休止中の企画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 12:34 UTC 版)
征平の、じゃあ こうしましょ!新聞や雑誌などで話題になっている問題や流行現象について、桑原がプレゼン形式で自分なりのアイデアを披露するコーナーで、2020年9月30日までは水曜日の14時台前半にレギュラーで放送。桑原自ら数日がかりでプレゼン用の原稿を仕上げる場合もあるが、放送作家の柳田光司(木曜日担当。放送上の通称は「柳田先生」) → 岡内義人(水曜日担当。放送上の通称は「岡ちゃん」「岡内構成者」など)に調査を依頼した結果や、世間で話題になった書籍・雑誌の特集記事の内容を桑原流に紹介するだけの場合が多い。2010年3月までは木曜日のオープニング直後、同年4月から2017年9月までは、水曜日13時台「ABCニュース」の直後に放送されていた。 当コーナーでは、パートナーによるタイトルコールの後、桑原による以下のような口上で始めている。「批判だけじゃもう古い。僭越ながらこの桑原征平、一歩進んだ提案をさせていただきます。」 桑原は、テーマに応じて、実在しない団体のトップ(「〜委員長」など)を名乗る。また、関西テレビ時代の裏話を披露したり、歴史絵巻になぞらえながらABCラジオのパーソナリティの人間模様を語ったりすることもある。歴史絵巻になぞらえる時には、『全力投球!!妹尾和夫です』シリーズで妹尾和夫が生放送中に扮するキャラクター・和夫侍に対抗する意味で、「関テレ城をお役御免となりABC幕府にやってきた外様大名・征平侍」と名乗る。 当コーナーの名物企画として、毎年12月に発表される「紅白歌合戦改革案」がある。「近年視聴率が低迷する『NHK紅白歌合戦』について、桑原・戸谷・柳田が"粋甘最高会議"を開いた」との設定で、同番組の視聴率を回復するためのアイデアを、桑原自身の思い入れを込めて面白おかしく語る企画。桑原と交流がありながら、近年『紅白歌合戦』から遠ざかっている八代亜紀・都はるみの復活出場などを、繰り返し訴えている。 2011年には、(放送上)NHKから企画採用の打診どころか批判すら出ていないことに業を煮やした桑原の発案で、当企画を「征平のひとり紅白歌合戦」に衣替え。12月21日・29日の「征平のコレが来まっせ、来てまっせ」(後述)と同月28日の当コーナーで3回にわたって紹介してから、リスナー投票によって紅組と白組の勝敗を決めることになった。2012年には、12月26日の当コーナー・27日の「コレが来まっせ、来てまっせ」に加えて、2013年1月1日放送の『元旦早々、粋も甘いも 桑原征平です』でも「征平のひとり紅白歌合戦」を放送した。 2014年から2019年までは、基本として12月最終水曜日の当コーナーと、最終木曜日の「コレが来まっせ、来てまっせ」で放送していた。当初は1日目に「紅白改革案」、2日目に「ひとり紅白」という構成を取っていたが、桑原曰く「『NHK紅白歌合戦』はもはや(当企画で)おちょくるに値しなくなった」とのことで、後に「ひとり紅白」へ事実上集約。最終水曜日に放送する場合には小川、最終木曜日に放送する場合には永田も、自身にちなんだ替え歌を披露していた。2018年は、12月最終木曜日に「コレが来まっせ、来てまっせ」で「紅白改革案」、「私は忘れない」で「ひとり紅白」を披露。2019年には、最終水曜日(12月25日)の当コーナーで「ひとり紅白」の前編、最終木曜日(26日)の「コレが来まっせ、来てまっせ」で後編を放送した。 最終放送日が12月31日(木曜日)であった2020年には、当コーナーを10月改編で休止したことに伴って、「征平のひとり紅白歌合戦」を12月31日放送分の「征平のコレが来まっせ、来てまっせ」に組み込んでいる。 上記の企画以外にも、業界用語や京都弁などを数週ずつ五十音順に紹介する「用語辞典」、"街の構成作家・M先生"と呼ばれるヘビーリスナーからの企画案紹介(年2回程度)、お年玉くじが当たった桑原宛の年賀状紹介(抽選会直後の回に放送)を定期的に放送していた。2018年頃からは、筒井康隆が『現代語裏辞典』(文藝春秋から2016年に初版が刊行された著書)で記していた「現代語」の解釈を、「あ」の項目から順番に取り上げていた。実際には、桑原自身の見解や経験談を交えながら1語ずつ紹介していたため、「か」の項目に入っていた2020年9月30日放送分で中断。翌週(10月7日)以降は、当コーナーの放送枠を「征平の青春思い出リクエスト」(後述)に充てていた。 征平のコレが来まっせ、来てまっせ流行の兆しが見える現象・話題・グッズを桑原流に吟味・紹介したり、新聞・雑誌の記事や書籍の一節を紹介したりするコーナーで、休止前までは木曜日13時台「ABCニュース」の直後に放送。当初は、お昼の生放送らしからぬ大胆なテーマ(童貞川柳など)を堂々と扱ったり、同じテーマ(関西以外の地方で活躍するローカルタレントなど)を数週にわたって取り上げたりすることもあった。 少なくとも2017年以降は、有名な物故者の著書(レギュラー企画として最後に紹介したのは宝島社『野村克也 100の言葉』)に記されている生前の言葉を、数週にわたって取り上げることが多かった。その一方で、新聞・雑誌で報じられた公務員・教師の不祥事や、成人が犯した恥ずかしい事件を扱う企画(当初は「ハレンチ事件簿」→2017年10月以降は「おバカ事件簿」)も随時(「ハレンチ事件簿」時代は年に4回程度、「おバカ事件簿」への改題後は毎月最終週→月に1回)放送していた。 