国家・都市・建造物など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 05:56 UTC 版)
「ドラゴンクエストVI 幻の大地」の記事における「国家・都市・建造物など」の解説
2世界に共通して存在する国・都市ライフコッド - レイドックから北方の山にある村。村の民芸品は木彫り細工と絹織物。毎年、山の精霊を祭る村祭りが行われる。夢の世界では冒険のスタート地点であり、主人公はここで妹ターニアと一緒に暮らしていることになっている。現実の世界では村人たちはよそ者に対して冷たく、主人公の命を狙うデスタムーアの手先に襲われることとなる。 レイドック - 世界のほぼ中心にある王国。現実の世界では王子が行方不明となり、王と王妃は眠ったまま目覚めない状態が続いている。行方不明の王子は、実は主人公のことであるが、記憶からは無くなっている。夢の世界では、現実の世界のシェーラ王妃が、ムドーの仕業によってレイドック王へと姿を変えられ、日夜寝ることなく統治している。 アモール - レイドックから西方、清水の流れる川沿いに作られている町。回復アイテム「アモールのみず」の産地。夢の世界では、岩山で隔てられており、レイドックから徒歩では行けず、現実世界のアモールからイベントにより訪れることになる。現実世界の教会では元盗賊のジーナばあさんが手伝いとしてひっそりと暮らしているが、彼女の見る悪夢が、夢の世界に影響を与えている。なお、以降のドラゴンクエスト作品にも「アモールの水」というアイテムが登場する。 クリアベール - 南の大陸にある町。現実の少年ジョンが夢見る「空飛ぶベッド」が夢の世界ではしばしば見られ、名物となっていたが、ある日、ジョンが幼くして亡くなったために、見られなくなっていた。 グレイス - 世界の南西の果てに位置する廃墟と化した城。毒の沼地に侵食され、城の基礎しか残っていない。主人公たちは井戸をのぞき込むことで夢の世界に行き、城が滅びた経緯と伝説の鎧の所在を知ることとなる。この国では伝説の悪魔を呼び出し、その力を借りて魔王を滅ぼそうとしていたが「その悪魔に人間が襲われない確証など無い」と国民は怖れていた。召喚の儀式が王の独断で強引に実行された結果、国民の不安は的中。召喚した悪魔を制御することが出来ず、城は滅ぼされたのであった。夢の世界で外部からグレイス城に直接入ることもできる。しかし現実世界と同様に城は廃墟となっている。 4つの封印 - 下記は、クラウド城を除いて、いずれも現実世界では魔王によって滅ぼされた。しかし夢の世界では存在し続けていたが、それすらも魔王にとっては脅威となるため、建物や町ごと封印され、その跡地は現実の世界に通じる大穴となった。海上に穴のあるカルベローナ以外では、その大穴から飛び降りることで現実の世界に行くことができる。これらはそれぞれ封印した張本人を倒すことによって穴が塞がり、元の建物・町が夢の世界に復活する。ダーマ神殿 - 職をつかさどる神殿。勇者となる者が現れるのを防ぐべく、ムドーによって封印された。 メダル王の城 - シエーナ(マルシェ)の北西にある小さな城。「ちいさなメダル」を集める王がいる。勇者一行が強力な武具を手に入れるのを防ぐべく、ジャミラスによって封印された。 カルベローナ - クリアベールの西の沖に浮かぶ島の魔法都市であり、バーバラの出身地。伝説の魔法「マダンテ」を使いこなす者が現れるのを防ぐべく、グラコスによって封印された。 クラウド城 - 夢の世界を束ねるゼニス王の住まう城。夢の世界の南東部に位置する。勇者一行がはざまの世界へ来るのを防ぐべくデュランによって制圧され、魔物の住む「ヘルクラウド城」として現実世界の空に浮いている。城内には「希望の卵」と呼ばれる巨大な卵があり、この世界の未来が生まれてくるらしい。 夢の世界のみに存在する都市・建造物シエーナ / マルシェ - ライフコッドの南にある町。年に一度バザーが開催され、期間中は大勢の人で賑わう。またライフコッドの村祭りで使われる「精霊の冠」を作る職人が住んでいる。実際は現実世界に住む、とある老人の夢。SFC版ではシエーナという名称であったが、DS版ではマルシェという名称になっている。名前の変更は堀井雄二の提案で、変更した理由は主人公の母親の名前シェーラと似ていて混乱を招くため。元々似た名前にしているのも理由があるが、混乱しないようにあえて変更した。 カルカド - 世界北東部にある島の砂漠の中の町。井戸が枯れるなど町は困窮状態にある。町の中では「しあわせの国」の噂が絶えず、幸せを求めて多くの人が町を出たという。 地底魔城 - レイドックから南東方向にある、夢の世界のムドーが住まう地底の城。 占いの館 / すれちがいの館 / まぼろしの館 - 各機種で役割が異なる。SFC版では「占いの館」。道に迷った時に助言をくれる占い師が住んでいる。DS版以降ではこの役割はグランマーズが行うことになった。 DS版では「すれちがいの館」。キャラや舞台を選んで「夢告白」を作り、これをすれちがい通信で交換することが出来る。すれちがいの数が増えれば増えるほど、館内に変化が起こる仕組みになっている。 スマートフォン版では「まぼろしの館」。各地の本棚から「夢のカケラ」を集めていくと施設が拡張されていく。 魔術師の塔 - クリアベール北の大砂漠にある塔。魔術師ミラルゴが住む。