ユニット・ヴァイパー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/19 19:13 UTC 版)
「VIPER'S CREED」の記事における「ユニット・ヴァイパー」の解説
サイキ・クライド 声 - 黒田崇矢 本作の主人公。多くの戦場を駆け抜けてきた、コンストラクター(軍事契約要員)。現在はユニット・ヴァイパーに在籍。コードネームは独眼に由来して「サイクロプス」。大型バグメックを一人で仕留めるなど卓越したマニューバ・ブレード操縦技術を持つ一方で、オペレーターの命令には従わず独断行動をとる事が多いが、結果が伴うため懲罰もあまりされない。無口であるため何を考えているかわからない男であるがガリブのかつての軍事法廷を調べて事実を突き止めるなど仲間想いである。ユニット・バイパーがハウンドの構成員を虐殺したとされる、ハウンド襲撃事件で、襲撃した軍から命からがら逃げ出し、アゲハの導きで廃倉庫に逃げ延び、かつてのユニット・バイパーと再会する。アゲハが見せた、彼らの潔白を証明する映像をダイバ・ブロードキャストに公開させるため、アルコンからマニューバ・ブレードを強奪する計画を立案。かつての仲間達が犠牲となる中、ダイバ・ブロードキャストに向かうも、プロトタイプの高性能マニューバ・ブレードを駆るウラと対峙。完膚なきまでに叩きのめされ、一命は取り留めたが視力を失った。ドクの隠れ家においてあったマニューバ・ブレードを駆ってダイバ・ブロードキャストの目前に迫るも、再びウラに邪魔をされ、機体は中破、外に投げ出された。エラーによって機体が動かなくなったために外へ出たウラに、ユニット・バイパーが囮であり、本来のディスクは別に届けられたことを告げ、彼の目の前でダミーのディスクを握りつぶし、その証拠映像が流れる中で、ウラ達の陰謀が潰えたことに動揺した彼を射殺した。その後の行方は不明である。外見に似合わずコーヒーはブラックでは飲めない甘党で辛い物は苦手。 カリヤ・サクラコ 声 - 豊口めぐみ 本作のヒロイン。サイキ担当のオペレーター。フォート・ダイバ・シティ出身の契約社員のため、ブレードマンに対してはあまりよい感情を持っていない。その一方で無人兵器掃討が意義ある仕事と考えており、現地住民の勤め先としては高給に惹かれて入社。社内では数少ない現地雇用者で街を守る仕事の熱意も隠さないので同僚からは浮いている。サイキと組んでからブレードマンへの認識が変わりつつある。ハウンド襲撃事件に際しては、その疑念のために仕事がおろそかになり、他のオペレーターと交換される。その際立ち寄ったブリーフィング・ルームでジミーと出会い、アゲハの導きでアルコンを脱出。アゲハが持っていた、彼らの潔白を証明する映像を公開することを提案した。目立った実績こそないものの、盲目となったサイキをオペレーティングで善戦させるなど、終盤でその高い技量を見せ付けた。事件の後、アゲハを引き取った。現在はダウンタウンのアパートにて友達のマイカとルームシェアで暮らしている。ダイエット中。 オグマ・ハルキ 声 - 福山潤 ユニット・バイパーに配属された新兵。コードネームは「イカロス」。フォート・ダイバ・シティ出身でオグマ支社長の御曹司。海外企業を呼び込み現地住人をないがしろにした父を憎んでいる。幼さが抜けきらずに子供っぽい正論を振りかざすためメンバーからは煙たがられているが徐々に成長する。実は反政府組織ハウンドの構成員であり、ハウンド掃討の任に着いた際は、その安否を気遣い、ミスを起こしたりもした。ウラに心酔していたが、彼がテレジア監査官とつながっている現場を見てしまい、その関係を探ろうと支社長室に潜入した。その際、都市再建計画「ヘリアンサス・プロジェクト」の概要書を発見し、ひまわりで埋め尽くされた空中庭園を発見。父への誤解を解いたものの、その空中庭園でウツギによって射殺された。壮大な葬儀までしたにもかかわらず実は生きながらえており、フユヒコが買い取った支社を引き継いで「ダイバセキュリティ」と名を変え、その新社長に就任した。ダウンタウンのおいしい料理店などに詳しい。 ルドラ・シャンカル 声 - 川田紳司 ユニット・バイパー所属のブレードマン。40mmアンチマテリアルライフルを愛用する狙撃の名手。スナイパーとして渡り歩いてきた戦場で組んだ相手が必ず死んでしまうことからついた渾名、「グリム・リーパー(死神)」をそのままコードネームとして使っている。どんな厳しい状況でも軽口を叩き、オペレーターを口説く能天気である一方、戦場で狙撃者として恨みを買い幾度となく凄惨なリンチを受けたトラウマにより夜は一人で眠れずに夜通し街で過ごし稼いだ金を使い切るまで帰ってこない。首脳陣がマニューバ・ブレードによって次々と暗殺される事件で容疑者となり、すぐに解放されるものの、かつて戦場で生き別れたパートナー「マヤ」とダイバシティで再会したことで、彼女が真犯人であることを認識。かつて彼女に約束したように、ルドラ自身の手でマヤを射殺した。ハウンド襲撃事件の際、ギレスの事務所脱出を援護するガリブからディスクを託されるも、自身のマニューバ・ブレードの右膝が不調であったため、ディスクをサイキに託し長距離射撃で逃亡する彼らを援護した。しかし無人機に襲われる市民を助けた事で隙が生まれ、マニューバ・ブレードから投げ出される。