ヒヤルの例(「モハトラ契約」)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/06 03:58 UTC 版)
「ヒヤル」の記事における「ヒヤルの例(「モハトラ契約」)」の解説
任意の品(何でも構わない。例えば、本一冊)を、A・Bの両者間で売買する契約を結ぶことによって、利子つき金融と同等の効果を持つ。(この例は最も有名なもののひとつ) ◇〈契約1〉AがBに本を120万円で売る(支払いは1年後) ☆〈契約2〉BがAに本を100万円で売る(支払いは即時) ☆〈契約2〉AがBに100万円支払う ◇〈契約1〉BがAに120万円支払う つまり、BがAから100万円借りて120万円にして返す、という契約を結ぶことはシャリーアによって禁じられているため不可能だが、このように、本(繰り返すがこれはダミー商品なので、何でも構わない)を売買する契約を二つ組み合わせることで、それと同様の結果が得られる。この任意の商品は両者の間を往復するだけで、実質的には移動しない。
※この「ヒヤルの例(「モハトラ契約」)」の解説は、「ヒヤル」の解説の一部です。
「ヒヤルの例(「モハトラ契約」)」を含む「ヒヤル」の記事については、「ヒヤル」の概要を参照ください。
- ヒヤルの例のページへのリンク