円卓メンバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 14:36 UTC 版)
「アンデッドアンラック」の記事における「円卓メンバー」の解説
ジュイス 円卓メンバーのNo.1。軍服風の衣服を着てサーベルを帯刀したロングヘアの女性。ユニオンの創始者。仮面で顔の上半分を隠している。他のメンバーからは「ボス」と呼ばれる。風子の討伐を指示した張本人だが、彼女とアンディが円卓入りしたことで撤回し謝罪した。 世界を「ループ」と神の支配から救うことが悲願。何度もループを経験しており、アンディの別人格であるヴィクトールと深い関係がある。「地球と罪のない人々を守ること」を自分の正義として行動している。 相手の正義を否定し、逆の行動を強制する不正義(UNJUSTICE/アンジャスティス)の否定者。発動には仮面を外すなどの条件がある。「不真実」が相手の手段の否定であるのに対して、「不正義」は相手の目的の否定であると解説されている。 シェン 円卓メンバーのNo.2。中華風の衣服を着ており、中国語を交えた話し方をする筋肉質の好青年。戦闘狂であり、強敵との戦いを何より好む。 主に中国拳法で戦うほか、古代遺物「如意金箍(にょいきんこ)」や「金斗雲」を武器とする。『西遊記』の如意棒として有名な伸縮自在の棒であり、掌に収まるサイズから宇宙空間に届くほど長く伸ばすことが可能。 過去にメイという妹がいたが命を落としており、その原因となったかつての師匠を倒すため天下無双を目指している。 相手の真実を否定する不真実(UNTRUTH/アントゥルース)の否定者。他対象・強制発動型。視界に入れた対象に、発動時点でとろうとした行動とは逆の行動をとらせることができる。能力の維持に相手を注視する必要があるため、片目ずつウィンクをすることで瞬きを防いでいる。能力発動の条件として「対象を好きになる」必要がある。ある程度以上の好感を抱いていれば対象にできるが、好感度の上下はシビアで、アンディが自身の忠告を無視して派手な行動を起こしただけで能力の対象から外れてしまっている。 日常生活でも能力が発動してしまうため、風子やアンディ、ムイといった好感を抱いている相手には、能力の対象にならないよう意識的に視線を外している。 ファンとの戦いで致命傷を負うが、自らムイの手にかかって死ぬことで古代遺物「死亡遊戯」を発動させ、彼女を守るキョンシーとして復活した。記憶や人格も元のままだが、一度死んだ扱いになったため否定能力は失っている。 ビリー 円卓メンバーのNo.3。スーツ姿に上着を羽織り、サングラスをかけた男性。一人称は「ボク」。銃を武器にしている。盲目。足に着けた拍車の音で周囲を判断するが、タチアナと行動する際は彼女が目の代わりとなるため外している。タチアナの世話をしており、彼女からも慕われている。 組織の登録上は不可信(UNBELIEVABLE/アンビリーバブル)の否定者で、「銃限定で、対象に当たる訳がない方向に撃つと跳弾などを経て確実に必中する能力である」とタチアナに説明していた。 その正体はUNDERのボス。「不公平(アンフェア)」という言葉をよく口にする。100回目の罰がかかったクエストの円卓会議中に突如ユニオンを裏切り、UMAバーンを操って円卓と黙示録を強奪しようとしたが、黙示録は風子に奪還されたためそのまま撤退する。初めてジュイスと会ってユニオンに加入した時からただの一度も心を許したことはなく、神を殺すためにユニオンを利用していたという。 真の能力は否定能力をコピーする能力。他人の能力である「不死」「不正義」「不停止」「不動」などをコピーして使うことができる。「不停止」のデメリットである骨折を「不死」で治癒できるなど組み合わせての使用も可能。盲目も「不死」の再生能力で治癒している。ただしコピーには条件があるらしく、後に「不正義」は使えなくなっている。 フィル 円卓メンバーのNo.4。中性的な顔立ちの少年。指をしゃぶるなど子どもらしい仕草をするが、常に無表情。両手両足には義肢に似た古代遺物を装着している。 不感(UNFEEL/アンフィール) の否定者。否定能力の詳細は不明だが、体に接触しているだけで精神に異常をきたすらしい古代遺物の影響を受けないでいられるのが否定能力の恩恵であることを示唆されている。 タチアナ 円卓メンバーのNo.5。ロシア出身の幼女。前面にレンズ状のハッチがついた、「球(スフィア)」と呼ばれる巨大な球体状のメカにこもったまま行動している。