ゾアノロイド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 09:50 UTC 版)
「ロックマンエグゼBEAST」の記事における「ゾアノロイド」の解説
デューオの地球抹殺が防がれた後にビヨンダードから現れた全てのゾアノロイドは体内に宿る獣化因子により、所属する勢力に対応した獣化能力を備えていることが特徴。 ゾアノプラントマン 声 - 吉野裕行 プラントマンに似たグレイガ側ゾアノロイド。熱斗たちの世界のプラントマンと異なり目の色が赤になっている。姿が似ているのは、異世界にも同じようなナビが存在するためである(2話でゾアノプラントマンも「ゾアノロイドを呼び捨てにするのは不愉快だから『ゾアノ』をつけろ」と忠告したため)。グレイガ軍勢力拡大のため、こちらの世界へ現れ視察を行うが、敵対するファルザー軍所属のゾアノスパークマンと対峙。その中で乱入したロックマンとブルースの連続攻撃で倒された。 ダークロイドやアステロイドの個体と同様に「ローズニードル」「プラントウィード」の他、「イエローフラワー」で敵を目をくらませる。 ゾアノスパークマン 声 - 風間勇刀 スパークマンに似たファルザー側ゾアノロイド。熱斗たちの世界のスパークマンより色が濃い。こちらの世界の視察のため出現するが、同時期に同じ理由で現れたグレイガ軍のゾアノプラントマンと対峙。ロックマンたちの乱入もあり、一時撤退をする。のちにゾアノファラオマンによってグレイガ側に改造されるが、グレイガ姿の獣化ロックマンにエンブレムを引き抜かれてデリートされた。 ダークロイドやアステロイドの個体同様に「スパークボール」「スパークウェーブ」を使用。 ゾアノパンク 声 - 伊藤栄次 ファルザー側のゾアノロイド。熱斗たちの世界で実体化した最初のゾアノロイド(熱斗たちの世界のパンクは未登場)。蒼木真琴を誘拐してコピーロイドを完成させ、ファルザーのために使役しようとするが拒否されたことで逆上するも、乱入したCFロックマンにデリートされた。 回転体当たり「マッドローラー」や「シールド&チェーン」を主に使用。 ゾアノフレイムマン 声 - 長嶝高士 グレイガ側のゾアノロイド。盗んだ電力で昔の戦争に使われた戦艦を動かし、ファルザー軍のコピーロイド工場を襲撃する(熱斗たちの世界のフレイムマンは未登場)。ロックマンにデリートされた。 ローソクの炎の色で特殊能力を発揮し、橙では「カオスフレイム」攻撃、緑では「無敵」状態となる。 ゾアノファラオマン 声 - 藤原啓治 ファラオマンに似たグレイガ側のゾアノロイドで、ナビ蒸発事件の犯人。ステルス仕様のピラミッド型の巨大な改造工場を用いて大量のナビを誘拐、棺の中でグレイガ軍のゾアノロイドに改造していた。ファルザー軍のゾアノスパークマンがピラミッド内部へ襲撃をかけるが、これを捕獲してグレイガ軍のゾアノロイドへと改造。直後に現れたロックマンに対しては、ゾアノスパークマンと共に2VS1のバトルを仕掛けるが、トリルと融合し変身したロックマン・グレイガビーストに圧倒され、ピラミッドが破壊されたことで戦線を離脱。その後、サイバーワールド内で暴走を続ける獣化ロックマンの能力を垣間見る。アメロッパ軍基地のサイバーワールドでトリルを連れ帰ろうとした謎の少女ナビを獣化して襲撃するが、フォッサアンビエンスの中から戻ってきたブルースのソニックブームで致命傷を受け、グレイガにトリルの能力を報告しデリートとなった。 究極プログラムを持つファラオマンと同様に「ファラオキューブ」「レーザー」などを使用。また、ゾアノファラオマンが究極プログラムを所有しているような描写は特に見られない。ピラミッド型の改造工場内部には、ファルザーの彫刻がいくつか存在する。 フットマン → ゾアノフットマン 量産型のネットボール(ネットシティのフットボールの略称)の選手として登場。以前はゾアノファラオマンによってグレイガ軍のゾアノロイドに改造されたが、熱斗たちの世界で出現し、プログレスチップゲートを持つ真辺や岬らによって倒された。 劇場版のオープニング映像では、ロックマンの対戦相手として名人見習いの持ちナビで登場している。 ゾアノナンバーマン 声 - 川島得愛 ナンバーマンに似たグレイガ側のゾアノロイド。トリルにロックマンの獣化の秘密があることを知ったグレイガが派遣した。色が濃いのが特徴だが見抜いた人は誰もいなかったため、ロールの提案で本物ごと攻撃して見破ることになり、獣化したことで正体を自ら暴露。その後、ファルザー軍のゾアノゲートマンにシンクロナイザーに関するデータを奪われデリートされた。 