伝説のねずみ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 23:28 UTC 版)
「猫mix幻奇譚とらじ」の記事における「伝説のねずみ」の解説
最凶最悪と言われる4匹のねずみ。幹部ねずみとも呼ばれる。その姿を見たものは誰もいないとされ、下僕の存在のみが確認されている。 呪いのねずみ 伝説のねずみの1匹。「嘆きの島」と呼ばれる空に浮かぶ島で眠りについていたが、娘である3匹のねずみたちの儀式によって目覚める。母親でありながら娘たちが合体した姿であるという特殊な成り立ちをしている。儀式の材料にとらじの毛が混じっていたため不完全な再生となってしまい、あまりのかゆさに悲鳴をあげながら逃げて行ってしまった。 七色のお庭番と呼ばれる七不思議の謎に関わるねずみたちの主でもあり、スタンプを全て集めると会う事が出来るという。嘆きのねずみ/恨みのねずみ/念のねずみ 呪いのねずみの娘たち。色違いの衣を着ているが、それ以外はそっくり同じ姿をしている。ジョゼの記憶を盗んだのはこのうち嘆きのねずみ。 嘆きのねずみが人間に近づいて言葉巧みに記憶を奪って嘆きの島に運び、恨みのねずみがその人間の記憶を糸にして紡ぎ、念のねずみが糸になった記憶を織って布にする、という役割分担で呪いのねずみの復活の儀式を行う準備を整えていた。儀式が成功した後は合体して呪いのねずみになった。 七色のお庭番 7不思議の謎を解いたものにスタンプを押す役目を持ったねずみたち。スタンプを押した後は寿命を迎え、鍵に変化する。緑のねずみ 首や腰元を葉っぱで装飾したねずみ。「ジャングルの遺跡の謎」を担当していた。 石段だらけの遺跡の中で、突如としてパイ・ヤンとハムレットの前に現れ、スタンプ帳を渡していった。パイ・ヤンたちが遺跡の謎を解いた後は、スタンプ帳の仕組みを解説する。 青のねずみ チョッキを着て蝶ネクタイをしたねずみ。「魔の海域の謎」を担当していた。 謎が解かれるや否や、さっさとスタンプ帳を出すように要求し、あっさり消えていった。 黄色のねずみ 口ひげを生やしたヨボヨボのねずみ。「移動の家」「砂丘の謎」を担当していた。 二つの謎はセットで1つの七不思議であるため、スタンプは1つしか押されなかった。 黒のねずみ 「ペッタゴンのサルの木の謎」を担当していた。 紫のねずみ 水玉模様のねずみ。ネクタイをしている。「空の公国とカブブの村の謎」を担当していた。 白のねずみ 「中洲の国の謎」を担当していた。 赤のねずみ 「パ・ンダダの篝火の謎」を担当していた。 不幸のねずみ 呪いのねずみの露払い。外見はパペット老が自分の娘を想像してつくった人形でカスミンと名付けられている。人形を動かしたい時は、でんでん太鼓を鳴らす。 悪魔のねずみ 伝説のねずみの1匹。 雑魚ねずみに化けて人間同士の争いを影から見物していたが、とらじに見つかり正体を現す。人間を裏切り王を殺そうとしたパパ・ジョンを気に入り自身の城に招待するが、その裏切りは演技であり、「ねずみ殺し」で一瞬にして細切れにされた。上級のねずみは人間には殺せないと高をくくっており、下僕たちに時間稼ぎを命令し再生を図るが、息子のサティに消滅させられ代替わりされる。盗っ人ねずみ 悪魔のねずみの下僕。唐草模様の風呂敷包みを背負い、ほっかむりをしている。盗っ人と呼ばれることを良しとせず「ねずみ小僧ジロキー」を自称する。 パンドラゴラ博物館国で人間たちと戦う体勢を整えるために暗躍していたが、宝石館で本物の宝石を模造品にすりかえていたところをペロに捕獲される。以降は縄で縛られパイ・ヤンたちにあちこち連れまわされることに。