テューロー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/14 09:16 UTC 版)
テューロー(古希: Τυρώ, Tȳrō)は、ギリシア神話に登場する女性である。長母音を省略してテュロとも表記される。サルモーネウスとアルキディケーの娘。海神ポセイドーンとの間に双生児ペリアースとネーレウスを[1]、クレーテウスとの間にアイソーン、アミュターオーン、ペレースを[2]、またシーシュポスとの間に2子を生んだとされる[3][4][5]。
神話
はじめテューローはクレーテウスに養育されたが、河神エニーペウスに恋し、川に赴いては恋心を訴えた。ところがテューローに恋したポセイドーンはエニーペウスに化け、テューローを抱いた。この結果、テューローは身ごもってペリアースとネーレウスを生んだ。テューローは生まれた赤子を2人とも捨ててしまったが、2人は馬飼いに拾われて育てられた[1]。
また彼女はシーシュポスとの間に2子を生んだ。シーシュポスは父サルモーネウスと仲が悪く、サルモーネウスを殺そうと考えてテューローに近づいた。というのはテューローの生んだ子供がサルモーネウスを殺してくれると神託が告げたからであった。しかしそれを知ったテューローは子供を殺したという[3][4][5]。
サルモーネウスはシデーローを妻に娶ったが、テューローはシデーローにひどい虐待を受けた。しかし成人したペリアースとネーレウスがやって来て、シデーローを殺して母を救った[1]。
系図
脚注
参考文献
テューロー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 06:26 UTC 版)
父のアイオロスが死ぬと、シーシュポスの兄弟であるサルモーネウスが、その跡を継いでテッサリアー王となった。 シーシュポスは、このことに腹を立て、デルポイの神託所に伺いを立てた。与えられたお告げは、「おまえの姪と交わって子供をもうければ、その子供たちが恨みを晴らしてくれるだろう」というものだった。そこで、シーシュポスは、サルモーネウスの娘テューローを誘惑した。テューローは、やがてシーシュポスの行為が自分への愛情からではなく、サルモーネウスへの憎しみからであることに気づき、生まれた2人の子供を自分の手で殺した。
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