明治神宮第二球場とは? わかりやすく解説

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明治神宮第二球場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 07:39 UTC 版)

明治神宮野球場」の記事における「明治神宮第二球場」の解説

竣工 - 1961年昭和36年4月19日 サイズ - 両翼91m、中堅116m 内外野 - 全面透水性人工芝 スコアボード - パネル式(15回まで なお合計得点原則として15回の部分掲示する。)竣工時は神宮球場のレフトスタンド外壁にあった改築後はバックスクリーンすぐ横(ライト側)に設けられたが、後に右翼手守備位置ほぼ後ろ移設されている。 収容人数 - 5,6001926年大正15年)、明治神宮相撲場として開設された。宮武三郎神宮球場外野スタンド増築前に場外ホームランをここに打ち込んだという。1947年昭和22年)から1948年にかけて大相撲本場所興行が行われた。その後野球場改築されることになり、1961年竣工した国鉄スワローズ移転見込みに伴いすぐに増改築が行われた。当初神宮球場のレフトスタンドとセンター接する形となっていたが、一塁スタンド現在のゴルフ練習場)が接す向き変更された。以前フィールド全面クレー舗装だったが、1993年平成5年)に人工芝敷設された。2020年東京五輪では当敷地投擲種目練習場とすることになっているが、具体案公表されていない球場自体用地狭隘外野後方には道路があるため外野スタンドがなく、フェンス沿って高い防球ネット張られていた。また1・3塁側についてもベンチ越えた内野以降座席設けられていなかった。メインスタンドバックネット裏)は二層スタンドで、通常1階席の部分のみ開放。多客時には2階開放されていた。2階席の一部には神宮球場グラウンドを見下ろすことができるエリアがあり、神宮球場試合が行われている場合満員時を除き立ち入り禁止となっていた。 座席は本球場外野席同様の背もたれのない一人用となっており、バックネット上段付き記者席もあった。高校、大学野球ではダッグアウト上のスペース応援団員エール交換等を行っていた(最大3名程度)。 券売窓口1つで、1・3塁側にそれぞれ入り口があった。売店球場入口正面にのみ設置限られた種類飲食販売していた。 2019年まで東京都高等学校野球連盟主管大会夏の高校野球東京大会春季秋季大会)に使用されていた。以前創設当初首都大学野球連盟東京新大学野球連盟東都大学野球連盟2部リーグ使用していたが大学野球日程祝日になった場合加盟校グラウンド使用するため、原則として明治神宮大会、及び東京都高野連主管大会使用する場合除いてアマチュア野球第2球場を週末土・日)と祝日に使うことはなかった。明治神宮大会ではかつて高校の部準決勝までの試合が行われ、以後球場への開催移った際も大学の部1回戦は数試合組まれていた(明治神宮大会では本球場との共通券販売され、各球場分で両辺が切り取れ形態となっていた)。また多く入場見込まれる試合は本球場での開催変更されることもあった。末期夏季大会準々決勝秋季大会準決勝以降会場から外されるなど、高校野球での使用減少傾向にあった。 なお東都大2部リーグでは1973年から第2球場を主会場としていたが、球場が狭いことにより打球場外飛び出すケース比較的多いことや、施設の老朽化などから、2013年秋をもって第2球場の使用中止することになり、2014年春リーグ戦以後は、2部リーグ加盟する大学グラウンド町田市小野路球場等での実施経て首都圏公営球場開催している(ただし、東京六大学連盟のその週の大会日曜日までに終わっていれば、神宮球場会場として使う場合もあった)。また、かつて1部リーグ2部以下の入替戦開催実績がある(雨天順延等で本球場での試合消化難しい際)。 上記事情によりプロ野球1軍試合には使用されていないが、過去2軍イースタン・リーグ試合使用された例はある(1962年国鉄大毎戦他)。 また第二球場明治神宮外苑ゴルフ練習場外苑ゴルフクラブ)の西練習場兼ねており、一塁ダッグアウト付近から右翼ポール際にかけてゴルフ練習用打席121打席設置されている。ゴルフ練習場のうち東練習場通年営業しているが、第二球場兼ねる西練習場は、アマチュア野球公式戦行われる日早朝基本的に6時 - 8時45分)と夜間アマチュア野球大会試合終了後から深夜)のみの営業となる。アマチュア野球公式戦が行われる時間帯以外はゴルフ練習場として供用しており、野球場としての草野球一般利用受け付けていない(ゴルフのみ運営場合でも9:00-9:30ボール回収作業を行うため利用不可。また周辺道路施設への影響考慮し練習場では飛距離抑制した低反発球を使用することになっており、一般ゴルフコースや他のゴルフ練習所で使用する通常のボール使用持ち込み厳禁となっている)。ゴルフ西練習所は1973年昭和48年)に設置された(東練習所=第2球場東隣はその前年1972年開設)。 フェンス広告はないが、ゴルフ練習場として活用されていることを踏まえてレフト側にゴルフ関連広告看板設置されている。また、過去には、神宮球場合わせて右翼側のスコアボード上に、SEIKO広告看板設置されていた。 東都2部撤退後2014年頃から外野中心として人工芝劣化顕著となり、2016年頃には外野大半下地むき出し黒ずんだ態となっていた。2017年頃から一部張り替えられたもののそれ以降外野継ぎ接ぎ状態であり、センターからライト方向深く最後まで黒ずんだ状態で使用された。 2019年11月3日秋季東京都高等学校野球大会準々決勝日大三-帝京戦を最後に野球場としての使用終了した奇しくも東京代表する名門校同士対戦となり、試合前に東京都高野連による高校野球全日終了式典が行われた。試合終了後には両校の選手・監督らによる記念撮影が行われ、ともに全国でも屈指の名将として知られる帝京監督前田三夫日大三監督小倉全由関東一高監督歴任)は健闘を讃え合うとともに球場への感謝思い語ったその後2019年末までゴルフ場としての営業継続されたのち、2020年以降東京オリンピック向けた資材置き場となっている。前述通り神宮外苑地区再開発に伴い2021年をもって第二球場解体され跡地には新秩父宮ラグビー場建設される予定であるが、東京オリンピック2021年延期されたためその動向不明であった2021年1月15日スポーツ庁ラグビー振興に関する関係者会議開き、新秩父宮ラグビー場を完全密閉型屋根付きスタジアムとする方針決定したグラウンド人工芝にして多用途に対応し収容人数2万規模想定している。2023年2026年予定されている第1期工事では南側オープンにしたスタンドが3方向スタジアムとして整備される現在の神宮球場取り壊された後に、南側スタンド及び屋根設置工事が行われるため、最終的な工事完成2033年からずれ込む見通しである。 2019年平成31年2月22日時点明治神宮第二野球場 北側工事中国立競技場 明治神宮第二野球場正面入り口 隣接明治神宮野球場 南側明治神宮野球場 同左

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