ヒュアキントスとは? わかりやすく解説

ヒュアキントス【Hyakinthos】

読み方:ひゅあきんとす

ギリシャ神話中の美少年アポロン愛されたが、西風の神ゼピュロスにねたまれて事故死をとげた。その流した血からヒヤシンス咲いたといわれるが、実際アイリス一種考えられている。


ヒュアキントス

名前 Hyakinthos

ヒュアキントス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/09 07:05 UTC 版)

ヒュアキントス古希: Ὑάκινθος, Hyakinthos, ラテン語: Hyacinthus, 英語: Hyacinth)は、ギリシア神話に登場する美少年である。アポローンに愛されたとされ、死後にヒヤシンスになったことで知られている。ヒアキントスヒヤキントスとも表記される。


注釈

  1. ^ 赤いスカーフは西風ゼピュロスの、背中のリラはアポローンのアトリビュートである。
  2. ^ アポロンが打った当時の硬いテニスボールが頭に当たった設定になっている。

出典

  1. ^ 中野京子 『名画の謎 中野京子と読み解く ギリシャ神話篇』文藝春秋、2011年、136頁。ISBN 978-4-16-373850-5 
  2. ^ a b c d アポロドーロス、3巻10・3。
  3. ^ a b c パウサニアス、1巻1・3。
  4. ^ a b ルキアノス『神々の対話』。
  5. ^ ヒュギーヌス、271話。
  6. ^ アポロドーロス、1巻3・2。
  7. ^ 『変身物語』10巻。
  8. ^ パウサニアス、3巻19・3。
  9. ^ 呉茂一『ギリシア神話(上)』p.159-160。
  10. ^ 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.205b。


「ヒュアキントス」の続きの解説一覧

ヒュアキントス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 00:14 UTC 版)

アポローン」の記事における「ヒュアキントス」の解説

ヒュアキントスはペラピーエロスと、歴史ムーサであるクレイオーとの間に生まれた美少年である。スパルタのアミュークライ市で生まれたという。 アポローン西風の神ゼピュロス2人がヒュアキントスの気を惹こうとしたが、彼はアポローンとばかり仲良くしていた。ある日2人仲良く円盤投げ楽しんでいた時、アポローン投げた円盤がヒュアキュントスの頭部激突少年息を引き取った。これはゼピュロス2人仲睦まじい様子を空から見て嫉妬し円盤の飛ぶ方向を風で狂わせたためであったアポローン嘆き悲しんだが、溢れ出た少年真っ赤な血の中から、赤い花咲いたこの花少年の名にちなんでヒュアキントス(ヒアシンス)と呼ばれた。 ただし、このヒュアキントスが現在ヒアシンス呼ばれる花と同じものである断定することはできないその後スパルタでは毎年初夏にヒュアキンティアという彼の死を記念した祭典が行われたという。ヒアシンス多年生球根植物である。古代ギリシア人は、初夏開花して間もなく枯れ次の年の備えをするヒアシンス習性に死と復活重ね合わせ見たであろう

※この「ヒュアキントス」の解説は、「アポローン」の解説の一部です。
「ヒュアキントス」を含む「アポローン」の記事については、「アポローン」の概要を参照ください。

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