狙撃兵にマヤの幻影を見ながら、マニューバ・ブレード共々撃破された。エピローグにおいて、マヤの墓に花束が備えられているため、生き延びている可能性がある。本人曰く、「3km先の林檎も打ち抜く」らしい。「Good Sleep」と言うキメゼリフを持っている。 ノーマ・ン・グィエン 声 - 皆川純子 ユニット・バイパー所属のブレードマン。褐色肌の美女。近接戦闘を得意とショットガンとチェーンソーを駆使して小型バグメックを倒して追加報酬を独占する一方で同僚を盾にしてまで自機の損傷を逃れようとする守銭奴。コードネーム「ソーサラー(魔女)」は近寄るとツキが落ちるという噂からつけられた渾名だが、本人はまったく意に介していない。戦争により自国は消滅し、戸籍を無くした娘がいるが現在は闇で戸籍を買って養子に出している。守銭奴であるのは娘のために稼ぎの大半を匿名で送金しているからである。ハウンド襲撃事件の際、逃亡していく途中でアゲハと出会う。彼女を守りながら。廃倉庫へ向かう中で、すっかり母娘のような関係を築いていった。しかし廃倉庫が軍にバレてしまい、襲撃を受けた際に負傷。ユニット・バイパーの作戦を助けるため、ガリブにディスクを託し敵機に特攻を仕掛け、自爆した。エピローグにおいて、娘・マリーに服が送られているため、生き延びている可能性がある。 ガリブ・スヴァローグ 声 - 星野充昭 ユニットバイパー所属のブレードマン。2mを超える筋骨隆々の巨漢。コードネームは「ゴーレム(木偶)」。外見同様大型の重火器を好み、マニューバ・ブレードのすべてのハードポイントはミサイルランチャーと機関砲で埋め尽くされている。射線上に味方がいてもお構いなしにぶっ放す豪快さのため誰も近づかない。戦争時代に軍事教官として訓練中に部下に発砲して軍事法廷により罷免された過去がある。罷免当時の階級は軍曹。ユニット・バイパーが構成員虐殺の容疑にかけられた際、廃倉庫を脱出した後ギレスによって匿われていたが、軍にかぎつけられてしまったため、ディスクをルドラに託し、ユニット・バイパーの作戦を助けるために生身で壁となり、最後は手榴弾によって軍を道連れにした。エピローグにおいて、メグムの家に特製スパイスが送られているため、生き延びている可能性がある。オリジナル調合のスパイスを使ったうまいエスニック料理を作れる。格言の後に「昔、お袋に言われたんだ」と言うのが口癖。 ケリー 声 - 佐藤利奈 ルドラ担当のオペレーター。口元に黒子があるのが特徴。「仕事が終わればブレードマンとは赤の他人」と言っているものの、ルドラに対しては特別な感情を持っているかのような描写がある。DVD特典の幕間においては顕著で、ルドラが新人オペレーターと会ったと言う噂話を聞いただけで放心していた。(ケリーの方は約束だけで、特に何もされていないらしい)左指の薬指に指輪をはめて男避けにし、よってくる男性も自分の都合で切り捨てるなど、悪女ぶりが垣間見える。 クリス 声 - 植田佳奈 ノーマ担当のオペレーター。黒髪のロングヘアが特徴。サバサバした性格である。他のオペレーターと比べ、担当であるノーマとはうまく連携が取れている。幕間において、マリー誘拐事件でサクラコが自分を差し置いてノーマに指示していたことでだいぶ立腹していたことが語られている。 サブリナ 声 - 桜井ひな ガリブ担当のオペレーター。セミロングの髪型とメガネ、幼い容姿が特徴。過度な破壊が多いガリブを諭す場面が多々ある。幕間においては「ちょっと小耳に挟んだんだけど」と、よく噂話を持ち出す。本人曰く面食いで、「料理がうまく、身長190cm以上、胸板が厚く腹筋が割れ、自分を片手で持ち上げられるほど逞しく、顎ががっしりしていて口をきゅっと結んで余計なことはしゃべらず、目は優しい」と、ジルからガリブだと指摘されるも、ガリブはタイプじゃないと言い切っている。しかし「ガリブにスパイスの調合を聞く時は、メガネをはずした方がいいか」を相談するなど、含みのある態度を見せている。 ジル 声 - 小島幸子 ハルキ担当のオペレーター。ベリーショートの髪型が特徴。まだ青さが残るハルキにあきれる場面が多々ある。ハウンド襲撃事件後に軍がアルコン支社を制圧してオペレーター業務から離れることとなる。オグマ支社長に食事を運んだ際、ブレードマンによってダイバ・ブロードキャストを制圧する作戦を委託され、ザリチェに出撃を依頼、ユニットヴァイパーの無実を証明することに一躍買っている。ハルキの担当オペレーターであったこと、彼に頼まれて会社に残ったこと、ハルキの秘書となったことなどから、次期社長夫人と揶揄されている。幕間において、ルドラがケリーに言った「この間の続き」の意味が分からないなど、だいぶ天然ボケ気味である性格を露呈された。妙なことに詳しい。幕間で各話のおさらいをしている際、当人以外には不明の経緯の真実に迫るなど、鋭い視点を持つ。 ジミー 声 - 太田哲治 アルコンのメカニックスタッフ。機械のことになると目の色を変える、いわゆるオタクの気があり、アゲハの大ファンである。ハウンド襲撃事件に対して疑念を抱き、アゲハの導きでサクラコと共にアルコンを脱出。ユニットヴァイパーが囮となっている陰で本物のディスクをダイバ・ブロードキャストに届け、彼らの無実の証明に一躍買った。
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