聞かれるままにねずみたちの情報を話してしまうなど、かなりのおしゃべり。悪魔城で悪魔のねずみの代替わりを目撃し慌てていたところを、新しい悪魔のねずみであるサティに消滅させられた。ハリギツネ 盗っ人ねずみのペット。背中に無数のハリが生えたキツネで、ハリの中に鍵穴がある。 パンドラゴラ博物館国の地下倉庫の扉の鍵と一体化するように命令されており、その命令を下した盗っ人ねずみですらその場から動かせない状態になっていた。パイ・ヤンを探しに来たとらじによって鍵を開けられ、ナイフに変化した。 祟りのねずみ 悪魔のねずみの下僕。眼帯をしており、縦半分で皮膚の色が違う。 パンドラゴラ博物館国のミイラ館の一室で宙吊りにされながら祈りを捧げていたところをプーチェンに見つかり、彼に同行していたトイックに火あぶりにされる。間一髪でプーチェンに助けられるが、酷い火傷から意識を失ってしまう。以降は水の張ったコップに入れられ、プーチェンに着いて行くことに。実は「悪魔のねずみ」と「呪いのねずみ」の間に生まれた子供だが、外にできた子供であるため跡継ぎにはなれなかった。サティに悪事を働かない事を条件に生かされ、彼に忠誠を誓った。ヘビイヌ 祟りのねずみのペット。ヘビの体にイヌの頭を持ち、胴に鍵穴がある。 パンドラゴラ博物館国の歴史館で街を襲っていたが、祟りのねずみが捕まったために動揺し、とらじに鍵を開けられてフォークに変化した。 憂鬱ねずみ 悪魔のねずみの下僕。どこか幸の薄そうな表情をしている。コップと水差しを持ちがま口を肩から提げているが、どれも穴が開いて使い物になっていない。 とり憑いたものを徐々に不幸にすると言う逸話があり、人間からは「貧乏ねずみ」と呼ばれており仲間からも嫌われている。一時パイ・ヤンにとり憑いていたが、その姿を不憫に思った彼から巾着袋を与えられた事でお金を溜められる様になり、嬉しさから飛び去っていく。悪魔のねずみが代替わりした際に呼び出され、新しいコップと水差しを与えられて満足そうに何処かへ消えてしまった。ロバベアー 憂鬱ねずみのペット。ロバの体にクマの顔を持つぬいぐるみで、首から鍵穴を提げている。 主人の憂鬱ねずみにペットを飼う気力が無く自身も元気が無いため、パンドラゴラ博物館国の宝石館にひからびてボロボロの状態で漂っていた。とらじに鍵を開けられてスプーンに変化した。 大食いねずみ 悪魔のねずみの下僕。とても大きくてぶよぶよしたねずみ。 食べる事に執着しすぎて、ペットと一体化してしまった。食べたものをどこか脱出困難な場所へ飛ばす力を持つため、食べても食べても空腹である事に悩んでいたが、ランジェロに「食べるのを我慢すれば再び食べたときにお腹がいっぱいになる」と助言され、その通りにしたところペットと分離し元の姿に戻った。本来はお腹周りが太っただけの、小さなねずみである。他の下僕と違って代替わりの場に居合わせず、その後の消息は不明。ハエトン 大食いねずみのペット。全体的な姿はブタだが目はハエそのもので、触覚と羽を持ち、足首に鍵穴がある。 大食いねずみと分離した際たまたまその場に居合わせたハムレットに請われ、ハムカツとハムレットをパイ・ヤンたちの下へと運んだ。その後、とらじに鍵を開けられて皿に変化した。 みえはりねずみ 悪魔のねずみの下僕。シルクハットを被り杖を持った紳士風のねずみ。 みえはりねずみ・怒りのねずみと共にパパ・ジョンに接触し、人間を裏切るように仕向けていた。幻の珍味キャラッコを提供する条件として風呂に入れさせてもらうなど人間かぶれの気がある。悪魔城で騒ぎが起きると不穏な空気を察し、ジョゼとペロの閉じ込められた宝石を持ち出して人質とするが、代替わりをしたサティに阻まれる。