ビヨンダードの住人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 09:50 UTC 版)
「ロックマンエグゼBEAST」の記事における「ビヨンダードの住人」の解説
バレル大佐 声 - 千葉一伸 ビヨンダードに飛ばされた熱斗が初めて出会ったビヨンダードの住人。だが、熱斗たちの世界でデューオの試練に選ばれた20年前のバレルとは別の存在である。そのため、こちらのバレルは軍人ではあるがアメロッパ軍所属ではなく、電脳獣戦争の抵抗勢力となっている。 獣化ウイルスたちの戦闘に巻き込まれた熱斗を助け、ビヨンダードでの天変地異、ネットナビの実体化制限などについて語った。 その後は、抵抗勢力が電脳獣撃退の新兵器を開発したことでグレイガ軍基地へ単体で乗り込むが、倒したファルザー軍のゾアノロイドの力を取り込み力を増したグレイガには無力で、カーネルに獣化因子を注ぎ込まれる。ゾアノロイド化したカーネルを元に戻すべくディメンショナルエリア研究所に向かう途中、倒れたところを熱斗とアイリスに救われる。 一時はパクチーの学校で治療してもらうが、カーネルを救出し獣化因子を消滅すべく、パクチーと共に熱斗たちを助けにワイリー研究所へと向かう。カーネル 声 - 安元洋貴 バレル大佐のナビ。バレルと同じく熱斗たちの世界で出会った20年前のカーネルと姿は同じだが別の存在である。 戦闘に徹底するため、バレルのお願いで光正により、愛や優しさと言った感情的データを抜き取られ、バレルの命令にのみ忠実に従う冷徹な性格になった(そして、このデータを人間化したのがアイリスである)。 グレイガ軍の中枢基地にバレルと潜入し、交戦したが歯が立たず、獣化因子に侵されゾアノロイドと化する中、バレルを逃がす。 その後は、ゾアノカーネルとして何度もロックマンたちやファルザー軍と交戦。元から優しさのない性格ゆえ、目的のためなら手段を選ばぬグレイガ軍に忠実な尖兵と成り果てていた。 その後はアイリスと再度合体して獣化因子を抑えてもらい、バレルの元に戻る。ワイリー研究所のバリアを解除するため潜入するも、ワイリーにより獣化因子を暴走させられる。最後は、アイリスを逃し、自爆覚悟でバリア装置を破壊した。 20年前のカーネル同様に鋭い衝撃波を飛ばす「スクリーンディバイド」を使用。ゾアノロイド時は緑色のスクリーンディバイド以上の破壊力である紫色の「ディバイディングサーベル」、カーネルキャノンの強化版「クラッシュキャノン」を使用。 また、『Stream』の劇場版のネビュラグレイ事件およびデューオの試練の中で出会った20年前のカーネルは第1話にのみバブルマンの回想で登場。『AXESS』でCFレーザーマンによるデリートを免れたダークロイドのリーダー・シェードマンが、『Stream』のデューオの試練によるパストトンネルを通過したことで生存し、20年前にタイムジャンプして時空戦争を引き起こしタイムパラドックスを起こしているのだが、この際に同じダークロイドのバブルマンも20年前にタイムジャンプ。ダークロイド因子を引き抜き世界中にばら撒くシェードマンの計画が阻止されデリートされた歴史修正後もバブルマンが20年前のサイバーワールドに残っていたため、20年前のカーネルはバブルマンをデリートすると未来に影響を及ぼすと判断し、コオリホウガンで凍結封印した。 鉄 国男(くろがね くにお) 声 - 菅生隆之 メイルと炎山と貨物列車で遭遇した運転士。時間をしっかり守る男。列車の走行先にいた獣化ウイルスを炎山とメイルが撃退したことで、彼らの人探しや援助を行う。列車を誰よりも愛しており、使われることはないであろう蒸気機関車の定期メンテナンスも欠かさず行っている。ゾアノジャンクマンが時限爆弾を残した際、蒸気機関車を走らせ、駅員たちや炎山の協力の下で最短ルートでゾアノジャンクマンを追跡。チャージマン 声 - 最上嗣生 鉄国男の機関車型ナビ。