伝説のあらすじとは? わかりやすく解説

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伝説のあらすじ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/24 03:06 UTC 版)

鳥の海の干拓」の記事における「伝説のあらすじ」の解説

人々地上に暮らすようになって間もない頃の河辺郡仙北郡平鹿郡雄勝郡は、「鳥の海」と呼ばれる広い湖であった。 あるとき塩釜現在の宮城県)から、塩釜神社祀られ塩釜大明神の子孫「明永長者」(みょうえいちょうじゃ)、「明保長者」(みょうほちょうじゃ)という2人の兄弟がやって来た。兄の明永長者が病に倒れたため、2人近隣民家助け求めた。その家の娘の献身的な看護おかげで永長者は快復した。 2人はその家の主人誘われて船で湖へ出た湖面向こうにそびえる鳥海山背後御嶽山などに見とれるうち、水戸(河辺郡)付近谷間から湖水流れ出ているのを見つけた。ここを切り水捌けば広い平野得られると明永長者は考え、明保長者も頷いた主人驚いていたが、2人彼の娘にお礼小袖置いてその家を去った(旧山内村外山(そでやま)の地名の由来といわれている)。 2人は湖の下流水上浦(みなかみうら)という場所で神々工事成就祈願したが、そこへ老婆現れて酒を勧めた。その酒はいくら飲んで無くならず、気付けば老婆はいない。老婆龍神様の化身だと気付いた2人は、この場所を造酒(めめき)名付けた(旧雄和町女米木といわれている)。 干拓工事始まった。女造酒西北の谷を掘った土は人夫が「猿手」(さるで)という道具運んだ(旧雄和町左手子(さでこ)の由来といわれている)。 工事長期間及んだが、やがて谷が開くと湖水懸河となって日本海へと流れ出た。そこへ「だいだらぼっち」という巨男が現れた。その右足奥羽山脈の麓の長者(横手市)に、左足出羽山地八沢木(旧大森町)にあり、彼がをかいたり泥をすくったしたため順調に抜けていった。彼は太平山へと去った三吉神社化身であった思われる。 明保長者はこの新し平野住み着き地元人々灌漑農業技術教えた人々彼に副川長者」(そえかわちょうじゃ)という名を献呈し、のちに副川神社建立した。 明永長者はこの平野山北(「やまきた」。のちの仙北(せんぼく))と名付けた。彼も農業知識人々教授した。彼は御嶽山国見峠から平野見回した。また彼は人々集めて酒を振るまい神楽演奏して工事成功祝ったという。以上が御嶽山塩湯彦神社(しおゆひこじんじゃ)に伝わる伝説である。 横手市には「明永町」という地名残り、同町の熊野神社付近には「明永沼」がある。そこから御嶽山見える。

※この「伝説のあらすじ」の解説は、「鳥の海の干拓」の解説の一部です。
「伝説のあらすじ」を含む「鳥の海の干拓」の記事については、「鳥の海の干拓」の概要を参照ください。

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