で迷っている時に、大丸はまっすぐ打ったほうが良いというアドバイスで4連続バーディを達成したが、後に大丸はいなくなった小丸を探す事に気を取られ、パット等の肝心な時に猿丸にクラブを渡す事ができなかった。小丸は捻挫をした大丸の代わりに正宗とクリークを猿丸に渡すように使いとして頼まれたが、途中で正宗を紛失し、猿丸にはクリークだけ届けて大丸たちの方へ戻っていった。後に正宗が見つかると、大丸たちはクラブハウスへ戻って、中丸は正宗を持って猿丸の方へ急ぎ、キャディとして合流した。ゴルフ特訓道場の最終テストで鷹巣との試合では、自分のクラブを鷹巣に預けている。プロテストでは、関係者以外はホールをまわる事を禁じている代わりに専門のキャディが付いており、最終日の18番ホールでは猿が西郷のミスショットの直撃を額に受けて意識が朦朧としている中、キャディの助言で2打目をカップインしてプロテスト合格を果たした。『プロゴルファー猿FOREVER』ならびに続編の『サル』では猿自らキャディを務めた事もある。 左 甚五斎(ひだり じんごさい) パター(特に木製・竹製パター)製作の名人。彼の製作したパターは、登場したものはいずれもショットの際に何らかの音を発する。弟子の闇兵衛に「村正」を持ち出されるが、その後猿に病で苦しんでいて助けてくれたお礼に、「正宗」を授ける。アニメ版では猿専用のグリーンの造成を指導し、後に鷹巣に超ロングドライバーと名作パター「虎鉄(こてつ)」を授ける。 鹿島大造(かしま だいぞう/たいぞう《アニメ版》) 大海浜カントリークラブの最高責任者で、かつアマチュアゴルフ選手権の大会委員長。自身も早朝に1ラウンド回る。猿直々にレッスンを受ける(鹿島は猿に授業料を払う)などしてプロとしての才能を見抜く。しかし、アマチュアゴルフ選手権に出場した猿が金銭を得たプロの仕事をした事がアマチュアとしての規定に反している事を知り、優勝カップを渡すべきか迷うが、最終的にゴルフに対する純粋な姿勢を評価し、猿に優勝カップを手渡した。死神に命を狙われたり、プロテスト一日目トップを祝って、舟盛りを振る舞ったりした。また、ミスターXのスポンサーの誘いに関しても危険な取引だと忠告もした他、Xとは犬猿の仲。 安古(あご) サクラテレビのディレクター。アーノルド・パーマーがパリのエッフェル塔の上からドライバーショットを繰り出し、どの位遠くへ飛ばせるかの実験を行った記事から、東京でも同様の企画ができないか猿に白羽の矢を立てたが、同業他局の鍋島ディレクターも類似の企画を立てていた。そこでドラコンで飛距離を競い、勝った方の番組に出演する事にした。安古自身はゴルフは一度もやった事がないが、3回目のまぐれ当たりで鍋島のボールを抜いて勝利し、東京タワーから猿がショットを打つ事になった。 鍋島(なべしま) スターテレビのディレクターで、ハンディキャップは9というシングルの腕前を持つ。鍋島がドラコンで勝ったら、猿が新宿の超高層ビルからショットを打つ予定だった。 パーマン / ホットマン※アニメ版 猿が東京タワーの展望台からドライビングを放った時のロケの司会。 草 涼子(くさ りょうこ) 母親と二人暮らし。心臓を患い、アパートの2階の自室で療養中の所を、猿が東京タワーの展望台から飛ばしたボールが窓から飛び込んできた。そして猿が彼女の元を訪れ、10万円を手渡す。 富士城カントリーの支配人 一国一城の殿様を思わせる風格が特徴。猿をプロ養成の研修生として受け入れるために鹿島大造に頼まれ、所属のアシスタントを次々に対戦相手として差し向ける。 剛田(ごうだ) 大海浜カントリークラブの専属プロ。球斉とティーショットの試合を行い、敗れる。 大岩巖造(おおいわ がんぞう) ゴルフ特訓道場の館長。かつては柳生球斉と友人で、かつライバルでもあり、現在は後進の指導を行っている。身長は低いが、説明に力が入ると、猿の背丈を上回る巨人に見えてくる。 大岩 緑(おおいわ みどり) 大岩巖造の娘で、パットが得意。研修生からは道場の特待生として「女王」と呼ばれ、二回生ですらも敬意を表している。猿は「緑子はん(あるいは緑はん)」と呼んでいる。食堂では炊事番を務めている。 鬼淵(おにふち) 二回生を担当している鬼教官。研修生からは「オニ」と呼ばれている。入門早々の猿にクラブで殴られた後、猿が二回生の当番に刃向かった事から、死打室に猿を連行し、打球の恐怖を味わわせる。 蟹沢九郎(かにざわ くろう) 猿・鷹巣たち一回生を担当している教官。