大らかな性格で初対面の炎山やメイルたちとすぐに打ち解ける。国男が列車を走行させる際は列車と融合してサポートと行う。 突進攻撃「クレイジーロコモーティブ」であらゆるものを押して進んでいく。 パクチー・ファラン 声 - 大原さやか 料理上手な女性。学校に住み込みで働いており、たくさんの孤児を養っている。 かなり勝気な性格。カレー作りはディンゴよりも好評だったが、ライカはディンゴのカレー方が美味いと言っていた。 過去に乗っていた船では料理人として雇われていたが、その船がゾアノホエールマンに襲われて沈没した。パクチーは助かったが、助からなかった人たちに自分の料理を食べさせられなくて悔しい思いをした。 最終的にゾアノホエールマンを倒し、仲間たちの無念を晴らした。スラッシュマン 声 - 杉田智和 パクチーのナビ。包丁の天才。 過去にゾアノホエールマンに襲われたときに、頭に傷をつけた。その後、ゾアノホエールマンとまた出くわしたときは、ゾアノホエールマンを倒した。 切り裂き攻撃「ワイドスラッシュ」やナイフを飛ばす「トリプルナイフ」、回転攻撃「スパイラルローリング」を使用。 新垣 コジロー(あらがき コジロー) 声 - 瀧本富士子 パクチーの村の少年で、海で魚を獲るのが得意。いたずら好きだが、パクチーを思う気持ちは人一倍強い。トリルが入ったタッチペンを用いて漁業を行っていたことで、グレイガ軍のゾアノホエールマンとその獣化ウイルスに執拗に狙われていた。新参者の熱斗がパクチーと仲がいいところを見て嫉妬し、一人で漁船を出したことでゾアノホエールマンの襲撃を受けるが、CFロックマンとスラッシュマンにより救出される。その後は熱斗とはよい仲となっている。 風天老師(ふうてんろうし) 声 - 清川元夢 仙人のような風体の老人。風の声を聞くことができる。 ビヨンダードの人たちからは、善悪問わずヒーロー同然の扱いを受けているが、普段は自分が風天老師であることは隠している上に気の向くままに世界中を放浪しているため、パクチーからも「熱斗の仲間を探すより難しいかもしれない」と言われている。 さらに初対面の人に対しても、「世話はするが金は出さない」といった偏屈なところもある。 上述の通り、普段は正体を隠しているが、いざビヨンダードの民たちがピンチの時は、テングマンとともに悪を懲らしめる。テングマン 声 - 浜田賢二 風天老師の天狗型ナビ。ビヨンダードのナルシー・ヒデ(山下日出の助)は敗北した。 風天老師がナルシー・ヒデの気配を感じ取るやいなや、一瞬で出てきてフウジントルネードを出せるほど、風天老師とは息が合う。 普段、風天老師が正体を隠しているため、彼が実体化して初めて風天老師が来たことを知ることができる。 団扇をふるい竜巻を起こす「フウジントルネード」、鼻を伸ばす「テングスラスト」を使用。 堀杉 土太郎(ほりすぎ どたろう) 声 - 近藤隆 プレスとのコンビで穴掘り&リサイクル業者を営む青年。主に穴掘り担当。しかし、ところかまわず穴を掘る性格から、ミスター・プレスと対立することもある。次作『BEAST+』では熱斗の世界に迷い込み一騒動を起こす。グランドマン 声 - 遠近孝一 土太郎のナビ。体に装備したドリルで岩盤を掘り進む。 突進攻撃「ロッククラッシュブレイカー」やドリルを飛ばす「ドリルアタッカー」を使用。 ミスター・プレス 声 - 吉野裕行 土太郎とのコンビで穴掘り&リサイクル業者を営む青年。「〜ござる」口調で話す。主にリサイクル担当。そのため、いわゆる貧乏性の性格が災いして、土太郎と対立することもある。次作『BEAST+』では土太郎と共にこちらの世界に迷い込み騒動を起こす。ダストマン 声 - 武虎 プレスのナビ。グランドマンの後方支援を行う。 挟み込んで押しつぶす強力な「ダストプレス」、ゴミを飛ばす「フライングダスト」を使用。 キャプテン・クロヒゲ 声 - 石井康嗣 元はグレイガに味方する悪党だったが、後に熱斗たちの世界のワイリーの手下になった。