実際には、前日の「じゃあ こうしましょ!」と内容が重なることもあった・両コーナーとも書評(それぞれ別の作品)の連続企画を放送していた2014年7月30・31日には、桑原のミスで内容が入れ替わってしまった。 2013年度までは、桑原と知己のある西川潔(本名が同姓同名である西川きよしとは別人の婦人科医・内科医)が、年に2回のペースで当コーナーへ出演。その場合には、不妊治療などをテーマに、女性リスナーからの相談を受けていた。西川は2014年度以降も同じパターンで当番組へ出演しているが、出演コーナーは「私の通信簿」(2017年度上半期まで)→「征平の1時の一字」(2018年度)→木曜日のオープニング(2019年度)へ移っている。 2021年2月4日から6月17日までは、「征平の、女子アナさんいらっしゃい!/征平の、男性アナウンサーもいらっしゃい!」というシリーズ企画を放送。「おバカ事件簿」については、一時休止扱いで再開に含みを残していた。「征平の、女子アナさんいらっしゃい!」では、朝日放送→朝日放送テレビの現職・元職女性アナウンサーから、毎週1名が「女子アナさん」として登場(元職のアナウンサーからは関根友実のみ出演)。「なるべく自然体で、時には赤裸々に何でも語っていただこう」というスタンスで、「女子アナさん」の本音に迫っていた。コーナーの最後に、「女子アナさん」が自身の半生から得た「オリジナル格言」を披露することが特徴。 従来の企画から一転して、永田が主に進行。テーマソングは「あなたを・もっと・知りたくて」(薬師丸ひろ子)で、リスナーからも「女子アナさん」への質問を受け付けていた。初回の「女子アナさん」は、2021年10月改編での「濃縮」後からパートナーを務める橋詰で、もう1人のパートナーである小寺も後に出演。2021年4月1日放送分からは趣向を変えずに、「征平の、男性アナウンサーもいらっしゃい!」(男性アナ編)へ移行した。「男性アナ編」では2021年5月まで、「ファーストシーズン」と称して、朝日放送テレビの男性アナウンサー(主にスポーツ担当)が交互に出演していた。翌6月には「征平の、カンテレアナウンサーさんもいらっしゃい!」(「セカンドシーズン」)と称して、桑原の関西テレビアナウンサー時代の後輩(フリーアナウンサーの馬場鉄志・梅田淳・山本浩之)を招いた(過去の出演者は後掲の「ゲスト一覧」で詳述)。当初は6月24日まで放送する予定で、氏名を伏せながらも、関西テレビの現職アナウンサーをゲストに迎えることが予告されていた。理由や事情は不明だが、実際には出演に至らなかったため、当初の予定より1週早く17日放送分(ゲストはOBの馬場)で終了。翌週(24日)からは、「征平のなんでもベスト3」の第1位を発表している。 桑原は、当番組の放送枠が「パワフルアフタヌーン」枠へ移動した当初から、番組内の定時ニュース(枠移動当初のタイトルは『ABC朝日ニュース』)の直前で、パートナーによる担当アナウンサー名の紹介に続いて、担当者に関する情報やコメントを(非常時・緊急時を除いて老若男女を問わず)披露。当番組内の定時ニュースが新人アナウンサーの「初鳴き」(放送への本格デビュー)に用いられる場合には、アナウンサーの大先輩(在阪民放局アナの経験者)として激励のコメントを入れていた。水曜日への「濃縮」後は、パートナーの小寺/橋詰が同僚のアナウンサーを紹介する関係で、桑原は紹介の後で「よろしく!」と一声掛けるだけにとどめている。 ゲスト一覧 2021年02月:橋詰優子(4日)、八塚彩美(11日)、斎藤真美(18日)、加藤明子(25日) 2021年03月:小寺右子(4日)、増田紗織(11日)、関根友実(18日)、桂紗綾(25日) 2021年04月:北村真平(1日)、福井治人(8日)、高野純一(15日)、伊藤史隆(22日)、中邨雄二(29日) 2021年05月:大野雄一郎(6日)、横山太一(13日)、芦沢誠(20日)、北條瑛祐(27日) 2021年06月:山本浩之(3日)、梅田淳(10日)、馬場鉄志(17日) 粋甘流行語大賞(水・木曜日の週2日編成だった2019年まで毎年12月の下旬に放送)桑原が1年間に当番組でたびたび発した固有名詞や特定の人物名・ニックネームの中からの候補を発表。リスナーからの投票を経たうえで、毎年最終週の放送で大賞を発表する。ただし、出演者や当番組のヘビーリスナーにしか意味の分からない言葉が、候補や大賞に選ばれることが多い。平成時代(2018年まで)には、第2代プロデューサーの戸谷が、担当番組の変更や人事異動で当番組を離れた後に大賞を3度受賞。2014年に「土佐堀の旦那」、2016年に「トヤンプ大統領」、朝日放送ラジオ制作部長時代の2018年に「制作部長に部下1人」が大賞に選ばれた。 候補作や大賞を発表するコーナーは、年によって異なる。 2020年には、新型コロナウイルス感染拡大などの影響でリスナーからのノミネート件数が例年より少なかったことから、「粋甘珍プレー好プレー2020」として実施。年内の放送の同録音源から番組スタッフが選んだ9つの「珍プレー」を12月23日(水曜日)と24日(木曜日)に発表しただけで、リスナー投票の募集や大賞の選出は見送られた。また、2021年には9月最終週から水曜日のみの放送に「濃縮」されたため、企画自体を事実上休止している。
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