ナプキン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/28 16:59 UTC 版)
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ナプキン(napkin)は、食事の際に、油などの飛散による衣服の汚れを防止したり、食後に口の周りを拭いたりするための布。使い捨てのものでは紙や不織布のものもある。生理用のナプキンと区別するために、「テーブルナプキン」と呼ぶこともある。
なお「布巾(ふきん)」からの連想で「ナフキン」と呼ばれることもあり、辞書に掲載される例もある[1]。
歴史
料理を手づかみで口にしていた時代の、手拭きが発展したもので、ローマ時代にはマッパ(mappa)と呼ばれる布が用いられるようになる。中世にはテーブルクロスが出現し、この片隅で手をふいていたが、17世紀ごろからは現在の形が現れた。紙ナプキンを作りはじめたのは日本が最初で,まだ欧米で薄い紙の製造技術が発達していなかった明治時代に,手漉き和紙に木版刷りのナプキンが輸出された。
ナプキンは位置皿に折ってセッティングする(折り方には数種ある)。テーブルウエアとしてナプキンリングが用いられることもある。外食産業などではナプキン立てにまとめて用意される。
衣服の汚れを防止するものの使い方としては、肩から掛けたり、ひざの上に掛けたりする方法で使われる。大きさはほぼフェイスタオル程度。肩から掛けるものでは、首の後ろで結べるようになっている。
口の周りを拭くものは、小型のものとなる。
使い方

着席したら、オーダーした後に、食前酒やオードブルがサーブされる前に頃合いを見計らい、取り上げて広げてから二つ折りにし、折り目を手前(体側)にして膝から腿(もも)の上に広げる。
なお、ホスト(正客、主賓や目上の人)や女性が居る場合は、その人の後にする方が良い。
指や口元を拭く場合は、その内側を使い、元に戻した時に外から見えないようにする。
食後
西洋料理では、食後にナプキンを丁寧に畳んでテーブルに置くと「料理が口に合わなかった」という意思表示になる[2]。テーブルマナーでは、食後は軽く折りたたんでテーブルの上に置くのがよいとされる。なお、基本的には中座は好ましくはないが、中座する場合には椅子の背あるいは椅子の上に置く。
脚注
- ^ 日本国語大辞典,デジタル大辞泉, 精選版. “ナフキンとは? 意味や使い方”. コトバンク. 2023年9月22日閲覧。
- ^ 洋食のマナー(食事のマナー-ウェルエイジウーマンより)[リンク切れ]
関連項目
外部リンク
「ナプキン」の例文・使い方・用例・文例
- ナプキン立て
- 彼女はケーキを食べてから唇をナプキンでふいた
- この生理用ナプキンの最大の特徴は七重の構造です。
- 膝の上にナプキンを広げなさい。
- 彼女はバスケットにかぶせてあるナプキンの片隅を持ち上げ、ちらっと僕に見せた。
- 彼女はずっとナプキンを織り続けた。
- 彼はあごの下にナプキンをはさみ込んだ。
- 生理用ナプキンはどこにありますか。
- ナプキンを頂けますか。
- ナプキンをたたんでそれぞれお皿のそばに置きなさい。
- ナプキンで唇をきれいにしなさい。
- ナプキンがありません。
- このプロジェクトは去年あるパーティーでナプキンに書き留めた草案から生まれた。
- エミーはナプキンを半分に折りたたんだ。
- 彼女はナプキンで軽く口をたたいた.
- ナプキンをあごの下にはさみ込んで.
- きれいなナプキンを下さい.
- 彼はナプキンを2つにたたんだ
- 彼女の血はナプキンに汚れを残した
- 子供が食事中にあごの下に結び付けられているナプキン
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