サティを長年いじめていたため有無を言わさず消滅させられた。ライコック みえはりねずみのペット。たてがみ部分がクジャクの羽になっているライオンで、口の中に鍵穴がある。 主人のみえはりねずみが風呂に入っている間に部屋に侵入してきたとらじとサティを襲うが、噂を聞きつけてやってきたハッチに剣をつっかえ棒にされ、とらじに鍵を開けられてコップに変化した。 誘惑ねずみ 悪魔のねずみの下僕。優しげな女性のような姿をとっているが、本来は小さなカピバラといった風貌。 パパ・ジョンの亡き恋人リザの姿に化けて彼を惑わし、謀反を促して仲間に引き入れる。しかし、実際はパパ・ジョンの策に踊らされていただけであり、リザの姿を真似たことを特に恨まれ一息に切り殺された。ヤギサソリ 誘惑ねずみのペット。サソリの体にヤギの頭を持ち、尾に鍵穴がある。 ライコックと共にとらじとサティを迎撃するが、助太刀にやってきたソロに尾を押さえつけられ、サティに鍵を開けられてナプキンに変化した。 怒りのねずみ 悪魔のねずみの下僕。たてがみを赤く染め、常に怒っている。 実はパパ・ジョンの叔母であるパオ夫人を食べて彼女に成り代わっており、その事に激怒したパパ・ジョンに切り殺される。ウルフコーン 怒りのねずみのペット。右が狼、左がユニコーンの体で二つの体のつなぎ目に鍵穴がある。 頭同士で意見が合わない事に怒っており、動物・昆虫館で恐竜やねずみと共に暴れまわっていた。とらじとサティが呼び出したスフィーンクスクスに踏み潰され、気を失ったところでとらじに鍵を開けられ、燭台に変化した。 サティ パンゴラドラ博物館国でねずみたちにいじめられていた、天然パーマが特徴の男の子。 パイ・ヤンやジョゼが助けた際、周囲に親がいなかった事から恐竜に両親を食べられた孤児と考えられていた。精神年齢の近いとらじと意気投合し、行動を共にする。 招待状を持っておらず、パオ夫人をなにやら不思議な力で撃退するなど謎が多かったが、悪魔のねずみの息子である事が判明。子供の体を破って長身の青年へ変化し、とらじたちに害をなそうとした父親を倒して新しい悪魔のねずみになった。パイ・ヤンたちに優しくされた経験から人間とは争わないと宣言し、感銘を受けたプーチェンの別荘に匿われることに。 死のねずみ 伝説のねずみの1匹。皮膚がなく骨だけの姿で、烏帽子をかぶり肩にファーを着け、足の先はトゲのついた車輪になっている。「~である」などの口調が特徴。 はじめのねずみの召集を受け、パイ・ヤンたちの元へ殺しのねずみを差し向ける。実はあの世とこの世の間にある「ねの国」そのものであり、パイ・ヤン、パラ・ディン、とらじの3人と相対した時は圧倒的な力を見せた。パラ・ディンの機転による攻撃で一時はバラバラに砕けるが、上級ねずみであるためすぐに再生してしまう。悪魔のねずみ同様自分の再生能力を過信していたが、正気に返ったペペロンとポポロンに鬼の力で倒され消滅する。殺しのねずみ 死のねずみの下僕。魂呼びのねずみと対。 死のねずみ曰く「ねずみにしては真面目」だが、その死のねずみでさえも扱いが難しいという。七不思議を周るパイ・ヤンたちの下へ差し向けられ、少女の姿で油断させてパイ・ヤンを殺すことに成功する。 裁きのねずみ 死のねずみの下僕。 本来の統括者であるポポロンとペペロンの父親を手首に取りつけた籠の中に閉じ込め、ねの国を牛耳っている。 病のねずみ 死のねずみの下僕として名前だけ登場している。 破壊のねずみ 伝説のねずみの1匹。頭が4つあり、それぞれ別の意思を持っている。
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