ナンバーマン同様に「ナンバーボール」「ナンバーテンボウ」「サイコロボム」などを使用。サイコロボムに至っては、出目の数値も同じであった。 ゾアノフリーズマン 声 - 田中総一郎 フリーズマンに似たファルザー側のゾアノロイド。ファルザー軍きっての勇将であり、グレイガ側でも冷徹な性格として知られていた。 氷の結晶のデータを作るのが得意。 グレイガ軍基地を壊滅させた際の爆発で負傷し、偶然にもアイスマンとアクアマンの秘密基地に逃げ込む。そこでアイスマンに助けられるが、自身を追いかけてきたゾアノストーンマンの攻撃からアイスマンを庇って致命傷を負い、絶命。後にインターネットシティのアイスマンとアクアマンの遊び場に、彼の墓が建てられた。作中のゾアノロイドでは珍しく、良識的な思考の持ち主。 なお、彼の残した通信機はアイスマンに拾われ、氷川透を通して科学省にわたり最終局面で重要な役割を果たす。 ゴスペルの個体と同じく「アイスタワー」を使用。 ゾアノストーンマン 声 - 石川ひろあき ストーンマンに似たグレイガ側のゾアノロイド。こちらの世界でグレイガの拠点工場を破壊していくファルザー軍のゾアノフリーズマンを追っていたが、氷型のナビであればゾアノフリーズマン以外でもデリートしていった。ロックマンに倒された。 WWWやアステロイドの個体と同じく「ストーンキューブ」や「レーザー」などを使用。 ゾアノクイックマン 声 - 茂木優 クイックマンに似たグレイガ側のゾアノロイド。グレイガ軍随一のスピードに絶対の自信を持っており、クロスフュージョンした熱斗を翻弄しながら戦い優位に立つが、ファルザー軍のゾアノゲートマンがトラックを操作してぶつけたことで怯み、この隙を突かれて倒された。 クイックマン同様に「クイックブーメラン」「Vソード」の他、新たに「ゾアノブーメラン」を使用。 ゾアノゲートマン 声 - 木内秀信 ファルザー側のゾアノロイド。トリルを手に入れるため、調査艇のコントロールを奪う。調査艇の人間を人質に取りロックマンを一方的に攻撃していく中で、トリルと融合しグレイガビーストとなったロックマンに対しリモートゲートでひたすらに回避行動をする。ゾアノスワローマンが増援に来るがアイリスの秘密に興味を持ったことで結局一人で逃げ回ることとなり、ゾアノゲートマンを捉えられずに苛立ちを始めたことでファルザービーストとなったロックマンの超高速体当たりによって倒された(熱斗たちの世界のゲートマンは未登場)。 「リモートゲート」でグレイガビーストに対し時間稼ぎをする他、胸のゲートから巨大な腕「魔の手」や異次元兵器「ゲートキャノン」を出現させる。 ゾアノスワローマン 声 - 谷山紀章 スワローマンに似たファルザー側のゾアノロイド。調査艇の中でグレイガビーストとなったロックマンと交戦するゾアノゲートマンの増援として出現したが、アイリスがシンクロナイザーの秘密を握っていると睨み、現実世界でアイリスと熱斗を追いかける。その先でクロスフュージョンした炎山を空中戦で圧倒するが、陸地からのムゲンバルカンは回避できずデリートされた。 ダークロイドの個体と同じく、「スワローカッター」「エアーダイブ」「スワロードライブ」を使用。獣化すると巨大な白翼を展開する。 ゾアノスネークマン 声 - 中尾隆聖 スネークマンに似たファルザー側のゾアノロイド。トリルを狙って科学省のサイバーワールドに出現するがブルースに片腕を切断され撤退。その後にグレイガ軍の動向をウイルスのナイトメア経由で監視し、大量のロイホークを引き連れ、トリルを保護しているファイアウォール研究所のサイバーワールドに侵入しグレイガ軍とのトリル争奪戦が始まる。ゾアノガッツマンとの交戦中にエリアが隔離されたことで封印されかけるが、グレイガ軍のゾアノダークマンの策でゾアノガッツマン共々復活。ゾアノダークマンがアイリスとトリルを誘拐していった後、ビヨンダードで熱斗とバレル大佐の前にトリルを狙って出現し、エネルギー補充が十分でないカーネルに対し優位に立つが、実体化したロックマンにより倒された。 スネークマン同様に「スネークアロー」「スネークバスター」「スネークバイト」を使用。 ゾアノガッツマン 声 - 江川央生 ガッツマンに似たグレイガ側のゾアノロイド。色は紫でこちらのガッツマンより賢く、強い。また、「〜でガス」とは言わない。CFサーチマンにデリートされた。 ガッツマン同様に「ガッツパンチ」などを使用。 ゾアノダークマン 声 - 坂東尚樹 グレイガ軍のゾアノロイド。同軍のゾアノヤマトマンからはかなりの実力者とされている。こちらの世界でグレイガ軍とファルザー軍がトリルの争奪戦を行っている中でステルス能力を使って監視。