名前・口癖から「カニ」と呼ばれている。猿が二回生と起こしたトラブルが元で、鬼淵教官と対立する。最終テストで鷹巣が猿の腕前でうろたえそうになった時に鷹巣を拳で殴り、叱責した。 万年九郎(まんねん くろう) 奥山カントリークラブの月例会に参加。パットが苦手で、魔島親子に敗れる。 鬼頭四郎(きとう しろう) 大金持ちで、猿に球一郎のコーチをやってくれないかと誘う。猿は一度断るが、レッスン料をもらえると聞いて、四郎にお願いするものの、専属コーチの座をかけて堅井プロと対戦する事になった。自邸に専用のグリーンを持つ。数百万円もする古九谷の壺を所有し、猿がプロの腕前を披露するためにティー代わりにした。 鬼頭球一郎(きとう きゅういちろう)、鹿島球一郎(かしま きゅういちろう)※アニメ版 四郎の息子で、県下のジュニアゴルフ界の天才児と呼ばれている。アニメ版では鹿島大造の息子で、レッスンを引き受けようとする猿に生意気な態度で接する。 蝶 可憐(ちょう かれん) 美少女で、最年少でプロテストに合格。ツインテールで黄色いリボンを付けている。田舎には弟妹が四人もいる。コミック版では猿が片思いをするが、アニメ版では台湾出身の設定で猿はおっちゃんと恋敵になる。蝶が舞うような可憐なショットを放つ。とあるゴルフ練習場(アニメ版では後述の「しんかいゴルフ」)の人気者であり、女子プロの月例会に来ていた猿も惚れてデート気分で一緒に1ラウンドを回る。ミスターXに影の組織に誘われるところを猿に阻止される。 早月(さつき) 恐岳に住んでいる柳生球斉の孫娘。球斉が打球を受けて負傷した事を猿に連絡した。 千恵(ちえ) 早月の同級生で、恐岳カントリークラブでキャディをしている。蛭田の驚異的なティーショットを目撃。 トビ丸 少年忍者ゴルファー。一文字というイノシシや小丸と仲良し。 霧の大老 忍び谷に住む忍者軍団の師匠。ミスターXによる忍び谷の開発をめぐって立ち退きをせまられたため、ミスターXに招待された猿に対し、忍者軍団たちとの試合を持ち掛けた。 レフティー 番外編に登場するサルで、猿の弟子。名前のごとく左利き。猿の練習を見ているうちにゴルフの腕を上げてきた。厄病組が猿たちとの試合中に不正を働いていたことが露見してサルたちの制裁を受けた際に、親分の厄病神太郎がレフティーの打球の標的にされた。猿たちの別荘を建てる時も仲間のサルの手を借りて何とか完成させた。 長老 猿谷に棲むサルのボスで白い体毛をしている。レフティーをプロゴルファーにするために猿に育成の話を持ちかける。厄病組の不正プレーを暴き、組員たちを撃退する。 黒原金兵エ(くろはら きんべえ) 猿谷の大地主で、猿が無断で別荘を建てた事により、立ち退くよう命じる。猿の命令でサルたちをけしかけて反対運動を起こしたため、猿谷に残るかどうかを決めるためにコングと勝負させる。 藤子不二雄Ⓐ 本作の作者で、ゴルフを頻繁にプレーしており、作品にもしばしば登場している。猿たちが東京へ向かう新幹線の前の座席で、車内で週刊少年サンデーを読んでいる。また、3パットメンが使用した三連パターを実際に藤子・F・不二雄たちと試している。『プロゴルファー猿FOREVER』でも猿と出会っている。 メズーサ 黒魔霊死郎のキャディ。網タイツなどの奇抜な衣装で登場。霊力の使い手でもある。 地主 アニメ版に登場。猿谷のリゾート地開発を目論んでいるミスターXに土地を売り渡してしまう。猿たちに説得された後に猿たちの試合を見に行こうと猿谷に駆け付ける途中で足を滑らせて怪我をし、猿たちの案内で温泉で療養することになった。 八千草涼子(やちぐさりょうこ) 原作の草涼子に代わり、アニメ版で猿の東京タワーのドライビングで登場。若葉のクラスメートで東京の学校へ転校、母親が病気で療養中。 Mr.オイルダラー アニメ版SPに登場するアメリカの石油王。天才少年ゴルファーのレッド・ホークを見出した。広大な土地を所有し、後述するオール・アメリカン・カントリークラブのオーナーでもある。 デイジー アニメ版SPに登場するレッド・ホークの兄思いの妹。猿を慕う若葉と仲が悪い。 老僧 アニメ版に登場。ドラゴンや紅蜂もゴルフの修業をしている中国のとある寺の住職。 青花(せいか) アニメ版に登場。紅蜂がミスターXの下を離れた後に新たに任命された補佐役。
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