金の亡者らしい。熱斗たちがパラレルワールドに帰る時に、パラレルワールドに迷い込んでしまった。クロスフュージョンすべく、パラレルワールドのワイリーにしつこく付きまとうが、失敗続きである。一度ワイリーから奪ったチップでチロルと共にクロスフュージョンが成功するが未完製品であり、ネット世界へ閉じ込められてしまう。脱出後はチロルと水族館で働くことになった。ダイブマン 声 - 川田紳司 クロヒゲの潜水艦型ナビ。体内にオペレーターを乗せることができる。語尾に「であ〜る」と付ける。水の中に潜れるだけでなく、砂の中にも潜れる。二人やサーカスマンより頭の回転が速くネット空間に閉じ込められたことに遅くながらも気づいた。熱斗たちがゾアノカーネルおよびグレイガと交戦する中で力を使い果たしたトリルを、グレイガとファルザーが衝突する中で奪取。2体の攻撃を地中へ潜って回避しながらトリルをDr.ワイリーへ献上した。 ミサイル攻撃「スマートミサイル」や爆弾「ダイブボム」などを多用する。 チロル 声 - 神田理江 クロヒゲと共にグレイガに味方していたが、裏切ってワイリーの手下になった少女。ずる賢いらしい。クロヒゲと共にパラレルワールドに迷い込んだ。クロスフュージョンすべく、パラレルワールドのワイリーにしつこく付きまとうが、失敗続きである。制限時間付きのナビにポーカーをさせる余裕を見せたが、そこを付け込まれたことがある。クロヒゲと組んでいるのは破壊を楽しむ同士であるから。サーカスマン 声 - 川津泰彦 チロルのピエロ型ナビ。 火の輪からライオンを飛ばす「フィアリング」、4つの手を巨大な2つに合体させて相手を挟み込む「ハッピークラップ」を主に使用。 光 正(ひかり ただし) 声 - 青野武 熱斗たちの世界では熱斗の祖父だが、ビヨンダードにも存在していた科学者で、ディメンショナルエリア研究所の責任者。ただし、こちらの世界では既に故人となっており、知識や記憶などを電子化した精神データとして存在している。同じく科学者で精神データとなったDr.ワイリーの獣化因子による戦争の暗躍を察知し、獣化因子に対抗できる抗体・シンクロナイザー「トリル」を作り、さらにバレル大佐の依頼でカーネルから優しさのデータを切り離し、これを「アイリス」として構築してトリルの世話係をさせる。この時、アイリスが活動できるように物質を電子データに変換し瞬間移動が可能な特殊コピーロイドも作成している。 Dr.リーガル(ドクター リーガル) 声 - 中多和宏 ディメンショナルエリア研究所に所属。光正の意思を継ぎ、人間とネットナビの新たな共存関係を求めてディメンショナルエリア実験を行った。しかしDr.ワイリーが獣化因子を忍ばせたことで世界中が天変地異に陥り、ビヨンダード全体がナビが実体化可能な空間と化したことで実験は失敗。研究所の崩壊に巻き込まれた。 こちら側のリーガルとは違い、善良な科学者であった。 ダーク・キリサキ 声 - 甲斐田ゆき 死神と呼ばれた少年。お金のためなら非情になる性格だったがマサによって人を信じるようになり、無償の任務でも受けるようになる。熱斗の心でいると看破。熱斗からは「ダーク・ミヤビと似ている」と言われている。キラーマン 声 - 大西健晴 キリサキの妖怪型ナビ。不気味な姿をしており、好戦的。キリサキの目を見ただけで何が言いたいかわかるほど付き合いが長い。 ロックマンたちと会う前に45体のカットマンを倒していた。 鎌をふるって衝撃波を飛ばす「ヘルズシックル」、敵目掛けての一直線レーザー「キラーズデスビーム」を使用。 Dr.ワイリー(ドクター ワイリー) 声 - 長克巳 ビヨンダートの世界のワイリーは原典と異なり、極悪人となっている。 超電脳獣グレイザーを依代に世界征服を企むが、最期は獣化CFロックマンに敗れた。
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