入口の扉は、ある呪文を唱えないと開かない。 スライム格闘場 - スライムの調教師スラッジの設立した、スライム系モンスターだけが出場できる格闘場。スライム系しか入れない部屋もある。 現実の世界のみに存在する国家・都市・建造物トルッカ - 世界北西の島にある町。現実の世界で最初に訪れることになる町。誘拐事件が起こっている。 サンマリーノ - 港町で、ハッサンの出身地でもある。レイドックへの定期船が出ており、カジノもある。近くには夢占い師グランマーズの独居がある。 ゲントの村 - 癒しの力を持つ「ゲント族」の暮らしている村。チャモロの出身地。村の奥のドックには「神の船」が祀られており、昇降設備により直接水路に出られるようになっている。 モンストル - 戦士アモスによって魔物から救われた町であり、アモスは町の英雄となっている。 アークボルト - 世界北東部にある国。王は城の東にある旅の洞窟に巣くう魔物を退治させるため、強い者を募っている。 ホルストック - 南の大陸にある国。国を治めるホルテン王は、王家のしきたりである洗礼を受けたがらない悪戯好きで臆病な王子ホルスに手を焼いている。城の東には初代ホルストック王が作ったホルコッタの村がある。 フォーン城 - レイドックの南方にある、フォーン王の治める城。邪悪な魔術師ミラルゴによって姫・イリカが鏡に封じ込められており、彼女が「カガミ姫」として有名になっている。水門の鍵を管理している。 ペスカニ - 海岸沿いにある漁村で、村には洞窟もある。村に住む凄腕の漁師ロブは、かつて自分を助けた人魚のディーネに届けるために魚屋の残り少ない魚を買い占めたり、彼女が村人に見つかるのを恐れるあまり乱暴な態度を取っている。 マウントスノー - ザム神官の住む雪国の町。町の人はゴランという老人を除いて、その地を守る雪女ユリナによって氷漬けにされた。北の洞窟には伝説の剣があり、その封印を解く術を知るのは村に住むザム神官のみである。 ロンガデセオ - ならず者の町。パスがないと入ることができない。劇場やカジノがあり、伝説の鍛冶屋コブレの娘サリイが住んでいる。 ザクソン - ライフコッドの東方の山奥にある村。防具職人のクラーク・エンデの家があるが、エンデは姿を消してしまっている。店などは全くない。 ガンディーノ - 世界南東部の島にある国。先代の王は暴君だったが、現在は新たな王によって善政が敷かれている。ミレーユ・テリー姉弟が幼少時を過ごした国であり、現在でも養父母が住んでいる。先代の王の時代、ミレーユはここで奴隷となっていた。城下町の地下にはかつて国を脅かしていたギンドロ組のアジトがある。 ポセイドン城 - 海の王ポセイドンの城。かつて、大賢者が訪れたこともあるという。ポセイドンは自分に取って代わって海を支配するグラコスを不快に思っている。 ムドーの城 - 現実世界のムドーの居城。レイドックの東の海に浮かぶ島にそびえている。 はざまの世界の町・建造物絶望の町 - はざまの世界で最初に訪れる町。大魔王によって現実の世界や夢の世界から取り込まれた人々が住んでおり、ザクソン村のエンデもここに暮らしている。人々は希望を失い、無気力となっている。主人公たちの行動によって活気が蘇った後は、人々から「希望の町」と呼ばれるようになる(正式名称は変化しない)。西には、現実世界への戻り口が隠されたヘルハーブ温泉があるが、強い意志を持たぬ人間は一層無気力になる。 欲望の町 - 活気に満ち溢れているが、その正体は「欲望」である。大賢者が付けた名前があったと言われるが、その名を覚えている者は1人もいない。欲望の名の通りカジノもある。ここに住む大富豪モルガンは大賢者の残した宝について詳しいが、情報料として高額な金を要求する。実は牢獄の町の兵士に贈賄しており、密かにデスタムーアに通じている。 牢獄の町 - 魔王の右腕アクバーの支配する、牢獄を中心とした建造物。はざまの世界に取り込まれた罪のない人間たちが囚われている。牢獄内には町のような場所があるが、店は兵士に荒らされたため品物は置いていない。囚われている人々はある程度の自治は認められているが、常にギロチンの恐怖に怯えている。奥深くには賢者クリムトが捕らえられている。 嘆きの牢獄 - 大魔王デスタムーアの居城のすぐ南にある古い牢獄。大賢者マサールが捕らえられている。 ムーアの城 / デスタムーアの城 - 大魔王デスタムーアの居城で、本作のラストダンジョン。最初はとても高い岩山の上にあり入れないが、嘆きの牢獄でのイベントでマサール、クリムト兄弟に岩山を破壊してもらい、地上に落ちた時点で初めて入れるようになる。シリーズでは初めてラストダンジョン専用のBGMが使用されている。「ムーアの城」はSFC版、「デスタムーアの城」はDS版での表記。 お楽しみダンジョン - クリア後、特定の条件を満たすと入ることのできるダンジョン。地形は既存のダンジョンからの流用。途中にはライフコッドとほぼ同じ構造のデスコッドの村がある。過去のシリーズ作品に登場したトルネコ、マーニャ、サンチョとグランバニア王子・王女と思われる人物たちが登場し、それ以外の住人はほとんど魔物だが、主人公たちを襲うことはない(DS版ではこちらの行動によって住人が変化する)。ダンジョン最深部にはダークドレアムの祭壇がある。
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