戦闘時には機械のアームを伸ばして攻撃する。アームからはビームのようなものを出せるほか、壊れてもすぐに再生する。 ジーナを「おば様」、ビリーを「ビリー様」と呼んで慕っている。また風子を「初めて出来た女の子の友達」として好意的に見ている。初登場時にはジーナを死なせたアンディに対し激怒して殴りかかったが、ジュイスの能力で止められた。 5歳の誕生日に突然能力を手に入れてしまったことで自分の家とその周囲を粉々に消し飛ばし、両親も圧死する。その後マフィアに捕まり闇オークションにかけられていたところを、組織から派遣されたビリーに助けられた過去を持つ。 自分への接触を否定する不可触(UNTOUCHABLE/アンタッチャブル)の否定者。自己対象・強制発動型。自分の周りに「U・Tエリア」と呼ばれる不可触の空間が常に存在し、彼女自身以外のものを無条件に消し飛ばしてしまう。衣服も身に着けられないが、口を開けるとエリアに隙間が生じるため食事(チューブを通しての流動食や、細長い食品に限る)はできる。エリアは感情の起伏で変化しており、平常時は数mだが下手に開放すれば町一つ吹き飛びかねないほど。普段はニコが開発した専用アーマーを用いてコントロールしているが、自分の意思で不可触エリアを解放することも可能。 山岡 一心/春歌(やまおか いっしん/はるか) 円卓メンバーのNo.6。鎧武者のような巨体の甲冑をまとった人物。無口。兜の口の部分から本体の目が見えることがある。 本来の姿は長身で筋骨隆々だが気弱な女性。臆病でクエストにもなかなか参加しない代わりとして、壊れない武器を造り組織に貢献していた。とある時期から鎧に隠れて性別を隠すようになったという。筆談は古風な口調で一人称も「某(それがし)」になるが、普通に会話する場合は女性的な口調になる。 不壊(UNBREAKABLE/アンブレイカブル)の否定者。他対象任意発動型。物に「不壊」を宿すという能力で、決して壊れない武器を作ることができる。一方で自信や覚悟が足りないと力が解けてしまう。アンディの「不壊刀『倶利伽羅』」や、シェンの「如意金箍」の箍部分の製作者でもある。過去に能力が不十分だったため父を死なせたトラウマがあり、鎧など他者を守るものに対しては効果がうまく発揮できない。 本名は山岡春歌。「一心」は鍛冶屋としての一族の襲名となっており、彼女は「十三代目山岡一心」となる。否定能力も一族で継承されている。江戸時代の人物である初代「一心」は不壊の能力で江戸城無血開城に貢献した。 トップ=ブル=スパークス 円卓メンバーのNo.7。髪を逆立てた褐色肌の少年。15歳。非常にせっかちで能動的な性格。 一定以上の速度を出し止まろうとすると、停止を否定し瞬間倍以上の力で押し出される不停止(UNSTOPPABLE/アンストッパブル)の否定者。それを利用して高速で走ることができるが、止まるためには骨折などで肉体の形状を著しく変化させることで「加速をリセット」する必要がある。 ブラジルのファべーラ出身。陸上の強化選手選抜大会で、友達を勝たせるために足を止めようとした時に否定能力が発現し、友人の命を奪ってしまった。その後ジュイスに出会い、「神の顔面を蹴り飛ばす」ためにユニオンに入る。 ニコ=フォーゲイル 円卓メンバーのNo.8。髪をバンダナで逆立て、目に隈がある不気味な笑みを浮かべた男。 凄腕の技術者で、組織が使用する武器や装備の開発を手掛ける。少なくとも50年前からメンバーの一人であり、組織に囚われていたアンディの解剖や拷問を行っていた。 飛行する無数の小さな黒い球体を操って戦う。 組織の中に自身のラボを持ち、娘のミコもそこに所属している。 重野 力(しげの ちから) 円卓に新規に追加されたNo.11のメンバー。気弱な高校生の少年。17歳。否定者の闇オークションにかけられたところ、やって来たリップらに殺されかけアンディに助けられた。 かつて自分の否定能力が原因で両親を死なせており、その罪滅ぼしとして自分の能力を人々に役立てるため組織入りする。 自分の手足が動かない間、視界に入るあらゆる物の動きを否定する不動(UNMOVE/アンムーブ)の否定者。人や物はその場で動けなくなり、落下物や銃弾も空中で静止する。会話で口が動いていても能力が発動するが、手足が動くと解除されるため、ビビった身体の震えで能力が発動しない時がある。
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