謎の少女ナビの行動を利用してトリルの動向を探ったり、切り離されたサイバーワールドの封印を解除する、アイリスおよびトリルの捕獲に成功するなどスペックは非常に高い。こちらの世界での戦いではクロスフュージョン体3名との同時バトルも退けるほどの戦果を挙げるが、ビヨンダードでの戦いでは獣化の力を正気の下で扱えるようになったファルザー姿のロックマンに倒された(熱斗たちの世界のダークマンは未登場)。 火柱「フレイムタワー」や火の玉「エレメントフレア」、氷の礫「アイスウェーブ」、電撃のレーザー「キラーズビーム」、影の斧「ダークシャドー」を使用。また、自身の体を透明化させるステルス能力や、当たった相手の位置を捕捉する光線攻撃も持つ。 ゾアノジャンクマン 声 - 三宅健太 ジャンクマンに似たグレイガ側のゾアノロイド。鉄などの部品を集めて自身の基地を作ろうとしており、鉄道や電車などを襲撃・解体する。鉄の機関車の衝突と、それで運ばれた自らが仕掛けた爆弾の爆発でデリートされた。 ジャンクマン同様に「ボルトミサイル」や「ジャンクキューブ」、「ジャンクプレス」を使用。 ゾアノホエールマン 声 - 三宅健太 ホエールマンに似たグレイガ側のゾアノロイド。過去にパクチーがシェフを務めていた豪華客船を襲撃した際にスラッシュマンの攻撃により頭に傷をつけられる。その後、シンクロナイザーであるトリルを追っているうちにパクチーが流れ着いた島村に辿り着き、トリルを捕獲しようとするがCFロックマンにダメージを負わされ、後にスラッシュマンによりデリートされた。 渦潮攻撃「ホエールトルネード」、牙を無数に飛ばす「ホエールランサー」を使用。 ゾアノヤマトマン 声 - 山口太郎 ヤマトマンに似たグレイガ側のゾアノロイド。ディメンショナルエリア研究所を目指す熱斗たちの前に、砂漠の道で出現し襲撃してきた。グレイガ姿のロックマンの攻撃に倒された。 アステロイドの個体と同じく「スピニングリフレクト」や「サウザンドスピア」などを使用。獣化すると炎を纏った武者となり、武器は槍から2刀の剣となる。 ゾアノクラウドマン 声 - 志村知幸 クラウドマンに似たファルザー側のゾアノロイド。ディメンショナルエリア研究所に無数のゾアノ兵と共に現れ、トリルの捕獲を目論む。交戦中にファルザーも加勢するが、ファルザーがグレイガ姿のロックマンに手傷を負わされたことで見捨てられるように撤退され、直後にロックマンに倒された。 ダークロイドの個体と同じく「クロススパーク」などを使用。獣化することなくデリートされていった。 ゾアノカットマン 声 - 芝原チヤコ カットマンに似たファルザー側のゾアノロイド。元は50体いたが、45体はキラーマンに倒されている。 ゾアノカットマンブラザーズ 声 - 芝原チヤコ(二郎)、石村知子(三郎)、小林けい(四郎)、渡辺久美子(五郎)、的井香織(六郎) キリサキにデリートされた太郎の仇をとるため、キリサキの弱みたる覆面隊長・マサを人質にし、ロックマンvsキラーマンの同士討ちバトルに持ち込む。 しかしサーチマンが光学迷彩で人質を解放したことで形勢が逆転し、ロックマン、キラーマン、サーチマン、ロール、シャークマンにより5体同時に倒された。 カットマンブラザーズ同様に「ローリングカッター」を使用。兄弟分の攻撃を合体させることができる。 ゾアノソードマン ソードマンに似たファルザー側のゾアノロイド。グレイガ軍の勢力拡大のためゾアノカーネルに襲われる。 ゾアノケンドーマン ファルザー側のゾアノロイド。クロスフュージョンしたゆりことプライドに倒される(熱斗たちの世界のケンドーマンは未登場)。「メン」の他、「ツキ」も使用。 ゾアノメタルマン メタルマンに似たグレイガ側のゾアノロイド。ゾアノケンドーマンを倒したゆりことプライドの前に現れる。たま子の個体と同じく「メタルミサイル」などを使用。 ゾアノナパームマン ナパームマンに似たグレイガ側のゾアノロイド。クロスフュージョンした燃次とジャスミンに倒される。燃次に「ニセ燃次郎」と呼ばれた。アステロイドの個体と同じく「ファイアボム」などを使用。 ゾアノメディ メディに似たファルザー側のゾアノロイド。ゾアノナパームマンを倒された後現れ、CFナパームマンに大ダメージを与えた。メディ同様に「カプセルボム」をばら撒く。 ゾアノブリザードマン ブリザードマンに似たグレイガ側のゾアノロイド。出前に行っているデカオを追い駆け回る途中、生身のダーク・ミヤビに乱入される。
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