ヒヤシンスの花言葉とは? わかりやすく解説

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ヒヤシンスの花言葉

ヒヤシンスの花言葉には「スポーツ」「ゲーム」「勝負」「悲しみ超えた愛」などがある。

ヒヤシンス花言葉の由来

ヒヤシンスには「スポーツ」「勝負」「悲しみ超えた愛」などの花言葉があるが、いずれもギリシャ神話出てくるヒュアキントスの話が由来になっている

ヒュアキントス美少年であり、その美貌から太陽神アポロン西風の神ゼピュロス愛されていた。しかしヒュアキントス移り気で、浮気性ゼピュロスよりも誠実で一途なアポロン慕っていた。ヒュアキントススポーツ(特に円盤投げ)を好みアポロン競い合うこともあった。ヒュアキントスアポロン円盤投げ興じている様を見たゼピュロス嫉妬し強い風吹かせてヒュアキントス円盤投げ邪魔しようとしたが、その風によって投げられ円盤向き変わりヒュアキントスの顔に当たってしまう。

ヒュアキントスは血を流して死んでしまい、その地から紫色ヒヤシンス咲いたアポロン愛すヒュアキントスの死を悲しみ、そこからヒヤシンス悲しみ象徴するとなった花言葉の「スポーツ」「勝負」はヒュアキントス円盤投げアポロン競い合ったこと、「悲しみ超えた愛」はヒュアキントスの死を嘆くアポロン愛情深さ由来している。

ヒヤシンス花の色ごとに異な花言葉があるが、その多くヒュアキントスの話に基づいている。赤いヒヤシンスの花言葉は「嫉妬」であるが、これはヒュアキントスアポロンの仲に嫉妬するゼピュロス由来する桃色花言葉である「スポーツ」「ゲーム」はヒュアキントス円盤投げ楽しんだことに由来する

青いヒヤシンスの「不変の愛」はヒュアキントス死んで愛し続けアポロン一途な気持ち黄色の「勝負」はヒュアキントスアポロン円盤投げ競い合ったことが元になっている。

日本ヒヤシンス伝わったのは19世紀後半である。そのため、ヒヤシンス対す日本古来の(伝統的なイメージのようなものはない。

ヒヤシンスの英語の花言葉

ヒヤシンスの英語の花言葉には「sportsスポーツ)」「gamesゲーム)」「rashness(無分別)」などがある。

sports」や「games」はヒュアキントス円盤投げ楽しんでいたことに由来する「rashness」の花言葉ゼピュロス気持ち知りつつ、アポロンと遊ぶことを選んだヒュアキントス態度に基づくものだろう。

紫色ヒヤシンスには「I am sorryごめんなさい)」や「please forgive me(許してください)」のような謝罪表明する花言葉がある。これはアポロンが(医学の神でもあり、怪我をしたヒュアキントス懸命に治療したが)ヒュアキントス怪我治すことができずに死なせてしまったことを悔やんだ心情由来する、あるいは、ゼピュロス気持ち察することができなかったのを悔やんだという解釈もある。

日本語と英語では一部の色に当てはまる花言葉異なる。日本語では嫉妬花言葉を持つヒヤシンス赤色だが、英語では黄色ヒヤシンス嫉妬意味している。逆に勝負意味するヒヤシンス日本語では黄色該当するが、英語では赤いヒヤシンス当てはまっている。

ヒヤシンス色別の花言葉の解説

ヒヤシンス様々な色の花を咲かせるが、色によって花言葉異なる。紫色ヒヤシンス全般花言葉でもある「悲しみ超えた愛」だが、これは花言葉由来になったギリシャ神話において、ヒュアキントスの血から咲いたヒヤシンス紫色だったためである。他には「悲しみ」「悲哀」などの花言葉もある。赤色花言葉は「嫉妬」であり、桃色は「スポーツ」「ゲーム」「しとやかなかわいらしさ」などの花言葉がある。白色は「控えめな愛」、青色は「不変の愛」が花言葉だ。黄色は「あなたとなら幸せ」「勝負」などの花言葉がある。桃色スポーツゲーム意味しているのは、桃色淡い赤色とも解釈できる点に由来している。

赤色ゼピュロス意地悪によって命を落としたヒュアキントス流した血の色である。桃色出血する前の血の色とも解釈できることから、ゼピュロス嫉妬する原因になったアポロンとの円盤投げ競争、すなわちスポーツゲーム桃色当てはめることが可能である。白色清浄純潔象徴する色だが、一方で様々な色に染まりやすい色でもある。そこから転じて控えめな愛」「あなたのために祈る」などの意味生じた。青いヒヤシンスが「不変の愛」になるのは紫色花言葉である「悲しみ超えた愛」から派生したためである。紫色から赤系統の色を取り除いたのが青色であり、紫色より青系統の色が増した色とも言える花言葉も「悲しみ超えた変わらない愛」となり、そこから「不変の愛」に変化した

黄色花言葉が「勝負となったのは、古代ギリシャでは黄色太陽の色であり、太陽神アポロンの色でもあった。アポロンヒュアキントス円盤投げ競い合ったことから、黄色ヒヤシンスには「勝負」の花言葉使われるようになったのであるヒュアキントスアポロン、そしてゼピュロス三角関係勝負見立てたという解釈もある。英語の花言葉では黄色は「嫉妬」になるが、これは三人織りなす恋の三角関係元になっている。

ヒヤシンス本数別の花言葉の解説

ヒヤシンスには本数別の特定の花言葉存在しない花の色花言葉の意味が決まるが、複数の色のヒヤシンス花束にした場合、大抵はもっとも多い本数の色が持つ花言葉解釈するまた、異なる色を組み合わせることで花言葉無意味にする効果もある。花言葉によっては特定の色ヒヤシンス贈り物適さないが、複数の色を花束にすることで単に綺麗な色合い花束として扱うことが可能だまた、花の種類問わず本数が多いほど愛の告白適していると解釈する向きもある。本数別の花言葉では50本以上の花束はどの種類の花でも永遠の愛を誓うという意味があるため、ヒヤシンス花束使ったプロポーズ不自然な行為ではない。

ヒヤシンスの怖い花言葉

赤色ヒヤシンスには「嫉妬」という怖い意味の花言葉もある。ヒュアキントスアポロン仲良く円盤投げ興じているのを見たゼピュロスが強い嫉妬心抱いた話が由来である。赤色血の色であり、命を落としたヒュアキントス流した血の色ゼピュロス嫉妬心当てはめて嫉妬花言葉となった紫色ヒヤシンスには「悲しみ」「悲哀」などネガティブな意味の花言葉がある。ヒュアキントス死に流れた血から咲いたヒヤシンス紫色だったことが花言葉由来である。愛する者を喪う悲しみ苛まれアポロン気持ち花言葉になった。このことから、紫色ヒヤシンス墓前供える花として用いられることもある。

日本ヒヤシンス伝わったのは19世紀以降なので比較歴史浅く古来からの日本特有な花言葉存在しないまた、そのものへのネガティブなイメージ希薄だが、ギリシャ神話広まったことによってヒュアキントスの話も知られるようになり、それに伴ってヒヤシンスには悲しみの花というイメージ定着した。色によって異な花言葉知られ、「嫉妬」「悲哀」などネガティブな意味の花言葉周知された。ヒヤシンス贈り物不向きなと言われているが、これはネガティブな意味を持つ花言葉少なくないためである。由来になったギリシャ神話は悲しい結末の話が多くヒュアキントスの話も同様である。そのため、花言葉ネガティブ内容多くなった。



花言葉内容諸説あります



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